1,800円以上の注文で送料無料

魔女の1ダース の商品レビュー

4

92件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    39

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/02/20

ロシア語通訳者として活躍していた米原万里さんのエッセイ。自分の常識がいかに常識ではないか、ということを異文化コミュニケーションから語る。

Posted byブクログ

2011/07/25

「終生ヒトのオスは飼わず」を読んだ後、米原万里の本を、さらに2冊続けて読んだ。「パンツの面目 ふんどしの沽券」と、この「魔女の1ダース」。実際、「パンツ..」は、米原万里のパンツ/ふんどしに対する探究心と、題材を求める対象の広さに驚き感心した。しかし、いかんせん、私にはテーマに興...

「終生ヒトのオスは飼わず」を読んだ後、米原万里の本を、さらに2冊続けて読んだ。「パンツの面目 ふんどしの沽券」と、この「魔女の1ダース」。実際、「パンツ..」は、米原万里のパンツ/ふんどしに対する探究心と、題材を求める対象の広さに驚き感心した。しかし、いかんせん、私にはテーマに興味が持てなかったので、楽しんで読んだとは言えない。「魔女の1ダース」は、広く世界を知っていて、通訳をやっている彼女ならではの著書だと思う。私自身も海外で外国人といっしょに仕事をしているので何となく分かるのだけれども、日本で普通に暮らしていれば決して味わえないような、異なった文化や習慣や考え方というものが存在して、それは明らかに違いが分かる場合もあるのだけれども、時に説明のし難い感覚的な違和感みたいな微妙なものもある。後者は本当にどう説明すれば良いのか分からないのだけれども、この本の中で米原は、ぴったりとしたエピソードを引きながら、それを表現できているように感じる。これはなかなかすごいな、と思った次第だ。

Posted byブクログ

2010/10/02

真面目な話あり下ネタあり。全編通して笑えてかつ知的好奇心も満たせて自己啓発にもなる。 もっと早くに出会いたかったけど、出会えて良かった米原万里さん。

Posted byブクログ

2010/10/01

昨年、『オリガ~』を読んでからとても気になっていた米原万里さん。 ようやくエッセイを手に取れました。 いや~、面白かったよぅ!!何度吹き出したことか。 そして目からウロコがぽろぽろ落ちました。 さすが、同時通訳者として「ナマの言葉」に触れられてきただけあって、言葉とその背後にあ...

昨年、『オリガ~』を読んでからとても気になっていた米原万里さん。 ようやくエッセイを手に取れました。 いや~、面白かったよぅ!!何度吹き出したことか。 そして目からウロコがぽろぽろ落ちました。 さすが、同時通訳者として「ナマの言葉」に触れられてきただけあって、言葉とその背後にある文化・習慣に対するまなざしがとても厳しく温かい。 亡くなられたのが本当に残念です。 本プロで検索したところ、女性の読者が多いように感じましたが、男性とくに米原さんと同年代の方の御感想を聞いてみたい気がしました。 何冊か借りているので、しばらくは米原ワールドにハマることにします。

Posted byブクログ

2010/09/17

図書館で借りて読了。 ロシア語通訳者の筆者による言葉や文化についてのエッセイ。 読むのに時間がかかった。 というのも、無知ゆえ、自分が知らないことが多過ぎて、「こういうことがあって、それについてこう」のそもそも「こういうこと」について調べたり考えたりしながら読むと少しずつしか...

図書館で借りて読了。 ロシア語通訳者の筆者による言葉や文化についてのエッセイ。 読むのに時間がかかった。 というのも、無知ゆえ、自分が知らないことが多過ぎて、「こういうことがあって、それについてこう」のそもそも「こういうこと」について調べたり考えたりしながら読むと少しずつしか読めなかった…。 「日本の日本人」である私には色々とカルチャーショックで興味深い。海外の文化だけでなく、言葉、言語、それ自体についても。 普段気にも留めず頭から信じて行動している事柄が、他国では全く違う視点をもって受け止められるという事実。「事実」ってとこが重要だと思う。 世界は広いのだなぁ。

Posted byブクログ

2020/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館の本 内容(「BOOK」データベースより) 私たちの常識では1ダースといえば12。ところが、魔女の世界では「13」が1ダースなんだそうな。そう、この広い世界には、あなたの常識を超えた別の常識がまだまだあるんです。異文化間の橋渡し役、通訳をなりわいとする米原女史が、そんな超・常識の世界への水先案内をつとめるのがこの本です。大笑いしつつ読むうちに、言葉や文化というものの不思議さ、奥深さがよーくわかりますよ。 翻訳ものはたくさん読んでいるほうだと思うのですが、ロシア側からの視点で書かれたものはほとんど読んでいなかったんだなぁ、と今更ながらに思うエッセイ。 そうか、最初の印象ね。 チェコとスロバキア、とかチェチェンとかもうちょっと世界情勢を知りたい視点も増えました。

Posted byブクログ

2010/08/01

作者はロシア語同時通訳をやっていらした米原万里さん。 日本、東欧、中国との交流や仕事からの体験を、歴史的、民族的に分かり易く説明。ときに下ネタも混ざっていてとても読み易い。 私がもう少し歴史や戦争に詳しかったらこの本をもっと楽しめたのに、と悔しい。

Posted byブクログ

2010/06/23

ロシア語通訳第一人者による、異文化論エッセイ。 と書くと堅そうですが、毒舌系で実におもろい! 特にタイムリーに挿入されるロシア小話が最高だw しかも、笑いながら読み進めていくと、時々「ほおーっ」「そうだよな~」と目ウロコな意見に出会うのです。 例えば、 「弱みとは、その人間が弱...

ロシア語通訳第一人者による、異文化論エッセイ。 と書くと堅そうですが、毒舌系で実におもろい! 特にタイムリーに挿入されるロシア小話が最高だw しかも、笑いながら読み進めていくと、時々「ほおーっ」「そうだよな~」と目ウロコな意見に出会うのです。 例えば、 「弱みとは、その人間が弱みと思いこんだ時点から弱みとなる。」 とかね。これはスカルノ元大統領(デヴィ夫人の旦那ね)の逸話から導き出されてる警句なのですが、どんな逸話かは、読んでのお楽しみ♪ 実は、バイオリニスト・エッセイストの鶴我裕子さんが著書内でエッセイの師匠と崇めてらしたので読んでみたのです。 なるほど~崇めたくなるね~。

Posted byブクログ

2010/04/16

あたためて、あたためて、かなり時間をかけて読み終えた一作。 いや、決して面白くないからではなくて、書いてあることが興味深くて考え×考えしていたらすっごく時間がかかってしまったのです。。。 マダムの紹介でオリガ・モリソヴナ~を読んで以来、米原女史のエッセイにも手を出し、すっかり虜に...

あたためて、あたためて、かなり時間をかけて読み終えた一作。 いや、決して面白くないからではなくて、書いてあることが興味深くて考え×考えしていたらすっごく時間がかかってしまったのです。。。 マダムの紹介でオリガ・モリソヴナ~を読んで以来、米原女史のエッセイにも手を出し、すっかり虜に。帰国子女であるがゆえの着眼点なのか、読んでいるとそりゃビックリ!の色々な事象に驚きます。 実は読みながら面白い!ところに付箋を貼っていたのですが、多すぎて(爆)紹介しきれなくなりました。 これがスタンダード!だとおもっている事が、実は別の文化によれば全く違っていたりしてとても面白く勉強になります。 難しいことばかりじゃなく、さすが「シモネッタ」の異名をとる米原女史、異文化にわたる下ネタも満載(笑) 楽しみながら様々な文化を知ることができる至極の一冊です。 シ 「ガセネッタ&シモネッタ」も是非とも入手して読まなければ♪ ゆっくりじっくり、心の活力剤に。

Posted byブクログ

2010/01/06

【あらすじ】 私たちの常識では1ダースといえば12。ところが、魔女の世界では「13」が1ダースなんだそうな。そう、この広い世界には、あなたの常識を超えた別の常識がまだまだあるんです。異文化間の橋渡し役、通訳をなりわいとする米原女史が、そんな超・常識の世界への水先案内をつとめるのが...

【あらすじ】 私たちの常識では1ダースといえば12。ところが、魔女の世界では「13」が1ダースなんだそうな。そう、この広い世界には、あなたの常識を超えた別の常識がまだまだあるんです。異文化間の橋渡し役、通訳をなりわいとする米原女史が、そんな超・常識の世界への水先案内をつとめるのがこの本です。大笑いしつつ読むうちに、言葉や文化というものの不思議さ、奥深さがよーくわかりますよ。 【感想】

Posted byブクログ