NHKにようこそ! の商品レビュー
これ、昔アニメ化されてましたよね? 観たことないけど… うーん…期待はずれかなぁと言う感じです。 このストーリーのグダグダ感が苦手なのかも… あと文章の雰囲気とか全体的にあまり私の好みでは無いようです…
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ニートに必要なのはドラッグでもバイオレンスでもロマンでもドリームでもないんだ。失敗しても見捨てないでくれる人間がいれば、一歩一緒に踏み出してくれる人間がいればニートになってもまた歩き出せる。岬ちゃんは脳内彼女で山崎は脳内親友だけど、みんなが少しづつ岬ちゃんや山崎になってやること...
ニートに必要なのはドラッグでもバイオレンスでもロマンでもドリームでもないんだ。失敗しても見捨てないでくれる人間がいれば、一歩一緒に踏み出してくれる人間がいればニートになってもまた歩き出せる。岬ちゃんは脳内彼女で山崎は脳内親友だけど、みんなが少しづつ岬ちゃんや山崎になってやることができたら、そういう優しさを持てたら新しい時代が来る。私たちはみんな孤独な佐藤くんなんだから。 (宮崎大学 学部生)
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ヤダこれ。何でこんなに胸が痛むんだろう。むちゃくちゃな話です。笑えるところもあります。でも何故か泣けるんです。胸がチクチクと痛むんです。最後に少しだけ希望が見えた事、これは読者にとっても大きな希望だったと思います。
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面白かった!!の一言。 岬ちゃんと佐藤くんのやりとりがちょっとかわいかった。 結局ニホンヒキコモリキョウカイなのか?ニホンヒトジチコウカンカイなのか?
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青春小説というと、いったいどういうイメージが浮かぶだろう。汗と涙の末の勝利。ライバルとの熱い戦いと、仲間の中で起こる喧嘩、そして深まる友情。最後は夕陽に向かって河川敷を颯爽と駆け抜ける姿よろしく、どこまでも広がる若人の未来を暗示するようなモノローグ…… FUCK!そもそもそ...
青春小説というと、いったいどういうイメージが浮かぶだろう。汗と涙の末の勝利。ライバルとの熱い戦いと、仲間の中で起こる喧嘩、そして深まる友情。最後は夕陽に向かって河川敷を颯爽と駆け抜ける姿よろしく、どこまでも広がる若人の未来を暗示するようなモノローグ…… FUCK!そもそもそんな青春97%の人間は送っちゃいないのである。アホで、堕落してるのはわかっちゃいるが、居心地はたまらなく良く、どうしょうもない日常。うだうだと堂々巡りの間に、本気だしてないまま終了な人生。だが、君たちがそんなにダメなのは君のせいじゃぁない。そう、それらの全てはNHKの陰謀なのだ! てな感じで、どうしょうもない引きこもりの主人公の被害妄想から始まるこのストーリー。出てくる奴らどいつもこいつも自意識過剰なダメ人間ばかりで、まったく救いようがない。それでも、たとえ後ろ向きな自己否定を伴っていても、なんとかやらにゃいかんと必死に奮闘し力尽きていく様は、ギャグタッチで描かれていながらも非常に重いテーマ性を持つ。冒頭あげた青春小説のテンプレートは現実世界の青春を理想方向への引き延ばした姿だが、これも別方向への青春解釈とも言えよう。 ラストの余韻も、前章までの盛り上がりはどこへいったのか、淡々としていて寂しい。けれども、この作品はこれでよいのだ。名作。
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ノベルゲームの一人称のような文体だなーなんて最初はぼんやり読んでましたけど、後半の組み立て方とか展開はちょっと感動してしまった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ひきこもりなのにそれでも自分の考えた結論があって、それに伴って岬っていう庇護する対象ができたことが一番の変化なのかもしれない、主人公は危なっかしくラストの場面では実際に死を決意してたりするんでこの段階で終りになっているのかもしれないところがあるが、それでも結果的には生きているしその自分を捨てて起こした行動の中でひとりの人間(岬)を注目させる行動が出来たことはものすごい成長としているんだろう。実際に何が問題なのかと言うと「関わりあいの希薄さ」がある程度なくなってそれなりに知り合い(山崎や先輩)とのコミュニケーションが取れ始めてきたこともそうだと思う。 昔読んだことがあるんだけど今回アニメ版を見てその後もういっかい読み返したのでここに書く。したがってアニメ版との比較も。 どの位アニメに変化するには文章量を使う必要があるのかは分からないけど、恐らく2クールの話に引き伸ばされるのが意外と難しかったことがあるのかもしれない、小説のメインのパートは個人的に好きであった。まあ薬の具体的な記述をしてはいけないのかもしれないし、アニメ的エンターテイメントにするには表現を変えなきゃいけないので難しいところなんだろうな。 現代社会の暗部と言うけど、なにか暗部というよりは人がどんな行動をしているかを一部ピックアップした作品という感じがした。・・・まあそれが悪い方向という意味では同じか
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この作者は元引きこもりなんですがその体験が良く生きているなぁ、という感想。 後半の展開やセリフで無償に心がざわついたのはどこかに自分ももやもやしたものを抱えているからか。
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ああ、廃人とはこんな人のことを言うのだろうな。 と言ったような主人公。 そんな主人公と可愛らしい女の子。そして周りを取り巻く友人などなど。 その掛け合いがとても面白くて端々で笑ってしまいました。 宗教の勧誘の部分が一番ツボでした。 まさかの『ヒンドゥー教』。 外出時に読むとにやに...
ああ、廃人とはこんな人のことを言うのだろうな。 と言ったような主人公。 そんな主人公と可愛らしい女の子。そして周りを取り巻く友人などなど。 その掛け合いがとても面白くて端々で笑ってしまいました。 宗教の勧誘の部分が一番ツボでした。 まさかの『ヒンドゥー教』。 外出時に読むとにやにやしてしまうので、室内で読みたい作品です。
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NHKとは某放送局を指すのでない。それは、日本ひきこもり協会の略である。ひきこもり歴4年の最強ひきこもり青年である主人公が、自分がひきこもりで無職で大学中退である理由をNHKの陰謀であると妄想し始めたことを境に、七転八倒しながら宗教娘の女子高生、エロゲーマニアの後輩を巻き込んで加...
NHKとは某放送局を指すのでない。それは、日本ひきこもり協会の略である。ひきこもり歴4年の最強ひきこもり青年である主人公が、自分がひきこもりで無職で大学中退である理由をNHKの陰謀であると妄想し始めたことを境に、七転八倒しながら宗教娘の女子高生、エロゲーマニアの後輩を巻き込んで加速していく小気味のいいライトノベルなのである。 実際にひきこもりだったという作者、滝本竜彦の自伝的要素もあり、リズミカルな文体が主人公の悲惨な状況を軽い笑いの渦に巻き込んでくれる。
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