14歳の子を持つ親たちへ の商品レビュー
超えてはいけない一線があるのではなく、「超えてはいけない一線が私たちの内部に実在するということにしませんか。」ともう一度道徳と言うフィクションを再構築しないといけない。 私も親を殺したいと思った。でも殺したら自分の方が損だなと思って、何くそ!と戦ってきた。きっと、子供のころにそん...
超えてはいけない一線があるのではなく、「超えてはいけない一線が私たちの内部に実在するということにしませんか。」ともう一度道徳と言うフィクションを再構築しないといけない。 私も親を殺したいと思った。でも殺したら自分の方が損だなと思って、何くそ!と戦ってきた。きっと、子供のころにそんな風に考える人は少なくないのではないか。だから、少年犯罪は、特異なことだと型通りに決めつけるのはおかしい。 だから、子供達がそのような犯罪を犯さないように人を殺してはいけないという道徳を親が教えなおして子供達の心に再構築すればいい。 「ルーティン(躾)は大事」植木鉢の土と同じで練れば練るほどよい花が咲く。「親は役割」母性の幻想に惑わされず、フィクション(親)を演じればいい。 「おばさん」って女としてあがっちゃっているからではなく、前思春期の状態から思考が止まって女同士牽制し、嫉妬し、見栄張り合うから。前思春期とは、異性との恋愛の予行演習に同性同士で深い友情を築く大事な時期。 我が家のレゴくんも大好きな親友の男の子と仲が良くてちょっとママとしては理解しがたいと思っていたが、自分の前思春期も同じだったことを思い出した。成長過程で必要な時期なのだろう。 でも私は思春期を終えた、色気のある女性になりたいな。
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長男が反抗期の頃(14歳)に読みました。母親の言うことを無視しようとする「自分の子供」について、どう理解したらいいのか分からなかったからです。この本は、日本の親たちに「新しい覚悟」「新しい希望」を与えてくれます。
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言いよどむことはわるいことじゃないんだと、うまく言葉がつなげない自分に安心しつつ、 言いよどんだ人の話を聞けない自分に反省。 子供がいてもいなくても、相手が子供でも大人でも、対人関係の基本を教えてくれる。
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最近の子供たちは自分の感情を表現する語彙をほとんどもっていない、むかつくとかわいいしか言わないなど今の若者の問題を掘り下げています。 そういう子供を作るのは親だという流れ。 精神科医の名越さんは臨床の中で問題のある子供は8割がた親の問題と述べています。 子供が一番かかわるの...
最近の子供たちは自分の感情を表現する語彙をほとんどもっていない、むかつくとかわいいしか言わないなど今の若者の問題を掘り下げています。 そういう子供を作るのは親だという流れ。 精神科医の名越さんは臨床の中で問題のある子供は8割がた親の問題と述べています。 子供が一番かかわるのは親ですから確かに影響力は絶大です。 私は親が問題なのは今の社会が押しつけてくる生き方や価値観にあると思っています。 お金や競争中心の価値観の中では差は増えて、個人主義に走る傾向は止められないでしょう。 それでも社会のせいだと責任転嫁することもよくないと私は思います。 ではどうしたらよいか。 個人が自分で考える力をつけることが大切です。 そのためには本を読むことが一番ではないでしょうか。 様々な本を読むことで視点の幅が広がります。 よく言われることですが、周囲を変えるにはまず自分を変えるということです。
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子供はいろいろとシグナルを発しているのに、母親はそれをシステマチックに無視する。でもその子の中の承認可能な部分についてだけは,反応する。成績がいいとか、スポーツがうまいとか。でも、子供が弱っていたり、苦しんでいたりするシグナルには反応しない。そういうメッセージは母親の子育ての失敗...
子供はいろいろとシグナルを発しているのに、母親はそれをシステマチックに無視する。でもその子の中の承認可能な部分についてだけは,反応する。成績がいいとか、スポーツがうまいとか。でも、子供が弱っていたり、苦しんでいたりするシグナルには反応しない。そういうメッセージは母親の子育ての失敗にたいする言外の非難を含んでいるから。そういう受信したくないシグナルだけは選択的に無視する。自分が許容可能なメッセージだけは受信する。都合のわるいシグナルは自動的にただのノイズに変換されてしまって、もう人間の声としては耳に届かない。傍らにいる人間を選択的に透明にしてしまうマナーを子供たちは自分たちを平気で透明にしてしまった親から学習しているのではないでしょうか 今の母親達は、あえて可聴音域を狭くして、聞き取れる範囲を絞り込んで、その中で整合的なメッセージだけを聴き取ろうとする傾向がすごく強いと思うんです。 親がどう思っていようとも、子供が親の思う通りに育つことなんてまずないです。
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内田樹と名越康文(精神科医)との対談本。タイトルから分かるように、この本は子を持つ親向けの本。いろいろなところから親子の関係、社会の変化などを語り合っていた。親子の関係については、親が子どもをコントロールしようと思っても駄目で、きっかけや道しるべを示して、後は自然にまかせるしかな...
内田樹と名越康文(精神科医)との対談本。タイトルから分かるように、この本は子を持つ親向けの本。いろいろなところから親子の関係、社会の変化などを語り合っていた。親子の関係については、親が子どもをコントロールしようと思っても駄目で、きっかけや道しるべを示して、後は自然にまかせるしかないのだなと思った。内田樹の白黒つかないけれど説得力のある意見がよいなと思う。
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14歳の子供なんていないけど内田先生が好きだから買ってしまった。「子供たちの暴走」を前に子育てに自信を持てなくなってしまった親を読者として想定しているようではあるが、実際子供のいない自分でも読めた。言ってることもわかる。でも、やっぱり親になってみないと拾えない「発見」がいっぱい転...
14歳の子供なんていないけど内田先生が好きだから買ってしまった。「子供たちの暴走」を前に子育てに自信を持てなくなってしまった親を読者として想定しているようではあるが、実際子供のいない自分でも読めた。言ってることもわかる。でも、やっぱり親になってみないと拾えない「発見」がいっぱい転がっているんだろうな…とも読んでいて思った。「知性は情緒に現れる」これだけは覚えておこう。
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「敬意」というのは子どもの成長過程において必要な要素という話が一番、納得出来ました。内田作品で一番、面白かったかも。
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明瞭な意思表明よりも口ごもるシャイネス。 言葉にならないことを恥じ入ることは美徳。 敬意をもって接することでしか、敬意は与えられない。 時間に限界があると知った時、人は善を為す。 常に感情が行為に先行するわけじゃない。行為が感情を形成してゆくことがある。
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