14歳の子を持つ親たちへ の商品レビュー
子が14歳になるのはまだまだ先だけど、って思ってるうちにすぐそのときはやってきそうだし、14歳ってタイトルにはなってるけど、さすがの本著者だけあって、子供を持つ親が普遍的に考えるべき内容が終始展開されている。思春期になって子供への対応に困惑する、ではなくて、そこに至る過程について...
子が14歳になるのはまだまだ先だけど、って思ってるうちにすぐそのときはやってきそうだし、14歳ってタイトルにはなってるけど、さすがの本著者だけあって、子供を持つ親が普遍的に考えるべき内容が終始展開されている。思春期になって子供への対応に困惑する、ではなくて、そこに至る過程についても様々な示唆が散りばめられている。事あるごとに紐解きたい内容でした。
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教育システムや家族システムが自明の前提として採用している「子ども」の概念そのものの改鋳という仕事こそが喫緊の思想的課題ではないのか。 違いや変化を感じられるのも、身体感覚からかも。自分にはないです。。
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結局親よ、しっかりしなさい、ということになるのだろうか。 内田氏と名越氏による対談本ということもあり、話しはテンポよく進んでいく。タイトルがなぜ14歳としているのか?については内容をはっきり覚えていないので、なんともいえないが、これから子どもが中学生・高校生となる親はよんでおいて...
結局親よ、しっかりしなさい、ということになるのだろうか。 内田氏と名越氏による対談本ということもあり、話しはテンポよく進んでいく。タイトルがなぜ14歳としているのか?については内容をはっきり覚えていないので、なんともいえないが、これから子どもが中学生・高校生となる親はよんでおいて損はないと思う。
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確かにこの本を読むと子どもを持つのが怖いという気持ちを理解できてしまう。でも、子どもを持つのなら知っていなければいけないことが書いてあるので、世の中の大人に読んで欲しい。子どもは訳わからない、だから、怖い。といって避けていたら、子どもには親はいないものとされる。そんな訳わからない子どももやはり身近な大人を見て育っていくわけで、子どもの世界がわからないことを楽しめなくては子育てはできないだろう。 二人の言葉に目を見開かされるような思いがして、感動しました。図書館で借りて読み始めましたが、これは身近に置いておきたい本だと感じ買いに行きました。考え方が偏っていると感じる部分もあったけど、それも含めてこの本の個性が出ていると思う。
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内田、名越の両氏による対談。 内田先生はいつもと同じようなことを言っている(同じ話なのに、何度よんでも面白いのはなぜだろうか)。 年も上ということがあってやっぱり内田氏がイニシアティブをとっている。しかし名越氏の切り口も興味深いものがあって、この人の著書も読んでみたいものだと...
内田、名越の両氏による対談。 内田先生はいつもと同じようなことを言っている(同じ話なのに、何度よんでも面白いのはなぜだろうか)。 年も上ということがあってやっぱり内田氏がイニシアティブをとっている。しかし名越氏の切り口も興味深いものがあって、この人の著書も読んでみたいものだと思った。 たくさん面白い話が出たが、最後の部分で感心した箇所を上げておく。 「親子関係も、テンポラリーなものじゃないですか。親と子が関わる時期ってほんとに短いです。僕、自分の子どもは「十八になったら家を出る」って決めて育ててましたから。テンポラリーな関係だと思ってると、「取り返しがつかない」でしょう。十八になったら出て行っちゃうわけだから、その後で「ごめんね」っていうわけにいかないから、いっしょにいる間には失敗しないように気をつけてました。家族関係が人を傷つけるのは、「後で何とかなる」と思ってるからでしょう。」
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いくつかのキーワードは、染み込んできた、と思う。 たとえば、大人に敬意が払われた体験が大事。 ルーチンなことが大事。など。 しかし、総じて、新しい視点はなく、中年男性の愚痴、のような本、に思えた。 また、フェミニズム言説の理解など、浅さを露呈している。 「母性はフィクション...
いくつかのキーワードは、染み込んできた、と思う。 たとえば、大人に敬意が払われた体験が大事。 ルーチンなことが大事。など。 しかし、総じて、新しい視点はなく、中年男性の愚痴、のような本、に思えた。 また、フェミニズム言説の理解など、浅さを露呈している。 「母性はフィクションだからダメだ」と、フェミニズムが言っている、と・・・ 内田せんせい好きなんですが。。
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言葉に詰まる子に対して、いくら言葉に詰まっても構わない、先生はまっててあげるから大丈夫だよ、と告げることの方がずっと優先順位の高い教育課題じゃないですか。人前で語ると、どうしても恥ずかしくて言葉がつまっちゃうという子供に、「シャイネスというのは美徳なんだよ」って言ってあげること、あるいは、中途半端な言い方をしてしまって、「こんな言葉づかいじゃ、僕の気持ちが伝えられない」と、すぐに前言撤回しちゃうので、話がグルグル回るばかりで、さっぱり結論に至らないというような、そういう子どもに対しては、そういうときこそコミュニケーション能力が飛躍的に成長する決定的なプロセスを通過しつつあるんだということを、忍耐強く看て取ってあげないといけないと思うんです。
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タイトル、なんでこうしたんだろう。子どもたちのことと言うより、社会のムード的な話が中心になってるから。日頃、思ってること・気になってることを言葉にしてくれたって感じの内容も多かった。 「コミュニケーション力」 言いたいことを一方的に発信するのがコミュニケーションじゃない。むしろ受信力が弱まってないか、と。察する力。非言語的なものも含めて、全体から感じ取る力はどこへ? 「要するに」「結局」と一言でまとめちゃう限定的な理解の横行。これをされると、話しているほうは本当に無力感に襲われる。 「外界を遮断」 自分に関係ないものは、見えない、聞こえない、意味がない。こうしなきゃやってられないようながしゃがしゃした社会ではあるけれど、でも。 人とのかかわり、社会とのつながり、そういうのが根本的に違ってきてるんだねぇ。
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タイトルを見る限り育児書の類を想像しますが、内容はむしろ親に対する他者とのコミュニケーション、立ち居振る舞い、暮らし方の提言。子供を育てる前に、まず自分の姿勢を考えさせる1冊。
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子育てについてのhow to本ではありません。 多くの子供たちに関わってきた著者たちの言葉に教えられることが、今まで正しいと思い込んでいた事が、実はそうとも言えなかったようだということにも気づかされた。 「14歳の」とありますが、子どもの年齢に関わらず、とても参考になる一冊。
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