第1感 の商品レビュー
最初の2秒の判断が正しい例と、正しくない例と、経験を積むと最初の2秒で正しい判断が出来る例と、経験を積んでも正しい判断が出来ない例と、まあどっちも出てきて、 タイトルの「第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい」は、 第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい(ことも結...
最初の2秒の判断が正しい例と、正しくない例と、経験を積むと最初の2秒で正しい判断が出来る例と、経験を積んでも正しい判断が出来ない例と、まあどっちも出てきて、 タイトルの「第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい」は、 第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい(ことも結構ある) くらいがよいのではという印象でした。 まあ、頼りすぎるのも良くないよね、っていう反論封じなのかも知れません。
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人はちょっとの情報で本質に近いことを把握する能力がある。それが第一印象であり、理由は分からないが、感じるものがあるということ。そして、それが正解であることも多い。 ただ、消費者調査となると、第一印象だけでは評価できないのに第一印象だけで評価しようとしたり、斬新で違和感を感じている...
人はちょっとの情報で本質に近いことを把握する能力がある。それが第一印象であり、理由は分からないが、感じるものがあるということ。そして、それが正解であることも多い。 ただ、消費者調査となると、第一印象だけでは評価できないのに第一印象だけで評価しようとしたり、斬新で違和感を感じていることを拒否反応と捉えたりと、エラーが起こり得る。もっとも、違和感が最初だけの場合もあれば、それがずっと続く場合もある。 第一印象の重要性と、その理解の仕方の難しさが述べられており、ニューコークの事例などは興味深い。私自身、このタイトルに魅かれて、第一印象で買ってしまったのだが、この第一印象は正しかった。
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まさに、日頃感じていることが書かれている。人間は、論理的に認識できることのみで日々行動しているわけではない。なんとなく、ということが色々なことを決定する上で大きなウェイトを占めていることを感じているが、まさしく、それを説明してくれていていて、大変面白かった。
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瞬間的な認知の力を論じた本。良くも悪くもそれがいかに人を深く捉えているか。最終章が圧巻。タイトルからして胡散臭くて、人に勧めて貰わなかったら、自分で手に取ることはなかっただろう。やっぱり出会いは大切だ。
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日常の「なんとなく」やパッと浮かんだひらめきによって、果たしてどれくらい正しく的確な判断が下せるのか。 人間の持つ、いわゆる「直感」について述べている本です。 最初に「なんとなく」正しい感じた方が、結局は正しかったということ。誰もが経験のあることだと思います。これは、少ない情報...
日常の「なんとなく」やパッと浮かんだひらめきによって、果たしてどれくらい正しく的確な判断が下せるのか。 人間の持つ、いわゆる「直感」について述べている本です。 最初に「なんとなく」正しい感じた方が、結局は正しかったということ。誰もが経験のあることだと思います。これは、少ない情報の中から瞬間的かつ無意識のうちに認識する能力「=輪切り」だとされています。 これとは逆に、情報が多すぎることで判断ができずに失敗した事例も本書では紹介されています。 自分の「なんとなく」を信じて判断を下すことができますか? 興味深いテーマの一冊でした。再読したいです。
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おしゃれ雑誌に紹介されていた。 直感を信じてみようじゃないかという提案と検証。 美術品、市場調査、痛ましい事件など、いろんな例が提示され、 細かに研究、検証されており非常に興味深く読めた。 特にAU(アクションユニット)。顔の筋肉を動かさずに読めない。 直感を信じよう、だけど...
おしゃれ雑誌に紹介されていた。 直感を信じてみようじゃないかという提案と検証。 美術品、市場調査、痛ましい事件など、いろんな例が提示され、 細かに研究、検証されており非常に興味深く読めた。 特にAU(アクションユニット)。顔の筋肉を動かさずに読めない。 直感を信じよう、だけど間違っちゃいけないよ。 感覚を研ぎ澄ましておくことが大事だよ。
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理由は分からないけど、「なんとな~く」そう感じる感覚、それも、数分悩んだ挙句ではなく、最初に思った直感。だいたい合ってることが多いあの感じ。その感覚に挑んだ一冊です。 特に面白かったケースは、ジャムの試食コーナーの話でした。 以下引用。 「カリフォルニア州メンロ・パークにあ...
理由は分からないけど、「なんとな~く」そう感じる感覚、それも、数分悩んだ挙句ではなく、最初に思った直感。だいたい合ってることが多いあの感じ。その感覚に挑んだ一冊です。 特に面白かったケースは、ジャムの試食コーナーの話でした。 以下引用。 「カリフォルニア州メンロ・パークにある高級食料品店に、珍しいジャムをいろいろと試食できるコーナーを設けた。そこに置くジャムは六種類にしたり、二四種類にしたりした。選択肢の数がジャムの売れいきを左右するかどうか調べようというわけだ。」 中略。 「選択肢が六種類のときにはコーナに立ち寄った客の三〇%がジャムを買った。一方、種類が多いときにジャムを買った客は三%だった。」 一見、選択肢が多い方が、商品を買う確率が多そうにみうけられそうだが、購入の決断は瞬間的に判断するため、選択肢が多いと処理能力を超えてしまうそうだ。 確かに・・・ ものすごい高機能の製品のカタログって、メーカーの人の思い入れが強いのか、やったら、機能のリストが長すぎて、なんだかカタログ読んだだけでおなかいっぱいなってしまう感じが多い気がします。プレゼンテーションもそうだけど、訴求できるポイントは3つ!!1つでも、4つでもない、3つ。これ以上は処理能力を超えるのかな?? 面接で人を採用するときもそうですが、だいたい決まるときは、部屋に入った段階で、面接官が、この人いいかもと思っているケースが多いと感じます。 シンプルに考えて、ズバッとアプローチする。企画を思いつくときはだいたいこんな感じが多いです、私。リサーチデータは、後付が多かったりします。「えっと、こう思っているのは、私だけではないので」的な言い訳です・・データから捻出したような製品って、やっぱり買いたくないですもんね!!
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人間の直観力について実証的に検証した内容。 パッと見た時に人がどれほど多くの情報を処理しているか。 それは時に非常に大切な武器であり、時に危険な間違いにもつながる。 論理的思考や体験に基づく思い込みが直観を曇らせることもあるが、押さえるべきポイントを押さえていると凄く使える。 ...
人間の直観力について実証的に検証した内容。 パッと見た時に人がどれほど多くの情報を処理しているか。 それは時に非常に大切な武器であり、時に危険な間違いにもつながる。 論理的思考や体験に基づく思い込みが直観を曇らせることもあるが、押さえるべきポイントを押さえていると凄く使える。 読んだ後で頭の中で整理しなおさないといけない感じは残るが、示唆に富んで、何より面白い本だった。
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ある問題に直面した時、一瞬で「それは正しい」とか、「何か間違っている」といったような直感が働いたというような経験は、おそらく誰でも経験があるのではないかと思います。 そう言った直感という一見理屈を超えたこの感覚に対して、様々な実験を駆使して、どうしてそれが正しいのかということを...
ある問題に直面した時、一瞬で「それは正しい」とか、「何か間違っている」といったような直感が働いたというような経験は、おそらく誰でも経験があるのではないかと思います。 そう言った直感という一見理屈を超えたこの感覚に対して、様々な実験を駆使して、どうしてそれが正しいのかということを理論的に説いています。 本書の中では、様々な実験によって意外な事実が明らかにされているのですが、その中でも興味深かったのが次の2点でした。 1.潜在意識(無意識)への情報の刷り込みが、如何に人の判断に大きな影響を与えるのかということ。 2.味覚に対する判断は、直感的に正しい判断ができた場合でも、「まずそれを言葉に置き換えなければならない」というプロセスが介在した場合には、往々にして間違った判断に至ってしまうということ。 最後に、直感を働かせるためには、その問題に対する十分な経験(と訓練)が必要だというところは、なるほどと思いました。
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「天才!」「ティッピング・ポイント」に続いて、マルコム・グラッドウェルを読みました。 これまた面白い。 原題は「blink」副題「The power of Thinking Withiout Thinking」。 ひらめき、直感といったものについて、数多くの事例や研究結果を網...
「天才!」「ティッピング・ポイント」に続いて、マルコム・グラッドウェルを読みました。 これまた面白い。 原題は「blink」副題「The power of Thinking Withiout Thinking」。 ひらめき、直感といったものについて、数多くの事例や研究結果を網羅して調査した本。 しかし、日本語の副題「『最初の2秒』の『なんとなく』が正しい」というのは、ちょっと不適切ですね。(著者は許したのかな??) この副題は、第1章の部分しか示していない。 まず、直感的に精巧な美術品を見分けられる人々の話から始まるが、 一般人が感覚的にしかわからないところを、きちんと説明できるプロの話。 そして、一般人が直感を間違う話などがでてくる。 マーケティング的には、最後の方が示唆があるかも。 例えば、マーケティング事例として有名なペプシの対コーラ比較広告と、ニューヨークの失敗の話。 一般的に一口目では、甘い方をおいしいと感じる傾向があるらしい。 しかし、一缶飲むと、甘くすると最後には甘ったるく感じてしまう。 そこで、試飲(一口しか飲まない)では、より甘いペプシ、ニューヨークが好まれるが、家で飲むと好き嫌いが変わってしまう。 これだけなら、まだしも、パッケージを変えただけで、味が変わってしまう(と感じる)という。 あと、個人的に引っかかったのは、顔の表情を読むことができる専門家がいる話。 近頃みている「ライ・トゥー・ミー」といういうDVDの主人公は、顔の表情から嘘を見抜く専門家。この人は実在し、実際に映像から嘘をついたどうかを判断できるという。 ◆めも ・特に、その道のプロではない場合、第一印象と、その後で判断が変わってしまう場合がある。 ・判断には、パッケージや、固定観念などが、無意志的に働く。 ・プライミング ・ティッピング・ポイントでは、「感情は伝染する」というのがあったが、ある感情を表情に出すと、実際のその感情を感じることがある。 感情→表情だけでなく、表情→感情もある。 ・判断するための情報が多いほうが逆に判断を誤る ・直感の利点と怖さ
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