第1感 の商品レビュー
あれやこれやと悩んだ末に下した判断が間違えていた、という経験は不思議。直感(第一感)を科学したものからそれを鍛える方法を提示してあるそうな。あなたは勘が当たるほう?
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ト、2010.10.19- テッピングポイントの著者作 多くの経験と質がなければ、第1感もきかない。 そのための準備をしろ!
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勝間和代氏がUstでマルコム・グラッドウェルについて紹介していてなんだかよくわからないけど読んでみようと思った。 物事に直面した時に最初の2秒で正しい洞察を得ることがある、得る人がいる、と言った内容。 人の潜在能力的なところを取り上げているのかと思いきや、第一印象で騙されてしまっ...
勝間和代氏がUstでマルコム・グラッドウェルについて紹介していてなんだかよくわからないけど読んでみようと思った。 物事に直面した時に最初の2秒で正しい洞察を得ることがある、得る人がいる、と言った内容。 人の潜在能力的なところを取り上げているのかと思いきや、第一印象で騙されてしまった米国大統領の話とかあって一筋縄では行かない。 どうやら、この本を読むと2秒ですべてを洞察できるようになる、という話では内容だ。 人の表情、筋肉の動き等を定量的に読み取るマインドリーディングの話が興味深かった。
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「輪切り」は様々な状況や行動パターンを、ごく断片的な観察から読み取って瞬間的かつ無意識のうちに認識する能力。 夫婦の関係を輪切りにする要領:4つの感情に注目。防衛、はぐらかし、批判、軽蔑。中でも軽蔑が最も重要。 しかし、こうした瞬間的な認知が私たちを欺く場合もある。 人種や...
「輪切り」は様々な状況や行動パターンを、ごく断片的な観察から読み取って瞬間的かつ無意識のうちに認識する能力。 夫婦の関係を輪切りにする要領:4つの感情に注目。防衛、はぐらかし、批判、軽蔑。中でも軽蔑が最も重要。 しかし、こうした瞬間的な認知が私たちを欺く場合もある。 人種や性別といった事柄に対する人の態度には二段階ある。 1.意識的な態度、自分で選んだ信念: 2.無意識な態度:自動的に生じる瞬間的の連想 トップセールスマンの話 客の求めているものや心理状態については瞬時に判断をくだすけれど、客を見た目で判断することは絶対にしない。 重圧にさらされた動きの早い状況で、瞬時の認知によっていかに正しい判断を下させるかどうかは、訓練とルールとリハーサルで決まる。即興芝居を可能にしているルールのうち、特に重要なのは「同意」だ。物語やユーモアを創作する場合、登場人物がその場で起きたことをすべて受け入れると、やりやすくなる。 軍司令官の言葉 「指示は出すが諸君の行動を支配はしない」 「全体的な指示や作戦の目的は私を含む指揮官が伝えるが、戦場に出た部隊は上からの細かい指示を当てにするな。(…)具体的に何をしろとは言ってない。ただ目的を示しただけだ」 「言語による書き換え」 初対面の人の顔。面通しで当てられる。しかし、その人の特徴を書き留めた後に面通しすると、顔を言い当てられない。顔の説明をすると、見分ける能力が弱まる。人の顔に関する限り、言葉で説明するより視覚的に認識するほうが得意。 余計な情報は必ずしも有利に働かない。複雑な現象の下に隠されているサインを見つけるには、少しのことが分かれば良い。(…)実は余計な情報はただ無用なだけでなく、有害でもある。問題をややこしくするからだ。 必要以上に情報を集め検討したのは自信を持つため。 正しく判断するには熟考と直感的な思考のバランスが必要。 優れた判断には情報の節約。 正しい判断には情報の編集。 選択しが多すぎると、無意識の処理能力を超えて、麻痺してしまう。 「感覚移転」 製品のパッケージに対して抱いた感覚や印象を、製品そのものに転移させる。マーガリンを白色からバターの黄色に変えてみたら売り上げを伸ばした。 「アルミ箔はあったほうがいいか?」などと聞いてはいけない。決まって「わからない」とか「アルミ箔なんてどうでもいい」と答える。どっちが美味しいかだけ聞く。間接的に尋ねると、本当の動機が見えてくる。 試食のプロは、例えば滑らかさを16段階で評価したりして、尺度を長年使っているので、無意識の中に埋め込まれている。 無意識の感想は閉じた部屋から出てくる。部屋の中は覗けない。でも経験を重ねれば、瞬時の判断と第一印象の裏にあるものを解釈し、意味を読み取れるように行動し、自分を訓練できるようになる。 トライアングルテスト:グラスを3つ用意。そのうち2つに同じ飲み物を注ぐ。3つのうちどれがほかの2つと違うか当てる。
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冒頭で提示された「輪切り」という考え方にはものすごく腹落ち。興味深い事例ばかりだが、後半は(根本ではつながっているのだが)やや主題から離れて間延びした感があり残念。 ::::::::::::::::::::::::::::::::: 【読書メモ】 ●どうやら私たちの脳は、まっ...
冒頭で提示された「輪切り」という考え方にはものすごく腹落ち。興味深い事例ばかりだが、後半は(根本ではつながっているのだが)やや主題から離れて間延びした感があり残念。 ::::::::::::::::::::::::::::::::: 【読書メモ】 ●どうやら私たちの脳は、まったく異なる二つの働き方をするらしい。まずは意識的な働き方。経験に学び、情報をたっぷり蓄積し、整理してから答えを出す。論理的で、確実なやり方だ。しかし結論が出るまでに時間がかかる。もうひとつのやり方は、たいして時間がかからない。・・・一発でわかる情報だけを使って瞬時に判断を下した。そうした思考法を、認知心理学者のゲルト・ギーゲレンツァーは「素早く無駄のない」思考法と呼ぶ。 ●このように一気に結論に達する脳の動きを「適応性無意識」と呼ぶ。 ●「輪切り」は、さまざまな状況や行動のパターンを、ごく断片的な観察から読み取って瞬間的かつ無意識のうちに認識する能力のこと。 ●「二人の人間の関係というものは二つのうちどちらかに分類できる」とゴットマンは言う。「一つは好意的な感情が優った関係で、好意的な感情が怒りの感情より強く、それが緩衝材のように作用する。夫が不愉快なことをしても、妻は『夫はちょっと機嫌が悪かっただけなの』と言う。もう一つは敵対的な感情が優った関係で、配偶者の特に悪気ない言葉にさえ悪意を感じてしまう。」 ●ゴロムの成功にはこれ以外にもっと重要な理由がある。もうひとつ、とても簡単なルールに従っているのだ。客の求めているものや心理状態についてはいくつも瞬時に判断を下すけれど、客を見た目で判断することは絶対にしない。店を訪ねてくる客はみな同じように車を買ってくれる可能性があるとみなす。 ●バン・ライパーは部下に「指示は出すが諸君の行動は支配しない」と伝えていた。「つまり、全体的な指示や作戦の目的は私を含む指揮官が伝えるが、戦場に出た部隊は上からの細かい指示を当てにするな、ということだ。前線の部隊は自らの責任で、頭を使って前に進まなければならない。」 ●情報過多が判断の邪魔をする。・・・実は余計な情報はただ無用なだけでなく、有害でもある。問題をややこしくするからだ。 ●ここには大切な教訓が二つあるように思う。まず、正しく判断するには熟考と直感的な思考のバランスが必要だ。二つ目は、優れた判断には情報の節約が欠かせないということだ。 ●チェス盤を見てみろ。敵の動きはすべてわかる。でも勝てる保証はあるか?そんなものはない。敵の考えまではわからんのだ。司令官がすべてを知ろうとすればするほど、その考えにとらわれて身動きできなくなる。だが、すべてわかることなどありえない。 ●消費者がスーパーやデパートで買う製品を評価するとき、製品のパッケージに対して抱いた感覚や印象を、知らずしらず製品そのものに転移させるとチェスキンは確信した。要するに、無意識のレベルではほとんどの人がパッケージと製品を区別しないと考えた。消費者にとって、製品のパッケージと中身は一体なのだ。 ●食べ物を口に入れて一瞬でおいしいかまずいか判断するとき、人は味蕾と唾液腺で感じた味だけに反応するのではない。目や記憶や想像力から得た感覚にも反応する。だから、メーカーがそのうち一部にしか配慮せず、ほかを無視するのは愚かなことだ。 ●革新的製品は市場調査になじまない。よくない製品となじみがないだけの製品の違いをとらえられない場合が多いからだ。 ●プロの第一印象は「違う」のだ。普通の人と好みが違うという意味ではない。そういうこともあるにはあるが、何かに秀でると、好みは難解で複雑になる。そして自分の好みについて的確な説明をできるのはプロだけなのである。 ●私たちはあるものをなぜ好きなのか、あるいは嫌いなのかについてもっともらしい理由をを思いつき、本当の好みをその理由に合わせてしまう傾向がある。 ●興奮すると相手の心が読めなくなる。心拍数が175で認知プロセスが完全におかしくなり始める。前脳が停止し、中脳、すなわち犬にもある脳の部分が前脳の働きを乗っ取ってしまう。腹を立てたり、脅えている人と議論しようとしたことは無いだろうか?無理だ。犬と議論するようなものだ。 ●人は時間がないと先入観に引きづられる。自分の感覚という現実の証拠に頼るのをやめて、融通のきかないシステム、すなわちステレオタイプに頼る。
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感想は こちら → http://mdef.blog29.fc2.com/blog-entry-58.html
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原題"Blink . The Power of Thinking Without Thinking"
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「ギリシャ彫刻」 「夫婦の会話のビデオ」 「訴えられる医者と訴えられない医者」 「ダブルフォールトを見抜くテニスコーチ」 「「見た目の罠」 「トップセールスマンは第1印象で客を区別しない」…後で親を連れてくる若者 「プロが認めたのに成功しないミュージシャン」 「興奮すると相手の心...
「ギリシャ彫刻」 「夫婦の会話のビデオ」 「訴えられる医者と訴えられない医者」 「ダブルフォールトを見抜くテニスコーチ」 「「見た目の罠」 「トップセールスマンは第1印象で客を区別しない」…後で親を連れてくる若者 「プロが認めたのに成功しないミュージシャン」 「興奮すると相手の心が読めなくなる」 たしかに「第1感」が正しいことはあるが、そのためには見極める対象に時間をかけて分析をした経験がないといけない。 自分が情熱を時間をかけて経験を積んだ事象については「第1感」を信じてもいい。 ただしそうでないものは慎重に第1感を疑いながら把握するのがいい。 ストレスがかかった状況だと間違いやすいので、経験を積み対応策を複数用意できる状況に持っていく。 顔は無意識に自分の意思では制御できない表情を作る。 心を読もうとすることが重要。 印象の与え方で有利にも不利にも扱われることがある。相手に不満を与えないような接し方をすることによって自分にも有利になる。
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何故直感(第一感)が正しいのかが理論的に事例を挙げて説明されていて、納得させられます。人間は特定の情報の方が物事を輪切りにして、事実が明らかになり易い。
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相変わらずの切れ味で、この人の本に外れはありません。 一瞬で物事の本質を掴みとる能力を"bkink"(ピンとくること)として紹介し、そのメカニズムを考察しています。
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