ISOLA の商品レビュー

貴志祐介(著者)

2012/08/21

自動車事故で両親を失い、養育先の叔父に性的虐待を受け、その傷に耐えるために多重人格になってしまった女子高校生。
彼女が１つの人格に統合するまでのお話かと思っていたら…。
大きくヒロインになれるべき女性が３人もいて、なんだか最後は「はい？」って感じで終わってしまいました。
雰囲気は良かったのに、ハッキリ言って中途半端。
読み応えがある本だと思ってたので、かなりがっかりしたよ。

2012/07/16

期待しすぎました。
ホラーって触れ込みだったので、怖いのかと、すっごい暑い日に読んでみた。
あんまり怖くないしー。なんかいまいちでした。

2020/08/27

病院の待ち時間があまりに長くて薄暗い待合室で読了した。面白かった。
終わり方も好き。
主人公が安全な位置なのがちょっと残念、もうちょっと怖さがあったらもっとよかった。

2012/03/11

阪神大震災後の話。

感情を読むことができる主人公が
震災ケアのボランティアで被災者の女子高生千尋と出会う。
会話中次々変わる心の声に多重人格を疑い、
千尋の母校のカウンセラーの協力を得て
彼女の治療に協力することになるが…という作品。

映画の方は見ていないが
リアルとファンタジー（後半は特にファンタジック展開）が
うまいこと融合しているのと、まあそこまでホラーでもないので
そういうのが好きな方にオススメ。

2012/02/02

相手の感情を読み取る特殊な能力(エンパス)を持つ由香里。
阪神大震災のサポートボランティアをしていた時に多重人格の少女、森谷千尋と出会う。
どうにか、彼女を救いたいとスクールカウンセラーの浩子と共に統合させようと挑むのだが…。
これまで千尋を虐げてきた人たちが次々と謎の死を遂げて行く。

(ネタバレ)
磯良を除く全員の人格の性格が名前の漢字に表されているところが面白い。
雨月物語に絡められているのも好きでした。だから、ISOLAの本当の意味を知った時にはちょっと拍子抜け。
ISOLAの人格も、全てを思い出して弥生となってからは、ものすごく嫉妬深くていやらしい性格なのは伝わってきたけれど、哀しさとか憎しみとかもっと深い心理描写があってもいいと思うんだけど…。
でも、薬も使ってたし、ISOLAとなってからはもはや人間ではなかったからしょうがないのかな…。
真部の犠牲で何とか事は治まったかに見えたのに、ISOLAの人格が全ての人格に侵食しているなんて…後味悪い。

2011/10/18

主人公の美人設定がどうにも受け入れられなった。
まぁそういう話でもあるんだけど。
あと主人公の年齢が若すぎるのもどうかな、と。

2011/10/18

多重人格障害の少女とエンパス（感情の波動を感じる能力を持った人）の戦い？？。終わり方がちょっと怖かったけど「黒い家」の方が面白い。

2011/06/06

執念とは恐ろしい・・・。彼、一緒に死んじゃわなくてもよかったのに
ラスト　不気味な終わり方。こわい。。

ISOLA=　･････････････････････････・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アイソレーションタンク　そうだったのか！

2011/05/28

心理学や人の思考についての題材としては悪くなく前半はテンポよく進んでいくので、なるほどなるほどと先が気になる展開であった。
しかしながら、どこからか話の展開が突然悪くなった気のする後半部分はだらけてしまった感があり、終盤にかけては惰性で読みきらないと辛かったのが残念。

2011/05/25

ホラー。多重人格、幽体離脱、エンパス（テレパス）などが盛り込まれている。
　二十歳の主人公、エンパス能力者が風俗嬢で処女、その上美女という無理な設定は、多重人格の少女が性的虐待を受けていたという設定と対をなさせるためなのだろうが、無茶だなあと思った。

　イソラという狂気的でゆがんだ人格はその少女が生んだものではない。
　実は幽体離脱中に体を失った女の霊魂で、人を殺すこともできる邪悪なもの。
　それが去ったあと、少女の中には憎悪の因子はしっかりと根を張り、後味が悪い。