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無人島に生きる十六人 の商品レビュー

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181件のお客様レビュー

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2009/10/07

無人島に漂着した船乗りの話.1948年に刊行された本だが,内容 に古さを感じない.実話を記した冒険譚で,読了後にさわやかな 印象が残る. 2008.08.08(Fri)読了

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2009/10/04

無人島に漂着した16人のおっさんの物語。実話みたいです。 事実はまさに小説より奇なり、面白いです。 ただ、原作自体が戦後すぐに書かれたものなので文体が少し馴染みにくいかもです。

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2009/10/04

十五少年〜を読んだ後に本屋で見かけて読みました。 が、十五少年〜はあくまでフィクション。 こちらの本はノンフィクションなので、直後に読むと急に現実に戻されたような感覚になりました。 (現実なので、当たり前です。) 15人の少年たちの話に心躍らせた後だと、16人の屈強な男たちの無人...

十五少年〜を読んだ後に本屋で見かけて読みました。 が、十五少年〜はあくまでフィクション。 こちらの本はノンフィクションなので、直後に読むと急に現実に戻されたような感覚になりました。 (現実なので、当たり前です。) 15人の少年たちの話に心躍らせた後だと、16人の屈強な男たちの無人島生活は力強すぎました・・・。 内容自体が悪いわけではなく、単に読む順番の問題です。

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2009/10/04

若干のサバイバル知識が身につきました+☆. ちゃんと、規則正しく起きて、寝て、自炊もして、 自然の美しさとありがたみを感じようと思いました。 まさに夏休みに読みたい一冊といったところです。

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2009/10/04

もう「凄い」しか言えなかった。無人島に漂流しちゃってもばっちり協力して生きてる16人とあざらしに拍手!

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2009/10/04

友人から貰った引き取った本の中にあった一冊。大嵐で船が難破し、無人島に流れ着いた十六人の日本男児の冒険実話。 以前、『15少年漂流記』を読んでいて、その流れから興味を持った一冊だったけど、これは本当に面白い。 他の漂流小説と比べて、実話を基にしているというリアリティがあり、無理...

友人から貰った引き取った本の中にあった一冊。大嵐で船が難破し、無人島に流れ着いた十六人の日本男児の冒険実話。 以前、『15少年漂流記』を読んでいて、その流れから興味を持った一冊だったけど、これは本当に面白い。 他の漂流小説と比べて、実話を基にしているというリアリティがあり、無理な展開がないのがいい。 海亀牧場を作ったり、塩作りをしたり、雨水を上手に利用するための装置を器用に作る様がとてもワクワクしてきた。 こういう状況に自分が陥ることはないとは思うけど、生きるために全員が力を合わせて、前向きに努力する姿がとても素敵でした。

Posted byブクログ

2009/10/04

ときは明治、ところは太平洋。 ことばが満足につうじなくとも、外国人にうらやまれる気風をもつ16人の船乗りがいた。不運にみまわれ無人島にながれついた彼らは、いかように難を排するか。 理性と知恵のもとに、無人島でもあわてず騒がずテキパキと、今やらねばならないことを片づけていく様子。...

ときは明治、ところは太平洋。 ことばが満足につうじなくとも、外国人にうらやまれる気風をもつ16人の船乗りがいた。不運にみまわれ無人島にながれついた彼らは、いかように難を排するか。 理性と知恵のもとに、無人島でもあわてず騒がずテキパキと、今やらねばならないことを片づけていく様子。どんなときでも、きまりごとを守ろうとする姿勢は、見ていてじつに気持ちがよい。 死活問題の「水」「食糧」をどう調達していくかの過程、随所に顔を出す海洋豆知識も楽しい。 本当の話が下敷きなら、極限状況でそんなにきれいごとばかりでは済まないだろうと言うは易い。が、秩序は壊れるためにある、人間の本性は邪悪なものである、とばかり考えていては、この憂き世はつらいものでしかない。   ものごとは、まったく考えかた一つだ。はてしもない海と、高い空にとりかこまれた、けし粒のような小島の生活も、心のもちかたで、愉快にもなり、また心細くもなるのだ。(176頁引用) 極限状況で秩序がこわれていく無人島ものなら「蝿の王」(ウィリアム・ゴールディング)をお薦めする。

Posted byブクログ

2009/10/07

難しい学問をもってるわけでもない。傑出したリーダがいたわけでもない。 普通の16人が無人島に投げ出されて助けられるまでの共同生活と工夫の様子を描いた実話。 いざとなって大事なのは知識より知恵、そしてポジティブな折れないココロですね。

Posted byブクログ

2009/10/07

久しぶりに読んだ日本産の海洋小説。「漂流記」ではあるのだが、全編を通して明るく、楽しさ満載で、椎名誠が絶賛するのもうなずける。こういう絶望的な状況に追い込まれた中で、自分自身をポジティブに保ち、また仲間をポジティブな気持にさせるリーダーシップは、凄い。

Posted byブクログ

2012/02/18

明治31年ミッドウェー島近くで遭難した帆船の乗組員16人が立派に生き,そして生還した。〜千島列島開拓団に物資を送る帆船・龍睡丸を冬の間遊ばせておいては勿体ないと,鳥島近くに遠征して漁業調査を行おうとしたが,錨を繋ぐ鎖が切れ,ハワイに帆走して在留邦人の援助で船を直し,島伝いで西航し...

明治31年ミッドウェー島近くで遭難した帆船の乗組員16人が立派に生き,そして生還した。〜千島列島開拓団に物資を送る帆船・龍睡丸を冬の間遊ばせておいては勿体ないと,鳥島近くに遠征して漁業調査を行おうとしたが,錨を繋ぐ鎖が切れ,ハワイに帆走して在留邦人の援助で船を直し,島伝いで西航して帰国しようとするが,大波に遭って座礁した。場所はパール・エンド・ハーミーズ礁付近の小島。海亀がいて,アザラシがいて,海鳥も多い。西に伝馬船を走らせると,漂着物が多く,草ブドウが生る宝島も発見する。船底に貼る銅板を発見して,それに遭難した事を書き記して海に流す。砂を盛って見張り台を拵え何時来るか分からない船を探す。海亀を飼育し,帆布をほぐして糸に縒りをかけて網を作り,魚を獲る。深い井戸では水は塩辛く,浅い井戸でも多少塩気がするので,雨水を加えて飲料とする。それでも体調が不良な者が出現して,仲良くなったアザラシを殺し,その肝を薬にせざるを得ない状況になって,帆船を見張りが見つけると,それは日本の遠洋漁業調査船だった。冬が来る前に脱出果たした。〜船を捨てる時には何枚も服を重ね着して持って行く(布は貴重であるから)。仕事を割り当て,順番に違う日課を過ごすこと(無為の日々を過ごすと気力を失うから)。見張りには若い者は向いていないこと(耐えられなくなるから)。海水の蒸留を続けることができないこと(薪は貴重であるから)。時代は明治・・・私の祖父も生まれていない。吃驚したのは,アホウドリ。アホウドリは人間が近づいても翼を拡げるだけで抵抗できない(これは知っていた)。海に飛び込んで魚を餌とするが,仲間同士で奪い合いをするくせに,腹が一杯になると飛ぶことができず,海に浮かんでいるが,その内の一羽は見張りのために上空で旋回する。疲れて一羽が降りようとすると別の鳥が飛び立つ。しかし,人間の食い物を奪った罰として嘴を縛ると,仲間がそれを啄んで外す。それに仰天。解説は椎名誠・・・やっぱりねぇ。彼が昭和初期に発行されたこの本を再発見した。ああ・・・なるほど。

Posted byブクログ