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シュナの旅(文庫版) の商品レビュー

4.3

217件のお客様レビュー

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2023/07/01

80年代から90年代のジブリの欠片が落ちている物語! 漫画かなぁと思って買ってみたらオールカラーの絵物語! チベットの民話が基になっているようで、宮崎駿さん本人が言うように地味な物語かもしれませんが、私の心を揺さぶる何かがありました。 ジブリが好きな疲れたサラリーマンの方々...

80年代から90年代のジブリの欠片が落ちている物語! 漫画かなぁと思って買ってみたらオールカラーの絵物語! チベットの民話が基になっているようで、宮崎駿さん本人が言うように地味な物語かもしれませんが、私の心を揺さぶる何かがありました。 ジブリが好きな疲れたサラリーマンの方々に読んで欲しいと思います。 →30分くらいで読み終わります! 古い谷の小さな王国は大地に恵まれず、わずかな実りしかありませんでしたが、人々はささやかな収穫に感謝しながら暮らしていました。 主人公のシュナは、ある日国の近くで異国の者が倒れているのを発見します 旅人は見た事のない穀物をシュナに託し息絶えるのでした。 シュナの、国を豊かにする穀物の種を探す旅が今始まる!!!

Posted byブクログ

2023/01/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読者に思索の余白を残してくれる作品。神人はなぜ人を養分となし、なぜ麦を育てるのか。そもそも自らを取り巻く常識と重ねて「なぜ」への答えを求めるのは野暮だろうか。 シュナとテアにとってもこの社会はまだ分からないことで溢れているのだろう。しかし彼、彼女らは、それぞれに分かる範囲のことを受けとめ、抱きしめて生きている。まずは自分と手の届く周りから、というのはきっといつだって変わらない。しかし、忘れがちなこと。 互いの優しさが互いを癒した。とってもシンプルで、難しいこと。

Posted byブクログ

2023/01/03

ナウシカ、もののけ姫に似た作品ですが、こっちが先なんですよね。 宮崎吾朗さんがシュナの旅を映像化しようとしたが、許可が降りなかったのでその要素をゲド戦記に入れたとか。 物語の続きが気になる。

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2022/12/18

「この民話のアニメーション化が夢だった」 スタジオジブリ宮崎駿監督が描きおろした オールカラー水彩の絵物語! チベットの民話「犬になった王子」をもとにした 谷あいの貧しい小国の後継者シュナの物語。 絵物語という形式で自らの夢を形にした、 宮崎駿監督のもう一つの世界。 1983年以...

「この民話のアニメーション化が夢だった」 スタジオジブリ宮崎駿監督が描きおろした オールカラー水彩の絵物語! チベットの民話「犬になった王子」をもとにした 谷あいの貧しい小国の後継者シュナの物語。 絵物語という形式で自らの夢を形にした、 宮崎駿監督のもう一つの世界。 1983年以来のロングセラー。 国民の飢えを憂い、金色の種を求めて旅立つシュナが、世間知らずで甘さのあった若者から厳しい旅を経て成長していく展開、人買いに買われた少女テアとシュナのお互いに助け合う恋、人買いや軍が跋扈する終末世界のハードな世界観、後の「ナウシカ」「もののけ姫」のオリジン的な作品で宮崎駿ファンもジブリアニメファンも楽しめるファンタジー絵物語。

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2022/11/10

宮崎駿による、チベット民話「犬になった王子」のアレンジ。 谷あいの小さな王国。 土地はやせ、作物は多くは育たない。 家畜のヤックルは飢え、子もあまり産まない。 人々はささやかな収穫に感謝して生き、擦り切れるまで働いて死んでいく。 この地の王子、シュナは、厳しい暮らしを送らざる...

宮崎駿による、チベット民話「犬になった王子」のアレンジ。 谷あいの小さな王国。 土地はやせ、作物は多くは育たない。 家畜のヤックルは飢え、子もあまり産まない。 人々はささやかな収穫に感謝して生き、擦り切れるまで働いて死んでいく。 この地の王子、シュナは、厳しい暮らしを送らざるを得ない人々の姿に心を痛めていた。 ある日、シュナは、旅の途上で死にかけている老人から、遠い地に、人々を飢えから救う穀物があると聞く。老人が持っていた実はずっしりと大きく重かった。だがそれは芽を出す能力のない種。かの地には金色に輝く種があり、豊饒な実りが大地を覆っているという。老人は長いことその地を探していたが、ついに見つけることができなかった。 シュナは人々を救うため、その地を目指して旅に出ることにする。 チベット民話に着想を得たものだが、世界観は宮崎の「風の谷のナウシカ」や「もののけ姫」を彷彿とさせる(若干「天空の城ラピュタ」も)。宮崎の作品ではないが、「進撃の巨人」の設定なども少々思い出させる。 過去の世界であるようでもあるが、武器の類はそれなりに発達している。あるいは文明が一度滅んだ世界であるのかもしれない。 かつては人間も金色の種を持っていたが、今では神人(しんじん)しかそれを持たない。人は人間を神人に売り、その代わり、神人から死んだ実を分けてもらうのだという。 だが金色の種自体を手に入れたものはいなかった。神人は人がその地に入るのを嫌い、訪れた人間は戻っては来なかったのだ。 シュナは旅の途上で美しく誇り高い少女、テアに会う。テアは小さい妹と奴隷にされていた。2人を救い出したシュナは、神人の地へと向かう。 果たしてシュナは金色の種を手に入れることができるのだろうか。 原話とは異なり、シュナは犬にされることはない。 また、原話通りであれば、シュナは故郷に帰りつくはずなのだが、本作では旅の途上で物語は幕を閉じる。 おそらくこの先に、「金色の野」が広がる未来があるはずなのだが、物語の終わりは大団円ではなく、どこか不安と希望が混じる着地である。生きていくということはそういうことなのかもしれないが。 1983年、初版時の宮崎のあとがきが添えられる。物語の背景とともに、当時のアニメーション業界の空気などもうかがわせてなかなか興味深い。 *フルカラーで絵も美しいのですが、何分、文庫サイズで版が小さいのが残念。語りの文が黒・白・青などで絵の上に配されているのですが、分量がそれなりにあるので細かい(^^;)。特に青や白の字だと老眼にはキツいですw

Posted byブクログ

2022/10/07

シュナの旅 宮﨑駿 アニメージュ 大麦の種を求めて旅をす民話に基づくものらしいが もののけ姫につながる物語なのだろう ストーリーが荒すぎる上に 文字が読みにくくイマイチの感じだった

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2022/09/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宮崎駿がチベットの民話をもとに、オールカラーで書いた絵物語。 シュナの強さ、テアの芯の強さに触れることができた。 卒業生が置いて行ってくれた本。

Posted byブクログ

2022/09/17

宮崎駿が出した絵本というか、カラー漫画。ナウシカとラピュタが合わさった感じでなんとも面白い。昨今のジブリよりもよほど面白い。ぜひ映画化を、、、って、それがナウシカなのかな?

Posted byブクログ

2022/08/19

https://www.youtube.com/watch?v=cnB0rRKhCtM 岡田斗司夫 モンゴル「犬になった王子」がモデル ナウシカ+ゲド÷2的なお話 SF,モンサント社

Posted byブクログ

2022/06/07

絵が綺麗。 こんな時代だけど食べ物の大切さや 人が助け合うという事。 改めて何かを感じる作品。 ナウシカや もののけ姫を思い出させるような描写も 宮崎駿作品ならでは。 サクッと読める本

Posted byブクログ