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シュナの旅(文庫版) の商品レビュー

4.3

217件のお客様レビュー

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2024/05/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

漫画というより絵物語、絵本のように読み進められるので宮崎さんのイラストをまるでシュナの旅のようにゆっくりと隅々まで堪能できるのは嬉しいポイントでした。少し遠くの世界まで小旅行したような感覚になれる作品。 小説【ゲド戦記】からのインスピレーションも込められているらしい【シュナの旅】を、宮崎吾朗監督が映画【ゲド戦記】のイメージとして落とし込んでいるという複雑なバトンリレーが成されているだけあって、中盤はまさに【ゲド戦記】そのままの絵面が見れるので、【ゲド戦記】好きとしては「まんまじゃん」って微笑ましく読めるのも楽しいです。 一点どうしても耐えられないのは、青色で書かれている文章がまったくスムーズに読めないというか、これ読者に迷惑をかけるためだけにあえて狙って作ってるとかじゃないと流石に感性おかしいでしょ…って文句のひとつも言いたくなるあの青字の異様な読みにくさでした。読み返したいなーって思ってるのに、あの青字の存在を思い出しただけで「ダルい…」ってなるぐらいにはダメージ食らわせてくるポイントでした。あれはかなり残念。 ありがとうございました。

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2024/05/14

宮崎駿監督がアニメーション化するのが夢だったというチベット民話の「犬になった王子」を元にした物語。 「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」「ゲド戦記」が合わさった様な作品で、宮崎駿の原点とも言えるような、、この作品がジブリのルーツになったと言っても過言ではないよ...

宮崎駿監督がアニメーション化するのが夢だったというチベット民話の「犬になった王子」を元にした物語。 「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」「ゲド戦記」が合わさった様な作品で、宮崎駿の原点とも言えるような、、この作品がジブリのルーツになったと言っても過言ではないような作品だった。 The ジブリ!!って感じの世界観で ジブリ好きな人は絶対読んだほうがいい!

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2024/05/11

チベット族の神話であり本書の原作でもある『犬になった王子』と同時に読了。本作は実際のアニメーションになっていないが、『ゲド戦記』の原案にあたるらしい。そう言われれば、たしかに。 どのページを開いても郷愁と興奮を覚えるのは、宮崎アニメをみて、ナウシカ原作を読んで(、久石譲を聴いて)...

チベット族の神話であり本書の原作でもある『犬になった王子』と同時に読了。本作は実際のアニメーションになっていないが、『ゲド戦記』の原案にあたるらしい。そう言われれば、たしかに。 どのページを開いても郷愁と興奮を覚えるのは、宮崎アニメをみて、ナウシカ原作を読んで(、久石譲を聴いて)育ったからか。ただし、人の顔に見える空飛ぶ円盤のようなものや、「神人(しんじん)」という言葉は、何となく自分の中の宮崎駿イメージとは違う。……若かったから?本書は1983年発刊。2024年現在のなんと41年前である。 ちなみに、カバー袖部分にはわっかい宮崎駿がのっている。

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2024/04/28

生まれ育った国も時代背景も違う。 けれども、どうしてだろう。読み進めていくうちに心の中に懐かしさと切なさと、やるせなさが混在していく。これは我々人類の辿ってきた道の物語なのではないか。忘れているが、ずっと細胞の、魂の記憶としてそれぞれの心の内に宿っている始まりの記憶なのではないか...

生まれ育った国も時代背景も違う。 けれども、どうしてだろう。読み進めていくうちに心の中に懐かしさと切なさと、やるせなさが混在していく。これは我々人類の辿ってきた道の物語なのではないか。忘れているが、ずっと細胞の、魂の記憶としてそれぞれの心の内に宿っている始まりの記憶なのではないか。そう思えてならないシュナの旅路。宮崎駿さんの中に広がる世界を垣間見たかのような気持ちになった。破壊と再生。原点回帰するべき時に読みたい物語。

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2024/04/13

宮崎駿さんはこういう風に読まれるのはもしかしたら嫌いなタイプかもしれないけど、これまで何度も見て読んできたたくさんのジブリ作品の世界観がぎゅっと集まっていて、これだ、、、ってなった。いろんな映画のワンシーンに似ている部分が出てきたり、あれ?この人、、みたいなのがあったり。 希望の...

宮崎駿さんはこういう風に読まれるのはもしかしたら嫌いなタイプかもしれないけど、これまで何度も見て読んできたたくさんのジブリ作品の世界観がぎゅっと集まっていて、これだ、、、ってなった。いろんな映画のワンシーンに似ている部分が出てきたり、あれ?この人、、みたいなのがあったり。 希望の話なんだろうけど、所々の作品の谷の部分ががリアルすぎて、シンプルに「良い話」として片付けるのは違うと思った。 あと10回くらい読み直したらこの本の真髄に近づけるかも。今の私はこの本に対峙するには未熟すぎるのかも、と思った。

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2024/03/31

『風の谷のナウシカ』から辿って。 元となったチベット民話の『犬になった王子』を先に読了済。 宮崎駿さんの作品はここから結構来ているのだなあということがよく分かる。 駿さんの水彩画は美しく、できれば高品質のワイド版を出して欲しい。 ところで、某好きな曲にこのお話と同じシーンが出てく...

『風の谷のナウシカ』から辿って。 元となったチベット民話の『犬になった王子』を先に読了済。 宮崎駿さんの作品はここから結構来ているのだなあということがよく分かる。 駿さんの水彩画は美しく、できれば高品質のワイド版を出して欲しい。 ところで、某好きな曲にこのお話と同じシーンが出てくる歌詞がある。 恐らくこの作品からインスパイアされたのだろう。 アニメや漫画だけでなく、音楽にも影響を与えてて凄いなあと感じた。

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2024/03/15

チベットの民話をオリジナルの絵物語にした作品。 登場人物をみていると、様々な宮崎駿アニメの原点を感じられる。 シンプルながらテンポの良いストーリーで、読み終わったあとの読後感も良い。 公式では繋がりに言及されてないが、 一説には、 天空の城ラピュタ→シュナの旅→風の谷のナウシカ...

チベットの民話をオリジナルの絵物語にした作品。 登場人物をみていると、様々な宮崎駿アニメの原点を感じられる。 シンプルながらテンポの良いストーリーで、読み終わったあとの読後感も良い。 公式では繋がりに言及されてないが、 一説には、 天空の城ラピュタ→シュナの旅→風の谷のナウシカ の時系列で繫がっていると言われている。

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2024/01/10

黄金の穀物、人買い、緑の巨人、神人。 壮大で無慈悲な自然と、小さな人間の物語。 短い話だけど、世界に引き込まれた。

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2024/01/04

宮崎駿は初期衝動であり、放射状に広がる映画たちの「種」である様に思う。文庫でサイズも程よいので暇な休日にたまに開いて才能に触れるのがいい使い方かもしれません。

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2023/12/29

読みごたえあるー。すごいー。 ラピュタなのか、ナウシカなのか、色々ここからだよね?と誰かと話したい。 内容は村の青年の冒険なんだけど、 人間社会はいつの時代も大変だけど 信念もって生きてるのかなと省みたり 人生は冒険しないといけないよなと思ったり 絵本的なのに映画みたいに読めた。...

読みごたえあるー。すごいー。 ラピュタなのか、ナウシカなのか、色々ここからだよね?と誰かと話したい。 内容は村の青年の冒険なんだけど、 人間社会はいつの時代も大変だけど 信念もって生きてるのかなと省みたり 人生は冒険しないといけないよなと思ったり 絵本的なのに映画みたいに読めた。最後はホッこり。 宮崎駿の作品をみるたびに日本人でラッキーだったなと思わされる。

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