インターネット の商品レビュー
インターネットが登場…
インターネットが登場してからかなり経つが、そもそもインターネットとはどういうものかを改めて考える。
文庫OFF
日本のインターネット黎明期の名著。 インターネット発展の背景や裏にある哲学など、物語を追いながら理解できる。 インターネットに関する書籍をいくつか読みながらも、線で捉えられていなかった概念がわかりやすく解説されていた。(例えば、メール〜ファイル共有システム〜wwwの登場 など)...
日本のインターネット黎明期の名著。 インターネット発展の背景や裏にある哲学など、物語を追いながら理解できる。 インターネットに関する書籍をいくつか読みながらも、線で捉えられていなかった概念がわかりやすく解説されていた。(例えば、メール〜ファイル共有システム〜wwwの登場 など) 20年以上前の1995年に書かれた本だが、インターネットの根底の部分は変わっていないことが汲み取れる。ITに関連する昔の書籍は、情報が古くなるので読む意味は薄いと思っていたが、本書を読んで考えを改めた。
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インターネットは、それを作った技術者たち自身も「奇跡」と呼ぶほどの、「いい加減な技術」で出来上がっているという。 インターネット技術の発展を後押しした独特な文化というか、技術に関する考え方というか。それがとても新鮮で面白かった。25年も前の本なのに。 「ふつうは、新しい技術を作...
インターネットは、それを作った技術者たち自身も「奇跡」と呼ぶほどの、「いい加減な技術」で出来上がっているという。 インターネット技術の発展を後押しした独特な文化というか、技術に関する考え方というか。それがとても新鮮で面白かった。25年も前の本なのに。 「ふつうは、新しい技術を作ろうというときには、原理とか哲学、そして、技術的な仕組みについて議論しながら決めるのですが、インターネットの技術を決めていくときには、どれだけの技術者がその技術を支えられるだろうかという、人間の能力の問題を非常に重視します。つまり、どんなよい技術でも、それを支えることのできる技術者が少ないならば、普及して運用されることが無い、と考えているのです。」(p41) 「どんなテクノロジーでも、ソフトウェアでもそうでしょうが、90%のところまでは比較的簡単に作ることができます。しかし、残りの10%を詰めるために、膨大な労力やコストがかかるのです。つまり、この10%の部分を省いたり後回しにできると、ものすごく安価に作れる。とりあえずは90%作っておいて、必要な時だけ残りを詰める--この分離が可能だということが、一般的なエンジニアリングと比べた時の、インターネット技術の面白さです。」(p43~44)
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超良い。 ・インターネットが普及した理由 1.ハードが処理・制御する性能up 2.IPの仕組みは普及のためにできる限り簡単に設計されたため技術者参入への敷居の低さ 3.90%の完成度で良いという利用への敷居の低さ ・人間中心設計から生まれたインターネット ・インターネットは国境の概念が弱い 例、国別ドメイン名に当時イギリスはGBが正しかかったが、ukで良いんじゃね、みたいなノリでukになった 国境を越えた倫理を考える必要がある。 ・当初のインターネットへの期待と、ぼくが考える実情の齟齬 p.103にインターネットでは大規模なコミュニケーションに「力」は必要がない点が革新的だと記されていたけど、実際は現実の拡張、部分集合であって、「力」が必要な文脈は当初の期待より多いのではないかと感じます。
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例え含めて説明が簡潔で分かりやすい。今でも読まれているのがわかる。 従来のメディアとの違いとして「双方向性」「対等性」はよく言及されるけど「日常性」ってのは面白い。一方向のメディアで多くの人が同時に見るってことは、それだけたくさんの人が共有して話題にできること=非日常さが必要だったということ。 今でも入門書としての役割は十分果たしている。
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【読書ノート】 ・ニーモシネ1-7(2010/7/26) 【要約】 ・ 【ノート】 ・いまさらだけど。 ・思った以上に読みやすかった。 ・テクノロジーの進化により、コミュニケーションのあり方、ひいてはコミュニティのあり方が変わっていき、それを考えていくのは、テクノロジーで...
【読書ノート】 ・ニーモシネ1-7(2010/7/26) 【要約】 ・ 【ノート】 ・いまさらだけど。 ・思った以上に読みやすかった。 ・テクノロジーの進化により、コミュニケーションのあり方、ひいてはコミュニティのあり方が変わっていき、それを考えていくのは、テクノロジーではなくて、人間。 ・だが、この本が書かれた時から現在まで約20年が過ぎようとしているが、果たして、そのことがきちんと議論されてきているのだろうか? ・いやいや、そんな他人事じゃなくて、自分自身が、そのことを考えているのかと言われると、気づきもしませんでした、というのが正直なところ。
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インターネットの歴史が,事実の羅列ではなく,当時動いていた人たちの気持ちや,インターネットそのものの概念と共に,丁寧に説明されている。読んでいて,学生の時と今とでは確実に視点が変わっていることも感じた。技術的なことも比較的丁寧に書かれていて,特に公開鍵・共通鍵・電子証明あたりの説明は,クレジットの例もあいまって非常に分かりやすく感じた。
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インターネットの歴史に加えて問題、課題なども意識出来る。 以下はいずれふりかえりたい節 第1章 インターネットの仕組み / 通信サービスのコストの問題 携帯回線 ( 従量課金 ) と固定回線 ( 固定課金 ) の課金制の違いを技術的な切り口で説明されている。 第1章 インター...
インターネットの歴史に加えて問題、課題なども意識出来る。 以下はいずれふりかえりたい節 第1章 インターネットの仕組み / 通信サービスのコストの問題 携帯回線 ( 従量課金 ) と固定回線 ( 固定課金 ) の課金制の違いを技術的な切り口で説明されている。 第1章 インターネットの仕組み / 「いいかげんな」技術の集合 "We reject kings, presidents and voting. We believe in rough consensus and running code". - David D. Clark 上記はデービッド・クラークの翻訳前の発言 ( 本書には翻訳語の発言が記述されており、そちらはフレーズに登録済 ) 。ラフ・コンセンサス。 第3章 メディアとしての可能性 / インターネットが変えた意思決定のプロセス リモートワーク等の場所に囚われない働き方が注目されている今こそ読まれるべき。当社もリモートワークを導入してはいるが、大事な意思決定は東京の本社でといった制約がある。IT 企業であるのに嘆かわしい。 第5章 インターネットの重要課題 / 情報社会におけるコンピュータ・リテラシー 情報リテラシーの低さの原因は何なのか。どの時期に養うべきなのか。
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インターネットの黎明期から個人に定着し始める前段階、windows95の発売前まで。 古典だけど、インターネットへの向かい方については現代に通じるものがある。
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読了。古い本ですが良書だと言われている理由がよく分かります。インターネットの仕組みや歴史を、分かり易い日本語で噛み砕いて説明している。もちろんテクノロジーとしても知っておくべきだけど、そもそも仕組みはこんな感じ、っていうのを日本語で説明できるってものすごく大事だなー、と。
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