パーフェクト・ブルー の商品レビュー
長くて謎解きも間延びしてしまった。犬の視点の長所がいかされておらず、物語全体が閉鎖的。 キャラクターの際立ちが薄く、残念。
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1989年刊行なので約30年前のものだが、あまり違和感なく読めた。おや?と思う比喩はご愛嬌...。話自体はなかなかに面白い。伏線も上手くちりばめられていて、後半での回収具合も爽快感がある。解説を書いている鮎川氏の男尊女卑的な表現には閉口...。
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宮部みゆき初の長編ミステリー 宮部みゆきは、昔火車とか読んだことあり、面白かった記憶があるので、久しぶりにこの作者の本を読んでみようと思って手にとって見た。 読み始めると、警察犬の視点から物語が進んだりするので、若干読みづらい。 今まで人以外の視点の本を読んだことなかったので...
宮部みゆき初の長編ミステリー 宮部みゆきは、昔火車とか読んだことあり、面白かった記憶があるので、久しぶりにこの作者の本を読んでみようと思って手にとって見た。 読み始めると、警察犬の視点から物語が進んだりするので、若干読みづらい。 今まで人以外の視点の本を読んだことなかったので、そこがとっつきにくかった。 でも読み進めると、話は面白く、どんどん読み進めることが出来た。 物語冒頭に有名の高校生ピッチャーが殺されてしまうわけだけれど、誰が犯人なのか、徐々に分かってくる。 私の感想としては、物語の登場人物の誰もが怪しいような気もするが、結局あなたが犯人でしたか。。という結果でした。 この本は、宮部みゆきにとって初のミステリー長編らしいので、火車とかより前に書いた本だけど、面白く読みやすかった。 さすが宮部みゆきと思う本だった。
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あまりミステリを読まないが、ブラインドで買ったらこれだったので読んだ。さらに野球もルールがさっぱりわからないのでこやつのポジションは何なのだという状態である。それでも面白かった。まず視点が犬。マジか。この時点で読み切るのを決めた。ネタバレはしたくない、というか説明出来るものじゃな...
あまりミステリを読まないが、ブラインドで買ったらこれだったので読んだ。さらに野球もルールがさっぱりわからないのでこやつのポジションは何なのだという状態である。それでも面白かった。まず視点が犬。マジか。この時点で読み切るのを決めた。ネタバレはしたくない、というか説明出来るものじゃないので読んでほしい。アクションは読んでて気持ちがいいのでそういうのが好きだって人も。
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読むのが意外とつらく、なかなか進まなかった。次を読んでどうなったかを知りたいという気分は強いのに。主人公がわからない(視点は飼犬だが)とか人物に意外と魅力がないとかが理由かと。
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「パーフェクト・ブルー」 宮部みゆきの初長編小説。 映像化されていたようないないような記憶があります。題名と表紙が犬という点でミステリーでないと思っていました。しかし、読み進むとパーフェクトブルーはより深刻なものであることに気づき、良い驚きがありました。 物語は高校野球の...
「パーフェクト・ブルー」 宮部みゆきの初長編小説。 映像化されていたようないないような記憶があります。題名と表紙が犬という点でミステリーでないと思っていました。しかし、読み進むとパーフェクトブルーはより深刻なものであることに気づき、良い驚きがありました。 物語は高校野球の関係者の殺人事件から始まる。が、一気に犯人が突き止められ事件は終了の形を取る。しかし事件は終わってなど無く…。 この作品の面白かった点はやはりパーフェクトブルーの意味です。パーフェクトブルーは一見綺麗なように見えるけどこの作品での姿は全く違うものであり、そのブルーには様々な悪が絡んでいる。そんな悪の深刻さで私はまず読むことに力が入り、真実を追う主人公の犬にもしっかりと共感することが出来ました。 しかし、今思うと私は主人公が犬である宮部みゆき作品を初めて読んだ気がします。なのでなかなか新鮮な気持ちで犯人を追っていくことが出来ました。
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メモ: ・著者がプロ作家として世に出した処女作。 ・文庫で350pの長編だが、ダレずに面白く読み切れる。 ・読後感が良い。暗い・重い感じを引きずらない。 ・犬の目線で終始描かれている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
犬視点で進んでいく物語。 高校野球のヒーローが殺され、焼かれる。 その弟が、探偵事務所に転がり込んで・・ 真相は、母親が階段から突き落としてしまった事故。 父親が、犯人を仕立て上げたりと儀装工作をする。 面白いんだけど、何故か読みづらかった。 親父も途中から、怪しかったし。
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これが長編第1作というのだから驚くばかり。完成されてるし、何より語り口が見事だ。被害者兄弟が立派すぎる気がしないでもないけど、それで物語が損なわれているわけじゃないしね。十二分に楽しませていただきました。
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犬が本書の語り部という斬新な設定で、あくまで犬からの視点と思考でとても面白かった。デビュー作ということなのか、それとも犬が主人公であるからなのか荒々しさが随所に感じられた。 その荒々しさが非常に良いアクセントになっていた。
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