パーフェクト・ブルー の商品レビュー
探偵事務所の犬、マサ視点で物語が進む。マサが頭良すぎる。 登場人物が物語らしい性格というか、ベタというか、だけど個人的には好き。 ラストはハラハラした。最後そうだったのか‥という終わりだった。
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宮部みゆきの処女作。 説明が回りくどいところはあったけど、ストーリーは面白かった。 犯人がわかって残酷な結末だなと思ったが、進也は前向きに生きてて一安心。
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一作目なのにストーリーがしっかりしててよかった。 ちゃんとオチもあるし マサが語り手なのすっかり忘れてて 突然の一人称が『オレ』と出てくるのがちょっと話をややこしくする感じがする。
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ドラマを先に見た事を後悔… とは言え、小説の方が面白くて一気に読めた。 ワンコロさんが大活躍し過ぎて…と言うかワンコロさん目線な所がすでにファンタジー的だけど、それはご愛嬌。 現実にもありそうな内容。 ドラマを見てなければ最後の流れもハッとせられただろう。 内容の面白さより...
ドラマを先に見た事を後悔… とは言え、小説の方が面白くて一気に読めた。 ワンコロさんが大活躍し過ぎて…と言うかワンコロさん目線な所がすでにファンタジー的だけど、それはご愛嬌。 現実にもありそうな内容。 ドラマを見てなければ最後の流れもハッとせられただろう。 内容の面白さより個人的な悔しさが残る作品だった…
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元警察犬がストーリーテラーの小説。 犬を飼っているので色んな感情があるのかなーと思いながら完読。 ゴツゴツとした読み味ではなく、柔らかな文体とキャラ立ちのいい登場人物。 トリックを読み解くというより、物語を楽しむ心地でした。
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高校球界を代表する投手の放火殺人事件と製薬会社への脅迫事件。2つのストーリが交わる時衝撃の真相に繋がる。探偵会社で飼われている元警察犬マサの目線での物語の進行やミステリーの女王らしい宮部みゆきらしい伏線の回収が見事。
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※このレビューにはネタバレを含みます
初めて宮部みゆきさんの著書を読んだと思う。それもかなり前の作品だったみたいだけれど、全然新鮮に読めた。 あまりミステリーというか推理小説みたいなものを読んだことがなかったので、この本を通してその面白さを経験できた。 探偵事務所とそこで働く登場人物の愉快さが、事件自体のむごさみたいなものとバランスがとれてコミカルな小説になっていると思った。
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宮部みゆきの長編デビュー作。犬のマサが主人公。 高校野球界で注目を浴びていた投手・諸岡克彦が、焼死体となって発見されるという ショッキングな事件が起きた。 偶然その場に居合わせた弟・進也と蓮見探偵事務所の加代子。 元々は進也の父に「家に連れ戻してくれ」という依頼をされていただけ...
宮部みゆきの長編デビュー作。犬のマサが主人公。 高校野球界で注目を浴びていた投手・諸岡克彦が、焼死体となって発見されるという ショッキングな事件が起きた。 偶然その場に居合わせた弟・進也と蓮見探偵事務所の加代子。 元々は進也の父に「家に連れ戻してくれ」という依頼をされていただけの蓮見探偵事務所だが、 この事件をきっかけに克彦の事件の真相を探るよう、依頼される。 なぜ克彦は殺されなければならなかったのか。。。 非常に珍しい、犬が第一人称である小説。 だが、そこに宮部みゆきらしい味があり、ショッキングで残虐な内容も少し柔らかくなるから不思議である。 物語としても事件の謎や家族愛などが盛り込まれていて読み応えがあり、 終盤のハラハラドキドキ加減はとてもデビュー作とは思えない程のもの。 あくまで「マサ視点」を貫き通す事で蓮見探偵事務所の面々や諸岡進也の心情を直接描かず、 読んでいる側に“気持ちを察しさせる”ようにしている。 これがやはり上手い。 以降の宮部作品に見られるような“脱線”も余り無く、読み易い。 ただ気になるのは、登場する子供達全てがとても頭が良く、大人よりもよっぽど落ち着いている点。 そして悪い側の人間もやたらと素直な点。 ある程度「ご都合主義」なのはしょうがないのかもしれないが、ちょっとリアリティが無い気がした。 まあ、犬のマサがスーパー犬である時点でリアリティも何も無いのかもしれないが、 少し作者の理想ばかりが出ている気がしたので。 しかし、20年前に書かれた小説であるにも関わらず今読んでも全く古い感じはしない。むしろ新鮮。 マサが主人公である作品はこの後『心とろかすような』が出ているが、それ以降は無い。 そろそろ、再び登場して欲しい気もする。
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宮部みゆきさんの長編デビュー作は犬目線のミステリー。 高校野球界のスーパースターがガソリンをかけられ焼き殺される、という謎多き残忍な殺人事件を、探偵事務所調査員・加代ちゃんと元警察犬・マサが解決していく物語。 物語の展開は二転三転、社会問題や時代背景もしっかり取り入れ、まるでドラマを観ているように映像が目に浮かんだ。 マサに語らせることにより、事件を俯瞰的に見れて分かりやすいし、加代ちゃんとの息のあったコンビで和ませてもくれる。 これがデビュー作とは思えない程ぐいぐい読ませてくれた。 さすがは宮部さん、と感心させられっぱなしの一冊だった。
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宮部みゆきさんの長編デビュー作! ワンちゃんが、賢すぎる! うちのワンちゃんも、こんなぐらい賢くならんかな。多分、犯人とか見たら逃げる…ワンワン吠えるけど、遠巻きに… 物語は、元警察犬のマサの目線で、話は進む。 高校野球界のスーパースター・諸岡克彦が殺される!弟の進也が疑われた...
宮部みゆきさんの長編デビュー作! ワンちゃんが、賢すぎる! うちのワンちゃんも、こんなぐらい賢くならんかな。多分、犯人とか見たら逃げる…ワンワン吠えるけど、遠巻きに… 物語は、元警察犬のマサの目線で、話は進む。 高校野球界のスーパースター・諸岡克彦が殺される!弟の進也が疑われたりもするが、結局は、犯人探しを探偵事務所の加代子らとすることに… 結構、ツライ結末なんやけど、全体に悲壮感はないな。ええ感じ。 でも、普通は、そんな結末なら、悲壮感しかない気がするで。
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