パーフェクト・ブルー の商品レビュー
小説は主人公の兄が焼かれて死ぬところから始まる。 真相に迫るにつれて製薬会社が投与していたナンバーエイトの存在に繋がっていく。 警察犬を引退し探偵事務所に住む犬の主観で話が進む、最初は頼りないが最後は大活躍 面白かった! 最後の真相の部分までまったく予想していなかった。 主人...
小説は主人公の兄が焼かれて死ぬところから始まる。 真相に迫るにつれて製薬会社が投与していたナンバーエイトの存在に繋がっていく。 警察犬を引退し探偵事務所に住む犬の主観で話が進む、最初は頼りないが最後は大活躍 面白かった! 最後の真相の部分までまったく予想していなかった。 主人公のまっすぐなとこが魅力的。
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最初は頼りない登場だった主人公の犬が最後は大活躍。一つの事件を引き金に、過去の秘密に結びついて大きな陰謀に結びつくストーリー展開はさすがすばらしい筆者といえる。とても初期の長編小説とは思えない。
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長期にわたる子供への薬物投与、それがもとで事件が起こってしまう、ということで悪質。フィクションですが、全体が面白い構成なのに、どうしてもそこに目が行ってしまってあまり好きになれませんでした。
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犬が主人公のちょっと風変わりな小説。 真犯人はあいつだった!っていうびっくり要素と敵対組織との対決。 アクションシーンは微妙だった。 あと探偵出てくるけど探偵っぽい推理はあまりしていない。 登場人物として進也がお調子者だけど芯がしっかりしてる感じで一番魅力的だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
基本的に服は暖色が好みなんだが、「ブルー」という言葉に惹かれて買ってみた。 澄んだ色→冷たい色→残酷な話でもなぜか和らぐ。 宮部作品は、「ありえない」事柄、トリガをきっかけに話を膨らませるのが美味いらしい。気分転換したい時には必ずといっていいほど宮部作品を買ってしまう。また買っちゃおう。 でもストーリー自体にクセは無いのですぐストーリー忘れちゃう。健忘症かな?
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元警察犬マサと、蓮見探偵所のメンバの物語。硫酸銅溶液みたいな青、ていう表現で久しぶりにあの色を思い出した。犬の一人称で読ませるストーリー。好きです。
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宮部みゆきの初期の作品。ただ、初期といえども、荒らさが目立つ訳でもなく、今となんら変わりのない面白さ。 探偵事務所が飼っている退役警察犬、マサから見た1つの事件。視点を変えるという発想1つで推理小説に新たな方向性を加えたような気がする。ところどころに織り混ぜられるマサのつぶやき...
宮部みゆきの初期の作品。ただ、初期といえども、荒らさが目立つ訳でもなく、今となんら変わりのない面白さ。 探偵事務所が飼っている退役警察犬、マサから見た1つの事件。視点を変えるという発想1つで推理小説に新たな方向性を加えたような気がする。ところどころに織り混ぜられるマサのつぶやきが秀逸。
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高校野球界のスーパースターがガソリンを全身にかけられ焼死するというショッキングな事件が起こった。たまたま事件現場に行き合わせた弟の進也と、蓮見探偵事務所の調査員・加代子、そして俺――元警察犬のマサは、真相究明に乗り出す。社会的テーマと卓抜な人物描写で今日を予感させる鬼才・宮部みゆ...
高校野球界のスーパースターがガソリンを全身にかけられ焼死するというショッキングな事件が起こった。たまたま事件現場に行き合わせた弟の進也と、蓮見探偵事務所の調査員・加代子、そして俺――元警察犬のマサは、真相究明に乗り出す。社会的テーマと卓抜な人物描写で今日を予感させる鬼才・宮部みゆきの記念すべき爽快なデビュー長編。 --------------------------------------------------------- 展開はおもしろかった。でも一つ納得できない。 「楽園」でもそうだったが、自分の子供を殺せるだろうか? 今回は事故風ではあったが。 どこかのレビューで、宮部みゆきは恐ろしい人だ。 とありましたが、私もそう思った作品でした。
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ドラマを先に見ていた為、ドラマと本の内容の違いに戸惑ったが、本の内容の方が断然ミステリアスで面白かった。「パーフェクト・ブルー」とは何を意味するのか。それを知るにつれ、どんどん深みにはまってしまう。
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20年ぐらい前の作品だが最近の作品よりよっぽどおもしろい。山場あり、どんでん返しありと飽きさせない。 ネタとしては重いし、親が自分の息子にそんなことできるかなぁ、とも思うがそこを減点したとしても良く出来ていると思う。
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