流れよわが涙、と警官は言った の商品レビュー
ディック作品のマイベスト。はっきりいって内容は破綻しているし、最初は主人公だと思っていた人間が途中からどうでもいい扱いになっちゃう。しかし終盤近くのシーンは胸の奥底にこびりつく。当時のディックが深い悲しみと寂しさを実体験していたからこそ書けたのかと思う。
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一言でいえば、難解すぎる。本書における解説を読んでやっと少し理解できた。涙を流すこと=最愛の人を失って嘆き悲しむことの大切さを訴えている…らしい。でも、これは作者ディック の生い立ちとセットでないと理解できない。ディック作の「高い城の男」を随分前に呼んだだけの自分には、ちんぷん...
一言でいえば、難解すぎる。本書における解説を読んでやっと少し理解できた。涙を流すこと=最愛の人を失って嘆き悲しむことの大切さを訴えている…らしい。でも、これは作者ディック の生い立ちとセットでないと理解できない。ディック作の「高い城の男」を随分前に呼んだだけの自分には、ちんぷんかんぷんだった。当たり前のように設定されているSF的近未来も、ほとんど説明がないし…。SF的には主人公が陥る「パラレルワールド」の原因は、面白かったけれど。 それでもこの小説を飽きずに最後まで読んだのは、上記の主題がなんとなくでも伝わってきたからかもしれない。もう少し人生経験を積んでから読み直してみたいと思う。
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ディックなんて読んだことなくて,勝手にもっと劇的なのを期待してたけど, よかった.特にガスステーションの場面.あのシーンは映画にしても画になるんじゃないかと,またしても勝手に思った.
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うーん。タイトルだけがひとり歩きしてる印象。それほど面白いモンでもない。というかその麻薬の原理が全く意味不明なんですが。
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昔ちょこっとだけSFにはまった時期があって、そのときに読んだものなんだけど、久しぶりに読み返してみました。 当時、大好きだったオザケンがこの本をすすめていたから手にとったというミーハーな理由だったんだけど、正直、SF慣れしていない頭では、ついていくのがやっとでした。 もちろん...
昔ちょこっとだけSFにはまった時期があって、そのときに読んだものなんだけど、久しぶりに読み返してみました。 当時、大好きだったオザケンがこの本をすすめていたから手にとったというミーハーな理由だったんだけど、正直、SF慣れしていない頭では、ついていくのがやっとでした。 もちろん、なんかすごい小説だなぁっていうのはわかったんだけど。 で、今回。 少しは醍醐味がわかるかなーと思って読んだんだけど。 ごめんなさい。 たぶんダメです。 読者失格です。 でも、最後まで読み切らせるパワーはさすが! っていう感じ。 よくわかんないけど面白いんだよね。 なんか自ら進んで混乱したいときにはおすすめ(いや、でも本当はすごい評価も高い小説なのよ)。
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