ガラスの動物園 の商品レビュー
the glass menagerie by Tennessee Williams for the drama. i take part in translate him a few part. you may look after ネタバレ。the stage seems th...
the glass menagerie by Tennessee Williams for the drama. i take part in translate him a few part. you may look after ネタバレ。the stage seems the recollection. An inferiority complex. anyway, i want to namedTOM/JIM another.
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
劇の舞台はセントルイスだが、語り手のトムが作者自身と重なって見えてしまうために、テネシーを想起してしまう。テネシーのどこかによっても違うだろうが、田舎町を想定するならば、その広大な環境とは裏腹に、あるいはそれゆえに一層強い閉塞感にとらわれる。この劇では、母親のアマンダと姉のローラ、そしてトムの3人は、3様の行き詰まり感を抱えているのだが、それがジムの来訪によって一挙にあらわになってゆく。どうにもやるせなく、行き場のないドラマがそこに展開するのである。劇中での動きは少ないのだが、内面劇としての説得力は凄い。
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…色んな家族劇の張り子。優しく甘い可愛い綺麗な恐るべき子供たちという感じ。思ってたよりずっと軽く女性らしい繊細さがあり、読みやすかった。甘い。甘い。 ホテル・ニューハンプシャーとか、 色んな後世の家族ものと読み比べても面白そう。地味めだけど堅実な作品
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本棚の奥に眠っていたのを発見して再読 確か高校生の時に読んだ記憶が・・・ アメリカ的で 影の部分の美しくて悲しい叙情的な話 透明感があるというか幻のようなというか・・・ そんな雰囲気
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テネシー・ウィリアムズは好きな劇作家。 解説を読むかぎり、かなり苦労の絶えなかった人生を送ってきたんだなぁと。 彼の自伝的な要素が濃いこの作品。 追憶の劇。 姉ローラが集めているガラスの動物たちのように、脆く儚い現実がそこにありました。 ローラの初恋の人で、学校でも明るく人気...
テネシー・ウィリアムズは好きな劇作家。 解説を読むかぎり、かなり苦労の絶えなかった人生を送ってきたんだなぁと。 彼の自伝的な要素が濃いこの作品。 追憶の劇。 姉ローラが集めているガラスの動物たちのように、脆く儚い現実がそこにありました。 ローラの初恋の人で、学校でも明るく人気者だったジム は個人的には好きなんですが、中々残酷なことを平気でやってのけますね。 ジムみたいにモテる人って思いやりや優しさをすごく自然に出来て、全然押し付けがましくないんですよね。 そのさりげなさがモテるポイントなんだろうけど。 優しさも意識せずに出せるから、残酷なこともいとも簡単に出来ちゃったりする。 そこがズルいやらヒドイところ! でもやっぱりそういう人に惹かれるんだよなぁ…
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陽気で夢見がちな母と極端にはにかみ屋で引きこもった姉と失踪した父に代わって一家を支える倉庫番の主人公の一家の話。 作者の内面的な世界が色濃い悲劇の戯曲です。 登場人物たちの繊細な心情を巧みに表現しています。 終始スクリーンをつかって、画像や文字を映す指示や音楽の指定があります。...
陽気で夢見がちな母と極端にはにかみ屋で引きこもった姉と失踪した父に代わって一家を支える倉庫番の主人公の一家の話。 作者の内面的な世界が色濃い悲劇の戯曲です。 登場人物たちの繊細な心情を巧みに表現しています。 終始スクリーンをつかって、画像や文字を映す指示や音楽の指定があります。 ほかの芸術と違う演劇ならではの表現方法を垣間見ました。小説、映画でもないまさに演劇なのだなあと。 まあ実際に劇場で見るべきなのだろうけども。
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プロットもさることながらシナリオ形式で見られることに惹かれる。 魔法も奇跡もないただの現実的なあらすじを、舞台ならではの誇張と省略でここまで魅力的にできるのかという新鮮さ。序文における舞台上のリアリティについての話だけでもかなりよかった。 それほど数は多くないながらも観劇経験が...
プロットもさることながらシナリオ形式で見られることに惹かれる。 魔法も奇跡もないただの現実的なあらすじを、舞台ならではの誇張と省略でここまで魅力的にできるのかという新鮮さ。序文における舞台上のリアリティについての話だけでもかなりよかった。 それほど数は多くないながらも観劇経験があるのと、なによりウテナおよびピンドラを観てたのが幸い。あの二作品は、観たときにも感激はあるけれど、のちにいろいろなものにふれるにつれ「あれってああいうことか」と反芻して楽しめる。
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ただただ悲しい話。救いようがない。 作品には、ヒステリックな母親、びっこでガラスの置物ばかり集めるメンヘラの姉、阿片に手を染めた倉庫勤めのぼく、が出てくる。 母親が姉の結婚を心配して、ぼくに相手を紹介させる。偶然にも、紹介されたジムは姉が昔恋した人だった。惹かれ合う二人、姉の凝...
ただただ悲しい話。救いようがない。 作品には、ヒステリックな母親、びっこでガラスの置物ばかり集めるメンヘラの姉、阿片に手を染めた倉庫勤めのぼく、が出てくる。 母親が姉の結婚を心配して、ぼくに相手を紹介させる。偶然にも、紹介されたジムは姉が昔恋した人だった。惹かれ合う二人、姉の凝り固まった心が溶けかける。しかし、ジムには婚約者がいて、姉のもてを去って行く…という一晩の物語。 主役が全員どうしようもない状況。その上、また絶望に突き落とされるという無慈悲な話を、これでもかというくらいに、美しく(ガラスの置物を扱うように)書いた作品。 読んだあと、憂うつになった。
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親子の普遍的な葛藤が描いてあって、すごく昔の本なのに、今読んでもしっくりきた。ジムがローラを励ます辺りに私自身も励まされた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
劇作家であるテネシー・ウィリアムズの劇本の一。劇本なのでセリフがほとんどで、薄く、すぐに読めてしまいます。それでもウィリアムズ特有の話の展開、というかウィリアムズ本人のような主人公がこの劇の語り手で、最後母と姉を置き去りに、一人冒険へと旅立ってしまいます。題名である「ガラスの動物園」はその姉の趣味で集めているガラスの動物達を現わしており、同時に彼女の儚さや世界の狭さをも現わしています。劇本なので、ライトの照らし方や舞台での動きの指示がところどころ書かれており、それも含め、想像が膨らみ面白い。実写で見たくなりますよ♪♪(・艸・●)w
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