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螢・納屋を焼く・その他の短編 の商品レビュー

3.7

276件のお客様レビュー

  1. 5つ

    42

  2. 4つ

    95

  3. 3つ

    88

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    4

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2022/04/02

「蛍」ノルウェイの森の既視感。 「納屋を焼く」納屋を焼く男の話、パントマイムする彼女の消失。 「めくら柳~」耳鼻科に向かうバスで思い出した話。『めくら柳の花粉をつけた蠅が耳から潜り込んで女を眠らせる』

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2022/02/19

ひさしぶりの村上作品で最初は読みづらかったが、 すぐに村上ワールドへ。 好みではない作品もあったのでマイナス。

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2022/01/27

「神の子どもたちはみな踊る」の方が個人的には面白かった。 村上春樹は古い作品の方が好き。 あとがきの一番最後に書いてある「理由はうまく言えないけれど、小説を書くことはとても好きです。」という文がこの作品の中で一番良かった。

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2022/01/22

「蛍」の大学寮、「めくらやなぎ」の病院へ向かう道のりや病院のレストラン等、淡い記憶の中に残る印象的な風景。「納屋を焼く」の異様にドライな結末も好き。

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2021/12/31

☆3つつけようか迷った☆2つ。 人気があるけど苦手な村上春樹さん。 ハードボイルドなんとか、っていうやつは早々に挫折したので読書好きの友人から「これなら」とすすめられてトライ。 何とか読了。 とくに「めくらやなぎと眠る女」の病院の食堂の描写。 うっすら宮沢賢治の銀河鉄道の夜のよ...

☆3つつけようか迷った☆2つ。 人気があるけど苦手な村上春樹さん。 ハードボイルドなんとか、っていうやつは早々に挫折したので読書好きの友人から「これなら」とすすめられてトライ。 何とか読了。 とくに「めくらやなぎと眠る女」の病院の食堂の描写。 うっすら宮沢賢治の銀河鉄道の夜のような印象も。 かといって、長編にトライするほど興味をそそられたか?というと答えは微妙。短編ならいけるのかも、という感じ。 友人曰く「カズオ・イシグロも多分ダメですよ」とのことなので今度はカズオ…に挑戦してみよう。たぶん。 今年の読書収めがまさか苦手なこのお方のものになるとは。

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2021/12/16

初刊は昭和59年 初期の短編集 今更だけど、新潮文庫の100冊に選定されていて、未読だったのでこの機会に。 「蛍」はノルウェイの森の原案的な。 「踊る小人」は1Q84のリトルピープル的な。 「めくらやなぎと〜」はレキシントンの幽霊に収録 「納屋を焼く」は、暗喩していることを手探...

初刊は昭和59年 初期の短編集 今更だけど、新潮文庫の100冊に選定されていて、未読だったのでこの機会に。 「蛍」はノルウェイの森の原案的な。 「踊る小人」は1Q84のリトルピープル的な。 「めくらやなぎと〜」はレキシントンの幽霊に収録 「納屋を焼く」は、暗喩していることを手探りで探す感じが良かった。 この後の作品を読んでいるので、この短編での感想は出にくいのだけど、長編も得意な方もこういった原案要素の作品を作りつつ、創造していくんだなあと思った。

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2021/12/09

村上春樹初期の短編集。不気味な雰囲気がありながらも、村上春樹の言葉のリズムに乗せられて先へ先へと読んでしまう作品ばかり。解釈の幅が残された結末は友人と議論したくなるものだった。

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2021/11/29

読んだ理由:新潮文庫の100冊に入っていたので 村上春樹慣れしていないので、「納屋を焼く」で焼かれた様子のない納屋と消えた彼女を結びつけ、「もしかして焼かれたのは彼女・・・?」と深読みしてしまった。でも不思議系の話なので、深読みするような意味のあるオチはないんでしょうね。 意...

読んだ理由:新潮文庫の100冊に入っていたので 村上春樹慣れしていないので、「納屋を焼く」で焼かれた様子のない納屋と消えた彼女を結びつけ、「もしかして焼かれたのは彼女・・・?」と深読みしてしまった。でも不思議系の話なので、深読みするような意味のあるオチはないんでしょうね。 意味は分からないのに読みやすかった。

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2021/11/23

村上春樹氏の初期短編集。「ノルウェイの森」の素地となった「螢」が個人的には印象的だがほか作品も興味深い。「踊る小人」は村上版イソップ物語のよう。「納屋を焼く」は結局納屋とは何だったのか、喪失した彼女は何処に行ったのか、様々な疑問を残しつつもそれがそこに物語として存在することに意味...

村上春樹氏の初期短編集。「ノルウェイの森」の素地となった「螢」が個人的には印象的だがほか作品も興味深い。「踊る小人」は村上版イソップ物語のよう。「納屋を焼く」は結局納屋とは何だったのか、喪失した彼女は何処に行ったのか、様々な疑問を残しつつもそれがそこに物語として存在することに意味があるのだろう。

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2021/11/14

抽象的かつ暗喩が豊富で、よく分からない。それなのにスラスラと読める、不思議な本。 その中で『螢』は『グレート・ギャツビー』へのリスペクトが多く親しみやすかった。

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