ICO の商品レビュー
読んだのはわりと前です。 私はゲームのほうは知りませんでしたが、ゲームをしってからはゲームにない話や会話があってわかりやすくてよかったです。 村、霧の城、イコ、それぞれの人の思いがそれぞれあってうまく合わさってると思います。 ラストの一文にすごく感動しました。ほんとに長い物語の結...
読んだのはわりと前です。 私はゲームのほうは知りませんでしたが、ゲームをしってからはゲームにない話や会話があってわかりやすくてよかったです。 村、霧の城、イコ、それぞれの人の思いがそれぞれあってうまく合わさってると思います。 ラストの一文にすごく感動しました。ほんとに長い物語の結末だと感じます
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ゲームがもとになった作品。 絶対に手を離しちゃいけない、というフレーズにひかれた。 ニエとして城に送られたイコ。そこで城に囚われた異国の言葉を話す少女に出会う。イコは少女とともに城からの脱出を試みる。 宮部さんのファンタジーを読んだのはこれが初めてでした。すぐにひきこまれた。...
ゲームがもとになった作品。 絶対に手を離しちゃいけない、というフレーズにひかれた。 ニエとして城に送られたイコ。そこで城に囚われた異国の言葉を話す少女に出会う。イコは少女とともに城からの脱出を試みる。 宮部さんのファンタジーを読んだのはこれが初めてでした。すぐにひきこまれた。 ゲームもやってみたい。
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「天才 宮部みゆき」という呼ばれ方をすることのある宮部みゆきさんですが、 今回のこの物語もその呼び名を彷彿とさせるような素晴らしい物語でした。 時代も場所もわからない不思議な世界。 機を織り狩りをして暮らしているトクサという名前の村から物語は始まる。 トクサ村に住む主人公のイコ...
「天才 宮部みゆき」という呼ばれ方をすることのある宮部みゆきさんですが、 今回のこの物語もその呼び名を彷彿とさせるような素晴らしい物語でした。 時代も場所もわからない不思議な世界。 機を織り狩りをして暮らしているトクサという名前の村から物語は始まる。 トクサ村に住む主人公のイコは13才の元気な少年。 怪我もせず病気もせずスクスクと育ったイコは、 何十年かに一人生まれるという二本の角が生えた少年だった。 元気な身体と素直で優しい少年に育ったイコは、 昔からの風習となっている「霧の城への生け贄」として選ばれる運命にあった。 運命を前向きに捉え霧の城に向かうイコ。 そこで一人の少女ヨルダと出会う。 摩訶不思議な幻想の世界を見ながら謎の城中を抜け出そうと動き回る二人。 そこでは真っ黒な霧が集まった化け物や霧の城の女王との戦いが待っていた。 現代と過去をつなぐ記憶の中で翻弄される二人。 やがて霧の城の本当の姿を知ることになり戦いは鮮烈を極めていく。 「いつだかわからない時代の、どこだかわからない場所でのお話」 という書き出しで始まるこの物語。 上下2巻からなるこの長編は、 ファンタジーであり冒険ものでもあり世の中の理を問うものでもあるという、 読む物を捉えて話さないストーリー展開と内容だと思います。 読んだ方の書評を見ると感想はさまざまで、 とても面白かったという方もいれば意味が分かりにくかったという方もいます。 確かに過去と現在を行ったり来たりするストーリー展開はやや難解かもしれませんし、 物語の核心となる城の中での出来事の描写が文字で連綿と綴られていることなどから、 読んでいてイメージをしにくいという部分もあるのかなと思いました。 それでもひとつひとつの単語を文章を丁寧に読み込んで行くうちに、 頭の中に霧の城の不思議な雰囲気や主人公達の生き生きとした動きが広がり、 さすがに宮部みゆきさんの文章力は素晴らしいなと感じました。 私個人としては「とても面白くて一気に読めた」という一冊です。 「ブレイブストーリー」や「ネバーエンディングストーリー」など、 ファンタジーと冒険が織りなす不思議な世界。 ぜひじっくりと読んでいただきたい物語です。 そして子ども達にもぜひ読ませたい物語でもあります。 おすすめです!
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もたもたとして全く進まない内容。 霧につつまれたようなよくわからない描写。 何が何だかわからない。 ブレイブストーリーは大好きで、宮部みゆき作品はほとんど大好きですが、この本だけは読めませんでした。 途中で辛すぎて断念。
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表紙に惹かれて、何気なく図書館で手に取った一冊。 あとがき(先に読んでしまった)で分かったのだけど、これはゲームのノベライズなんだとか。 確かに、「封印の剣」とか「光輝の書」とかベッタベタにゲームっぽい。 あと、情景描写も、あぁ、画面はこういう風?とかいう感じ。 これはこれで、...
表紙に惹かれて、何気なく図書館で手に取った一冊。 あとがき(先に読んでしまった)で分かったのだけど、これはゲームのノベライズなんだとか。 確かに、「封印の剣」とか「光輝の書」とかベッタベタにゲームっぽい。 あと、情景描写も、あぁ、画面はこういう風?とかいう感じ。 これはこれで、世界ができていて、いい感じ。 気づいたら、「イコ、頑張れ!」とかなってる自分がいました。 で。 途中で、松明をゲットしたりすると、「イコは松明を手に入れた」とか頭の中に出てきてしまう。(笑) ・・・すみません。ドラクエ初代世代なので。 物語はシンプル。 ゲームのシステムみたいなものを大事にしつつも、登場人物の心理描写を深く深くして、先へ先へとページをめくらせる。 宮部みゆきは、謎解きで引っ張っていくタイプの作家かと思っていたけど、小難しい言い回しを使わずに引っ張っていく筆力のある作家さんなんですね。 他の作品も読んでみたいと思ったし、ゲームもやってみたいな。 でも、またRPGとかやると、引きこもりになるからやめとこ。
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ブレイブストーリーがとても気に入ったので 近いものを感じたこの本も読んでみた。 全体的によかったけど ブレイブストーリーよりは物足りなさを感じた。 たぶん容量の違いだと思うけど 最後が少しあっさりしすぎた。 でもICOの勇敢さは素敵だった。
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ミステリは話の筋が気になって頁をめくる。 だから宮部作品は面白いんだ、と思っていた。 しかしこの作品は、宮部みゆきの筆力によって頁をめくらされる。 ファンタジーがあまり好きでない人でもいけるかも。 優しいのに、わかりやすいのに、豊かな表現。 なぜ?
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宮部みゆきワールドを散りばめながらもICOの世界観も織り込まれています。解釈のひとつとして読むのも面白いかと。 ただ宮部さんの重厚感ある文章は細かく想像力を豊かにさせますが、それを「くどい」と感じる方やテンポが悪いと受け取る場合もありますので、注意が必要かと。
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ゲームを知っていたので読んでみようかな、と。 タイトルとシステムを知っていただけでゲームのストーリーは知らないので、宮部解釈が私の正解になっています。 元がゲームと知っていた方が情景を浮かべやすいと思います。 迫ってくるところなんてドキドキです。
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PS2のソフト「ICO」をノベライズしたもの。城の構造が複雑だったり仕掛けが様々あるので、ゲームをプレイしてからの方が入り込めると思う。ゲームにはない丁寧な人間らしい描写は私は好きだった。読み終わると、もう一回ゲームをプレイしたくなる!
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