14歳からの哲学 の商品レビュー
この本を読むまで池田晶子さんを知らなかった。 最近新聞に紹介されていたのでタイトルに惹かれ、図書館から借りて読んでみた。 かつて自分が中学生の頃この本にあるように『自分っていったい何だ』『人間って』『この感情はどこから来る』等悶々と思っていたことがあった。なるほど、こういうのは哲...
この本を読むまで池田晶子さんを知らなかった。 最近新聞に紹介されていたのでタイトルに惹かれ、図書館から借りて読んでみた。 かつて自分が中学生の頃この本にあるように『自分っていったい何だ』『人間って』『この感情はどこから来る』等悶々と思っていたことがあった。なるほど、こういうのは哲学と言うのかとこの歳になって知った。 筆者が存命でないのは残念だが、池田さんの著書をもう少し読んでみようと思う。
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大人が読んでも面白いし、難しい。悩むな!考えろ!自分にとって良いということは何か。読むのは3回目。でも、まだまだ読み込んでない。悩んでる人に読んでもらって、考えて生きていく大切さを感じて行ける本だと思います。
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「考える」ことのきっかけを与えてくれる一冊。タイトルのように14歳のときに読んでいたらきっと自分が歩んできた道、見てきた景色が変わっていただろうなあ…と今の自分が読んで感じるのですが、14歳の自分がこれを読んで面白いと思えるかと言えばそれはまた別の話で。でも何かしらの刺激や転換点...
「考える」ことのきっかけを与えてくれる一冊。タイトルのように14歳のときに読んでいたらきっと自分が歩んできた道、見てきた景色が変わっていただろうなあ…と今の自分が読んで感じるのですが、14歳の自分がこれを読んで面白いと思えるかと言えばそれはまた別の話で。でも何かしらの刺激や転換点にはなっただろうな。
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2022/8/29 104||イ (4階哲学) 哲学って何のことかさっぱりわからない!! と思っている人がほとんどだと思います。 この本はそんな人に哲学ってこんなことを考えるんだよっと分かりやすく紹介してくれています。 一つの物事を、あっちからこっちから、上から下から横か...
2022/8/29 104||イ (4階哲学) 哲学って何のことかさっぱりわからない!! と思っている人がほとんどだと思います。 この本はそんな人に哲学ってこんなことを考えるんだよっと分かりやすく紹介してくれています。 一つの物事を、あっちからこっちから、上から下から横から考えること。 答えのないことが答えになります。 哲学的考え方を身に着けてみませんか? この本は20年ほど哲学界のベストセラー!
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生きるとは、美しいとは、死とは、宗教とは、家族とは、友達とは等、自分の思い込みはいったん捨て、自分の頭でよく考えてみよう、宇宙や自然は誰かがつくったわけではなく、そこに「ある」という事の意味を考えよう。すべて、自分のなかにあり、つながらないものはない、わからなくていいんだよ。あた...
生きるとは、美しいとは、死とは、宗教とは、家族とは、友達とは等、自分の思い込みはいったん捨て、自分の頭でよく考えてみよう、宇宙や自然は誰かがつくったわけではなく、そこに「ある」という事の意味を考えよう。すべて、自分のなかにあり、つながらないものはない、わからなくていいんだよ。あたりまえの事を書いてあると思うかもしれないが、深く考えてみよう、と語りかける。 中学生くらいの人には難しくても、投げ出さず少しずつでも読んで欲しい。大人にとっても大事な事が書いてある。生きることがつらい人には特に読んで欲しい。 言葉を大切に使おう、古典を読もう、と思える。 “精神が豊かであるということだけが、人生が豊かであるということの意味だ“(148頁) “自分を愛するということが、そのまま、世界を愛するということなんだ。だから、もしも君が世のため人のために何かをしたいと願うのなら、一番最初にしなければならないことは何か、もうわかるはずだ“(104頁) などが心に残った。 考えたくない、向き合いたくない事がある人には厳しい言葉が並んでいるかも。
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子供の頃は大人は何でも知っていると思っていた。大人になっても実は知らないことばかり。物事を固定観念で捉えてしまうことも多く、我ながら情けないと思う。 この本からヒントを貰えたらと期待しつつ読み始めたが、難解な言い回しに正直、戸惑いを覚えてしまった。 これまで哲学的な物の見方や考え...
子供の頃は大人は何でも知っていると思っていた。大人になっても実は知らないことばかり。物事を固定観念で捉えてしまうことも多く、我ながら情けないと思う。 この本からヒントを貰えたらと期待しつつ読み始めたが、難解な言い回しに正直、戸惑いを覚えてしまった。 これまで哲学的な物の見方や考え方をしていなかったのだから仕方がない。 もう一度、14歳に戻ったつもりで読んでみようとページをめくった。 〈20〉メディアと書物 この章は比較的理解しやすかった。 メディアによって簡単に情報を受け取ることが出来る現代、例えば戦争の映像は日々流れていて「知りたい」という欲求を直ぐに満たしてくれる。何のために知りたいのかを考えもせずに。 情報は変化するもので、常に追いかけていないと不安だから見ることを止められない。 このような情報は決して「知識」ではない。"自らが考えて知ること"こそが大事なことだ。 時代を通して変わることのない知識は古典という書物の言葉の中にある。だから、言葉を大事に生きることが、人生を大事に生きることに他ならないのだ。 「わからないということがわかっただけでも構わない。これから自分で考えて知っていけば良いのだから」と、筆者の言葉は続く。 確かな答えはないが、物事の捉え方を意識することで、生き方を変えてゆくことは出来ると思えた。
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14歳に向けた哲学書。語り口はフランクなお姉さんといった感じ。内容はかなり本格的で、大人にも難解な部分がある。 20年前の本だが、激動の現代、コロナやウクライナ紛争などのニュースにどう対峙すべきか、いかに生き抜いていくかなど考えさせられた。 とにかく、考えることが大事である。
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NHKでインタビュされていて興味を持った。 難しかった。 その後、著者は亡くなった。 もう一度チャレンジしたい。
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当たり前と思っていたことが当たり前じゃない 考えることの大切さを考えされられた。 かなり難しくて読むのに凄く時間がかかった。
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サンデルの本みたいなものと思ってはいけない。 生きるとは何か、死とは何かについて、自分の考えを書いているようなもので、あまり共感できないところが多い。 考えもまとまりがなく、頭の整理にも役立たなかった。残念 でも、最後の著者の紹介のとこにこうかいてある。専門用語による『哲学』に...
サンデルの本みたいなものと思ってはいけない。 生きるとは何か、死とは何かについて、自分の考えを書いているようなもので、あまり共感できないところが多い。 考えもまとまりがなく、頭の整理にも役立たなかった。残念 でも、最後の著者の紹介のとこにこうかいてある。専門用語による『哲学』についての論ではなく、哲学するとはどういうことかを日常の言葉を用いて示し、多くの読者を得る。 たしかに、哲学するとは、自分で考えることだ、というのだと思うが、それなら、哲学と言わないでほしかった。 14歳にむけているから、ということかもしれないが、だったら尚更、もう少しまとまりよく、自分の親のことも適切に書いてほしい ただ、良いことも書いてある。 戦争をしている国のどっちが正しいかなんてことを、そもそも判断することができるのだろうか。しょせん人間のすることだ。どちらにも言い分はある。君が知るべきことは、どちらが正しいかということではなく、その中で自分はいかに正しく生きるのかということではないだろうか。つまり、正しいとは、そもそもどういうことなのか。それ以外に人間が人生で知るべきことなどあるのだろうか。情報はしょせん情報だ。情報には、本当もウソもある。事実か、事実でないか、ということもある。本当のこと、真実というのは、外から与えられて知るものではなく、自分で考えて知るものだからだ。自ら考えて知るより、知りようがないものだからだ。自ら考えて知ることだけが、知る、ということの本当の意味だ。情報を受け取って持っているだけの状態を、知る、とは言わない。正しく生きるとはどういうことか、生きているとはどういうことか、という、人生にとって最も大事な事についての知識は、新聞にもネットにも書いていない。書いてあることもあるけど、それを受け取って持っているだけで、自ら考えているのでなければ、あくまでもただの情報だ。情報は知識ではない。ただの情報を知識とするためには、人は自分で考えなければならないのだ。
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