1,800円以上の注文で送料無料

ピープルウェア 第2版 の商品レビュー

3.9

61件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/04/28

普遍的な内容だと思う。管理職ではないので実際どうなのかわからない部分があるけど、共感できる部分は多い。

Posted byブクログ

2012/04/24

その名の通りシステム開発の現場を人に焦点を当てた管理や手法に関する内容だった。働く環境や働く人のメンタルなどとても参考になった。 良いチームを作るというところで、 「チーム編成の目的は目標の達成ではなく、目標に向かって一体になることである。」という内容の一文があったが、これには...

その名の通りシステム開発の現場を人に焦点を当てた管理や手法に関する内容だった。働く環境や働く人のメンタルなどとても参考になった。 良いチームを作るというところで、 「チーム編成の目的は目標の達成ではなく、目標に向かって一体になることである。」という内容の一文があったが、これにはとても共感できた。 作業という一つのタスクは、基本的に一人でやるものだけど、 一人にはないチームで働く事の意味はこのことだと思う。 近くに同じモチベーションの人がいることで、いろんな意味で相乗効果が生まれると思う。 いいことばかりではないとも思うが。。。

Posted byブクログ

2012/03/18

システム開発、プロジェクト運営では古典となる、デマルコの名著です。なかなか手にする機会がなかったのですが、今回ようやく読むことができました。 日本と米国の違いなのかもしれませんが、本書ではシステム開発者とプロジェクトマネージャ(PM)は全く別の職種のようで、開発者はPMを理解しな...

システム開発、プロジェクト運営では古典となる、デマルコの名著です。なかなか手にする機会がなかったのですが、今回ようやく読むことができました。 日本と米国の違いなのかもしれませんが、本書ではシステム開発者とプロジェクトマネージャ(PM)は全く別の職種のようで、開発者はPMを理解しないし、PMは開発者をある意味では敵視するのが当然の前提となっています。自分はPMにも興味がある開発者なのですが、そういう考え方は日本に特殊な事例なのか、米国のほうが特殊なのか、本書があえて両者を分けて描いているのか、気になります。 品質の問題として、コストとの兼ね合いが常に問題視されます。本書では日本のシステムの質の高さが賞賛されていますが、本書執筆から15年近くを経過して、日本の高品質はむしろ国際競争力の足かせとなってしまっています。つまり、韓国を中心とする、品質はそこそこで低コスト、のほうが市場に受け入れられています。 個人的には日本のやり方は間違っていないと考えていますし、品質に十分なコストを投じるべきだ、と再評価される時期がやってくるものと信じています。そのときまで日本の経済が耐えられれば(国の財政と国民は厳しいのですが、民間企業はまだまだ耐性があるのではないかと思います)、日本のシステムの強みが発揮されるのではないでしょうか。 逆に、日本のシステムの弱いところは、開発者をコストとして考えている面が強いことだといえます。人月で数えられ、取り替えの利く部品として扱われていることもありますが、反面では労働基準法や労働組合との協定によって、開発に携わる時間を制限されていることも、開発者のやる気をそぐ原因となっているように思います。 労働者を守るはずの労働組合が、仕事はつらいものと決めてかかっているので、仕事に没頭して働くことを楽しんでいる状況が理解できないのでしょう。開発者が仕事に没頭できる環境を作ることがPMの役割であり、仕事を楽しめない状況から開発者を守るのが労働組合のあるべき姿だと思うのですが、私にいわせれば、労働組合の存在が仕事を楽しくなくしてしまっています。少なくともシステム開発においては、労働組合のあり方を見直すべきだと考えます。 すぐれたチームを作る方法は、デマルコでさえ見つけられなかったというのは驚きですが、確実に成功できる方法はなく、開発者の個性とチームに与えられた状況に応じて答えが常に変化する、と考えれば納得できます。あるときにうまくいった方法が次にうまくいくとは限らない、というのが、PMが毎回直面する問題なのでしょう。むしろ、過去の成功体験が邪魔をして、1つの方法に固執してしまい、チームを壊してしまうことのほうがよくあるようにも思われます。 この問題を解決する「銀の弾丸」はないのでしょう。開発者一人一人を、(取り替えの利く部品ではなく)個性も知識も技術も異なる人格として扱い、プロジェクト一つ一つを、それぞれに異なった問題と目標を持った業務であるという当然のことを理解することが、プロジェクトを成功に導く第一歩であると、改めて感じました。

Posted byブクログ

2011/11/06

邦訳副題の「ヤル気こそプロジェクト成功の鍵」とあるように、ヤル気に満ちた人間の集団というものは何よりも得難いものだと思う。それを生み出すためには何をすべきか、何をすべきではないか、何に気を配るべきか、についての示唆を与えてくれる。 ソフトウェア開発の世界を軸に、知的労働者=ピープ...

邦訳副題の「ヤル気こそプロジェクト成功の鍵」とあるように、ヤル気に満ちた人間の集団というものは何よりも得難いものだと思う。それを生み出すためには何をすべきか、何をすべきではないか、何に気を配るべきか、についての示唆を与えてくれる。 ソフトウェア開発の世界を軸に、知的労働者=ピープルウェアが如何に重要で、それらがどのようなもので、それを管理する側は何をしてしまいがちか、ということが全34章に渡って書かれている。原著は20年以上前、第2版も10年前に出版されたものではあるが、そのほとんどが未だ色褪せてはいない。 デマルコ&リスターの本はウィットに富んだ様々なショートストーリーが織り交ぜられていてホント読んていて楽しい。またいずれ再読するだろう。

Posted byブクログ

2011/09/14

20110912読了。 プロジェクト管理を語る本の中でも評判高い。 ざっくり乱暴にいえば プロジェクトの成功の鍵を握るのはチームメンバのやる気だよね、という本。 人の管理って普通の管理とは違って特殊だよ。 だから機械みたいに人を扱っちゃダメ、ってお話。 ・プロジェクトの...

20110912読了。 プロジェクト管理を語る本の中でも評判高い。 ざっくり乱暴にいえば プロジェクトの成功の鍵を握るのはチームメンバのやる気だよね、という本。 人の管理って普通の管理とは違って特殊だよ。 だから機械みたいに人を扱っちゃダメ、ってお話。 ・プロジェクトの問題の多くは技術的なことより社会学的なこと。 ・高い生産性をあげるためには?(パーキンソンの法則は当てはまらないよ) ・「人」の管理の方法。(人の感情を考えて管理しよう) ・なんでも変化は生産性を上げる(ホーソン効果) ・人が刺激し合い、のびのびと活動できる場を作るには? という、当たり前のようだけど なかなかできないことをわかりやすく書いてる。 プロジェクトというよりオフィスにおけるあるべき姿を描いているとも言えるかも。

Posted byブクログ

2011/08/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今やすっかり古典となったトム・デマルコの代表作。 ピープルウェアというのはシステムと人とのかかわりを示す言葉で 本来は、ソフトウェア、ハードウェアと同じように語られるべき事柄だけど、 残念ながら最近は知らない人の方が多いと思う。 読んだのは、ちょうど月の残業時間が400時間を超えてたときで、 組合から有給をとるように言われたのに、上司が有給申請を出して 出社しろといわれていた頃だと思う。 会社の近くの寮に住んでいて、朝5時に帰って8時に出社していたので、 その間の3時間に寝ないで読んでいた。 というか、頭が半分おかしくなっていたので、眠れなかっただけだけど。 内容的にはもう古い部分が多いけど、いわゆるアジャイルなんて考えは この本がなければ生まれなかったと思う。 本書の内容をもっともうまく表現しているのは第1章の以下の部分。 「実際のところ、ソフトウェア開発上の問題の多くは、技術的というより 社会学的なものである。」 ここでいう社会学的な問題としては、 ユニークな個性を認めるべきか? 早くヤレとせかすべきか? コーディング能力だけあればいいのか? オフィスの環境は生産性に関係するのか? 残業は生産性をあげるか? チーム内で競争させた方がいいか? といった未だに現場でおなじみの問題を扱っている。 だから言い方を変えれば、管理者とはどうあるべきか?という内容に もなっている。 昔読んだ当時は、プログラマーとして読んでいたので、 駄目管理者の駄目なところを指摘してくれるだけで面白く読めた。 自分が多少ともマネージメント的なことをするようになってから読むと 共感するところもあれば、あまり納得できないところもあったりする。 共感する部分は、やはりマネージメントの究極は「触媒」という考え。 「達人プログラマー」にも「触媒」はでてくるけどもちろんこちらが先。 本書の中で「触媒」というのがマネージメントの究極と紹介されている わけではないけど「触媒」的な人がチームに不可欠という文はある。 それに「スパゲティディナーの効果」の章で語られる 女性マネージャの行動はまさに「触媒」的な役割を果たしている。 これは、新プロジェクトを任された女性マネージャが、 プロジェクト開始前にメンバーとディナーをしようとする話。 自分が誘ったのに買い物から調理の間、 女性マネージャはおしゃべりばかりしている。 そのためか初対面のメンバーが自主的に動いて、 どんどんディナーが作られていくという不思議な現象が起こる。 プロジェクトの理想の進み方もこんな感じだと思う。 納得できない部分は、時代的なこともあるけど、ちょっと性善説なところ。 プログラマーを自由にすれば生産性はあがるというのは、 アジャイルに通じる部分はあるけど、やはりそこまでの 性善説はとれない気がする。 少なくとも自分の経験からすると、暴走する人の方が多い。。 この辺はニーチェの「力への意志」とリンクしていて、 方向性違ってないかな?とか思うんだけど、チームワークに支障が なければ基本は放置がいい場合もあると思う。 最後に物足りない部分を。 小説ではないから仕方ないし、もしかしたら翻訳の問題もあるのかも しれないけど、トム・デマルコの文章というのは、正直あまりうまいとは 言えないと思う。だから、人に薦めにくいというのはある。 特定の章だけ切り取って読むにはちょうどいいけど、通しで読むのは 結構大変なので、読書が苦手な人は途中で投げ出すかもしれない。 特に、第二版で加えられた章というのは、テーマはいいのに、 短すぎるからあまり説明しきれてない気がする。 これなら無いほうがよかった。 ただ、そういうのを抜きにしてもシステム開発を技術以外の視点で 見ることも必要だと思うので、プログラム言語の本ばかりではなく、 こういう本も読んだ方が個人的にはいいと思ったりもする。

Posted byブクログ

2011/07/13

プロジェクトリーダーだけでなく、経営層、技術者全員に読んで欲しい内容。日々のソフト開発と経営活動の密接な関係、生じやすい誤りについて、ここまで的確に示した本は見たことがない。

Posted byブクログ

2011/06/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

もう一回読み直してみた本.社会人になってから読むといろいろ考えさせられる内容かもね. 内容的にはプログラミング関係なく,プロジェクト案件に対してどのように管理を行うべきか,ということが著者の体験ベースで書かれている.すべてソフトウェア開発会社の話だが,たぶんいろいろなプロジェクトでも応用可能な事例が多いのではないだろうか? 本書の特徴として,人財の採用,チームの育成,オフィス環境などが事細かに書かれていること.この点は,いろいろな人事部の方に読んでいただきたいかな?と思う.1人のソフトウェア技術者として. 大学生には少し難しい内容かもしれないけど,組織論を論じる本としては良書だと思う.

Posted byブクログ

2011/11/01

実務能力が高くない人でも、チームにいい影響を与えることのできる人がいる、チーム全体としていかにパフォーマンスが出せるかを考えるのが大事(うまい要約にはなっていいないと思うが…)、という考え方がとてもしっくりくる。そういうことに頭を使いたい。

Posted byブクログ

2011/05/21

なんとなく読んでみた。アジャイルとか調べてたので、マネジメントとか重要そうだし。やったことないからな~イメージ作りって大切だよね

Posted byブクログ