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新訂 孫子 の商品レビュー

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141件のお客様レビュー

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孫子については、ビジ…

孫子については、ビジネス書などとして、「現代に生かす」翻訳をしている本がありますが、そのような本を読んでも孫子を読んだことにはならないです。当時の時代に即して読める本書を読んだ方が良いでしょう。

文庫OFF

2024/08/27

関ヶ原の戦いでとった徳川家康の行動を考えながら、孫子を読むと家康の天才的な軍師ぶりに感銘すりるばかりである。戦いとは、すでに戦う前の準備段階でほぼ決まっているのである。

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2024/08/04

この4ヶ月ほどかけてゆっくり読んでおりましたが、やはり難しい。さすが中国最古の兵書です。一見簡単なことが実は真理をついていたり、一見矛盾していることが戦いに勝つ上で最大限に重要だったりと経営者の方がよくおすすめする理由がわかりました。 特に、戦わずして人の兵を屈するは善の善なる...

この4ヶ月ほどかけてゆっくり読んでおりましたが、やはり難しい。さすが中国最古の兵書です。一見簡単なことが実は真理をついていたり、一見矛盾していることが戦いに勝つ上で最大限に重要だったりと経営者の方がよくおすすめする理由がわかりました。 特に、戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり、この文を読めてよかったなぁと思いました。実践するにはまた長い年月がかかりそうなので折に触れて読み返して浸透させていきたいものです。

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2024/01/24

孫子の兵法は、聞いたことがあるが、 どのような内容で、どのような文の構成になっているのか?を知りたくて、より、難しそうな方を選択しました。 結果的に、岩波文庫を選択しました。 率直な感想は、とても奥が深いと感じました。 単に、戦い方のことについてのみ書かれているのかと思ってい...

孫子の兵法は、聞いたことがあるが、 どのような内容で、どのような文の構成になっているのか?を知りたくて、より、難しそうな方を選択しました。 結果的に、岩波文庫を選択しました。 率直な感想は、とても奥が深いと感じました。 単に、戦い方のことについてのみ書かれているのかと思っていましたが、それはとても浅い理解であることに気づきました。 ぜひ、読むべき価値のある内容だと感じます。

Posted byブクログ

2024/01/08

会社経営者やコンサルの人たちに『孫子』が好まれるという話は前々からよく聞いてはいたが、今回最後まで通読してみて、なるほどねえ、確かにこういう本は好かれるだろうなと納得した。それは、兵法書でありながら組織論や戦略論として応用できそうなところが多々あるからである。ただ、ここが中国の古...

会社経営者やコンサルの人たちに『孫子』が好まれるという話は前々からよく聞いてはいたが、今回最後まで通読してみて、なるほどねえ、確かにこういう本は好かれるだろうなと納得した。それは、兵法書でありながら組織論や戦略論として応用できそうなところが多々あるからである。ただ、ここが中国の古典らしいところで、こういう時にはこうせよとは書いてあっても、なぜそうなるのか、では具体的にどのように実施すれば良いのかという記述に乏しいので、耳触りの良い標語としてわかった気になるレベルを越えて実際に実務に活用しようと思えば、読む者、実行する者の理解力と思考力、応用力が試されることになろう。 このように、ビジネス書としてもよく読まれる『孫子』であるが本書はやはり兵法書。私は当初、戦うときの算段や兵の動かし方、攻め方、守り方などがガッチガチに書かれているものだと思い込んでいた。つまり、勝つための諸策目白押しだと想像したのである。ところが、実際に読み進めてみると、例えば「凡そ用兵の法は、国を全うすることを上となし、国を破ることはこれに次ぐ。軍を全うするを上と為し、軍を破るはこれに次ぐ(中略)是の故に百戦百勝は善の善なるものに非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり。」(謀攻篇)なんて書いてあって、正直に言って拍子抜けした。戦法の本じゃないのか、と。だが、よくよく考えてみると「戦わずして勝つ」とか「勝利の軍はまず勝利を得てから戦争をする」というのは、戦いや生きていく上での奥義であるということに思い当たった。私はかつてあるお寺の高僧の方から、「弓で的を射るとき(すなわち何か目標を立ててそれを達成しようとするとき)、的を狙うから、私(弓の引き手)と的の間に距離ができるの。的に当たってから弓を引けばいいじゃない?そういう境地があるのよ。できてから仕事をするという境地があるの。」と教えていただいたことがあるが、通ずるものがあるように思う。 ビジネスのみならず、生きていく上においても知恵と示唆を与えてくれる本書。これからも折に触れて紐解きたい一冊だ。 最後に。 本書には「兵の情は速を主とす。」(九地篇)、すなわち戦争の実情は迅速が第一だ、スピード勝負だと書いてある。翻って、ロシアとウクライナの戦争は2022年2月24日開戦で、現在(2024.1)で2年弱。いまだに多くの犠牲を生み、当時国もいよいよ疲弊し、ウクライナの背後で甘い蜜を吸おうと目論んだNATO諸国もその甲斐なくむしろ面倒臭くなっている現状、孫子(孫武か孫臏)が生きていたら、下手くそな戦争と言われるに違いない。

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2023/09/27

 高校生の頃古文と漢文の勉強を疎かにしていたツケが回ってきた…  本作はとても有名な兵法書の古典だが、その普遍性が評価されており現代社会でも通用すると言う事だったので読んでみた。地形や火攻めのところなどはそのまま戦い方についてが記されているが、確かに他の部分では普遍性のある内容...

 高校生の頃古文と漢文の勉強を疎かにしていたツケが回ってきた…  本作はとても有名な兵法書の古典だが、その普遍性が評価されており現代社会でも通用すると言う事だったので読んでみた。地形や火攻めのところなどはそのまま戦い方についてが記されているが、確かに他の部分では普遍性のある内容も多く面白かった。  作中もっとも印象に残っているのは次の文。 「善く兵を用うる者は、道を修めて法を保つ。故に能く勝敗の政を為す。」戦争が上手いものは良い政治を行い、ルールを守る。そして思うままに勝敗を決められるようにすると言うことだ。仕事をする上で大切にしたい考え方だと思った。

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2023/08/17

399 [『孫子』13篇は、中国最古の兵書である。そこには、現実的な戦術が深い思想的裏づけを得て、戦争一般、さらには人生の問題として、広い視野の中に組みこまれている。竹簡の新資料との照合も経て、またさらに読みやすくなった新訂版。原文・読み下し文・現代語訳に平易な注を加え、巻末には...

399 [『孫子』13篇は、中国最古の兵書である。そこには、現実的な戦術が深い思想的裏づけを得て、戦争一般、さらには人生の問題として、広い視野の中に組みこまれている。竹簡の新資料との照合も経て、またさらに読みやすくなった新訂版。原文・読み下し文・現代語訳に平易な注を加え、巻末には重要語句索引を付した。] 「作者、孫武(そんぶ)は、一般には孫子と呼ばれる人物。「呉越同舟(ごえつどうしゅう)の故事にもなっている呉と越が激烈な抗争を繰り広げていた2500年前の時代に生まれた人物。彼は呉王の闔閭(こうりょ)に使えて兵法を練り、新興国の呉を一躍強大な国家に変えた。彼の優れているのは戦争に強いというところではなく、第一級の戦略家であり政治家であったという点にある。ー『孫子』は戦争の為に読む本ではなく、よりよき政治のためにこそ読まれるべき本である。」 (『世界史読書案内』津野田興一著 の紹介より) 目次 計篇(第一) 作戦篇(第二) 謀攻篇(第三) 形篇(第四) 勢篇(第五) 虚実篇(第六) 軍争篇(第七) 九変篇(第八) 行軍篇(第九) 地形篇(第十) 九地篇(第十一) 火攻篇(第十二) 用間篇(第十三)

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2023/07/19

とにかく漢文が難しい。いつかまた読もう。 事前準備、情報収集、予備知識! いざ戦いとなったら、臨機応変! とにかく勝てない戦はしないこと! 兵法書ではあるが、好戦的ではないところ、現代に生きる人の人生の教訓にもなりうる内容(普遍性か?)であるところ、とても興味深い。

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2023/06/28

敵が利益を求めていれば誘い出せ。敵が混乱していれば敵陣を奪え。敵の備えが充実しているなら防御・回避せよ。敵が怒っていればさらに心を乱れさせよ。敵がこちらを舐めているようなら、さらに油断させよ。敵が休もうとすれば疲れさせよ。敵が団結しているなら、仲たがいを起こさせよ。 味方のスパ...

敵が利益を求めていれば誘い出せ。敵が混乱していれば敵陣を奪え。敵の備えが充実しているなら防御・回避せよ。敵が怒っていればさらに心を乱れさせよ。敵がこちらを舐めているようなら、さらに油断させよ。敵が休もうとすれば疲れさせよ。敵が団結しているなら、仲たがいを起こさせよ。 味方のスパイに偽りの情報を教え、わざと敵に捕らえさせる。味方のスパイは拷問を受け、偽りの情報を(真実だと思って)敵に知らせる。敵は偽りの情報を真実だと思い込む。▼こちらの情報を得るためにやって来た敵のスパイを、敵よりも多い報酬を与えて転向させ、味方のスパイとして送り返す。▼敵を知り、味方を知れば100度戦っても危険はない。敵を知らず、味方も知らなければ危機に陥る。 こちらの戦略は常に変化させよ。お決まりのパターンは相手に見抜かれて攻略されてしまう。理想の軍は無形の軍である。 通ってはならない道がある。撃ってはならない敵がある。攻めてはならない城がある。奪ってはならない土地がある。受けてはならない主君の命令がある。 敵が攻撃してこないことを期待するな。敵が攻撃したくてもできないような体制を構築せよ。 勝利とは勝って当たり前の戦いに勝つこと。勝利とは劇的なものではない。勝利する将は勝利した後(勝って当然の相手だと判断した上で)、戦う。負ける将は、(勝てるかどうかわからないのに)戦った後、勝利を求める。

Posted byブクログ

2023/05/02

歴史は古くても今の世に役立つ言葉が散りばめられている 詳しくはこちら https://takeoido.hatenablog.jp/entry/2023/05/02/084851

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