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新訂 孫子 の商品レビュー

4

141件のお客様レビュー

  1. 5つ

    43

  2. 4つ

    45

  3. 3つ

    35

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2020/01/28

ビジネスパーソンの必読書というのは、常に戦略を考え、より良い状況を作り出すためにうまく立ち回る方法を考えるべきという、戦と企業に共通する部分があるからだ。

Posted byブクログ

2020/01/18

ビジネス書があまりにも孫子の兵法推しなので読んでみた。内容自体は戦争に関するものなので、直接役に立つ情報が書かれているわけではない。火攻めの方法とか地形の活かし方などは実生活で使える孫子という人の考え方や戦術は現代にも通ずるところがある。例えば最も有名な「敵を知り己を知れば百戦危...

ビジネス書があまりにも孫子の兵法推しなので読んでみた。内容自体は戦争に関するものなので、直接役に立つ情報が書かれているわけではない。火攻めの方法とか地形の活かし方などは実生活で使える孫子という人の考え方や戦術は現代にも通ずるところがある。例えば最も有名な「敵を知り己を知れば百戦危うからず」のようなもの。しかし、それを自分なりに解釈して自分の生活に応用できるだけの創造性がなければ実生活に活かすことは難しい。自分にはまだそれだけの創造性もなく、なかなか活かしきれなかった部分があるので、時期をあけてもう一度読み返したい。

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2019/12/08

戦争のテクニカルなことだけでなく、戦争に対する考え方も組み込まれている一冊。今までの偉人も読んできたのかな。

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2019/11/12

戦わずして勝つ。 戦わないためにどうすればよいかが書いてある。 故事成語のオンパレード。 全体の構成として、原文→読み→注釈→現代語訳、が章立てごとに繰り返されるので、原文と対比して読み進めやすい。 解説や巻末の索引も親切で、初心者向け。 傍らに置いて座右の書としたい。 感...

戦わずして勝つ。 戦わないためにどうすればよいかが書いてある。 故事成語のオンパレード。 全体の構成として、原文→読み→注釈→現代語訳、が章立てごとに繰り返されるので、原文と対比して読み進めやすい。 解説や巻末の索引も親切で、初心者向け。 傍らに置いて座右の書としたい。 感想としては、これをよく読んで腹の中から理解していれば、青森第五連隊も八甲田山に登らなかっただろうし、日本も戦争しなかったのではないかと思う。最初から戦わずしてこれが実践できればいいけど、戦っていない人間は戦いたくなってしまうだろうし、本当に理解し実践できる人は少ないだろうし、今後も理解できない人は一定数生まれてくるだろう。こういう書が今もなお読み継がれていること自体、つくづく人間は戦争を繰り返す生き物なのだろうと思う。

Posted byブクログ

2019/08/27

必勝の条件とは 身方の準備が万全であり 敵にすきがあり 戦場の地形を把握して はじめて条件が成り立つ どれかが欠けても必勝はない だから徹底的に準備を行う 故に戦は戦う前から決着がついている

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2019/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本書は、 ・己を知り、敵を知る ・最小限の労力で勝つ ・臨機応変に ・リーダーの在り方 を学べる。 これだけでも、 ・少ない労力で成果を上げる ・自己分析、現状把握 と応用できること結構ある。 戦わずして勝つ。 楽して勝つのは兵力が多いからではなく、これでもかと言うぐらいの準備、そして戦略と状況に応じた選択ができる柔軟な精神があればこそ。 テストのために必要な知識を身につけ、本番で蓄えた力を発揮する、その際に焦らずいつも通りに対応する。 あながち孫子のメソッドは間違いではない。 それ以前に戦争という大舞台で「孫子の兵法』なる戦術を披露している時点で凄い。 試験や出世競争に酷な戦いを生き抜いた偉人たち。 そういう時代だったから人間として完成されていた、だから大人は「古典を読め』と言うのだろうか。

Posted byブクログ

2019/08/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【気になった場所】 孫子=十三篇からなる兵書 ・第一〜第三→総説 ・第四〜第六→戦術原論 ・第七〜第十一→実戦での戦術 ・第十二→火攻め ・第十三→スパイ 第一、計篇 =戦争の前によく熟慮すべきこと ・君主はどちらが人心を得ているか ・将軍はどちらが有能であるか ・自然界の巡りと土地の状況はどちらが有利か ・法令はどちらが厳守されているか ・軍隊はどちらが強いか ・士卒はどちらがよく訓練されているか ・賞罰はどちらが公明に行われているか →上記を比べれば、戦わずして勝敗を知る 第ニ、作戦篇 =戦争を始めるまでの計画 ・戦争の損害を知らぬ者は、戦争の利益を知り尽くせない ・敵の物資を使って戦えば自軍が長持ちする ・戦争は勝利が第一だが、長引くと自軍が疲弊する 第三、謀攻篇 =戦わずして勝つ方法 ・戦略の優先順位を知る →敵の陰謀を未然に破る>敵と連合国との外交関係を破る>敵の軍を討つ>敵の城を攻める ・勝利を知るための方法 ①戦って良いときと悪いときを知る ②大軍と小勢とのそれぞれの用い方を知る ③上下の人々が心を合わせている ④良く準備を整えて油断している敵に当たる ⑤将軍が有能でしゅ君がそれに干渉しない →敵を知り味方を知れば、いくら戦っても危険がない 第四、形篇 =攻守の態勢 ・普通の人では見分けがつかない勝ちやすい機会をとらえて打ち勝つ →まず勝利を得てそれから戦争をする 第五、勢篇 =その態勢から発動する軍の勢い ・部隊の編成で、どんな敵の出方にも対応可 ・戦いの勢いによって勝利を得ようと求め、人材に頼ろうとはしない 第六、虚実篇 =それをうけて戦争の主導性の把握 ・味方がどう勝利したかを知る 第七、軍争篇 ・軍争=機先を制する争い ・戦争は敵の裏をかくことを中心とする 第八、九変篇 ・一つのことを考えるのに、必ず利害をセットで考える 第九、行軍篇 →上司は部下を、恩徳でなつけて刑罰で統制 →部下が親しみ懐いているかどうかが基準 第十、地形篇 →敵も味方も土地の有様もよく知った上で行動すると迷いがない 第十一、九地篇 →敵の意図を十分に把握すること 第十二、火攻篇=火攻め 第十三、用間篇=スパイ

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2019/04/25

孫武が書いたとされる兵法書。 100分で名著を観てから読むと、さらに面白さが増す。 兵法書なので、戦って勝つことが良いとされると思ったら大間違い。そもそも戦争は国力を疲弊させるのでしない方が良いと言うのが大前提だ。 戦争をしない、戦わずして勝つ方法をまずは教え、それでもダメな...

孫武が書いたとされる兵法書。 100分で名著を観てから読むと、さらに面白さが増す。 兵法書なので、戦って勝つことが良いとされると思ったら大間違い。そもそも戦争は国力を疲弊させるのでしない方が良いと言うのが大前提だ。 戦争をしない、戦わずして勝つ方法をまずは教え、それでもダメなら楽勝に勝つのが孫子の兵法なのだ。 現代においても応用の効くことは多々あり、例えば相手をまずは詳しく分析(時にはスパイを送り込む)し、弱点を見極め、そこを切り込む。 これはベンチャー企業が行うべき戦略と似ている。資金が豊富な大企業と真っ向から戦っても勝ち目はない。 そうではなく、大企業が手をつけられない所を一点突破で攻め立てて、まず一つ、次に一つと陣地を奪っていくのだ。 ビジネスとは戦争。 戦略無くして勝ち目なしだ。 個人的に大事だと思うのは、こういう抽象的な理論を学んでから、自分で考え続けることだ。そこらへんのビジネス書を読んで、表面的なノウハウを学んだとしても、結局戦いの状況が変われば、戦略を変えざる得ない。 臨機応変な対応の大事さは孫子の中でも述べられていたけれど、結局は自分で考える必要がある。 魏の曹操は、今の孫子の注釈を作った張本人だが、そんな曹操でさえ、赤壁の戦いでは敗れており、その事が天下統一を妨げている。 生かすも殺すも自分次第という点が、なんとも孫子らしい。 ちなみに、陣地を構える時に右に空間を作るべきと言う点が述べられており、その理由は色んな事が述べられていたが、個人的には100分で名著の『人は右利きが殆どのため、右に陣地を作る事で、そこから駆け下って攻撃する際に勢いよく剣を振り下ろせる』と言うのが一番しっくり来た。

Posted byブクログ

2019/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「知彼知己者、百戦不殆」 古来、数えきれないほどの君主・将軍・戦国大名・政治家・学生・経営者・学長(!?)等に読まれてきた人類の宝。現実的な“兵法”を美しい響きで学べる。経営者が薦める本に挙げるのも至極納得。 今回響いたのは冒頭の言葉。「敵情を知って身内の事情も知っておれば、百たび戦っても危険がない(p53)」

Posted byブクログ

2019/03/14

言わずと知れた「戦争の教科書」。 「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」や風林火山、呉越同舟などの元になった部分を目にすることができる。また、三国志をはじめとする中国の歴史もの、軍記ものにしばしば出てくる戦略について「これか…」と思いを巡らすことができる。 敵国をビジネスの競合...

言わずと知れた「戦争の教科書」。 「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」や風林火山、呉越同舟などの元になった部分を目にすることができる。また、三国志をはじめとする中国の歴史もの、軍記ものにしばしば出てくる戦略について「これか…」と思いを巡らすことができる。 敵国をビジネスの競合他社として、将軍をマネージャーとして置き換えれば、なるほど昨今よく言われるように、ビジネスの現場に対する教訓として読むこともできる。 イメージしていたほど膨大な文書でもなく、身構えずに読めた。この岩波版は、現代語訳はもとより豊富な注釈もあり非常に読みやすい。 メジャー古典として読んでおきたい1冊。

Posted byブクログ