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新訂 孫子 の商品レビュー

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141件のお客様レビュー

  1. 5つ

    43

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2020/11/14

現代の経営にも通じる、そのまま実験できる考え方も多数。 戦争、正に直接的に生きるか死ぬかの世界から出てきた思考で、本気度が現代社会とは雲泥の差。 現代では会社が潰れたとしても直接死ぬわけではないし、ほぼ再起できてしまうため、本気で考え抜ける人がどこまでいるのか。 だからこそ、...

現代の経営にも通じる、そのまま実験できる考え方も多数。 戦争、正に直接的に生きるか死ぬかの世界から出てきた思考で、本気度が現代社会とは雲泥の差。 現代では会社が潰れたとしても直接死ぬわけではないし、ほぼ再起できてしまうため、本気で考え抜ける人がどこまでいるのか。 だからこそ、その本気度を感じて、今でも語り継がれているのだろうか。 何回も読み返したい。

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2020/10/26

〇学んだこと 1.戦いに巧みな人が勝利した場合には、智謀優れた名誉もなければ、武勇優れた手柄もない ⇒英雄がいない勝利を実現することが重要。勝利することが当然である状況を準備する 2.包囲した敵軍には必ず逃げ口をつくり、進退きわまった敵をあまり追い詰めてはいけない ⇒後退の余地を...

〇学んだこと 1.戦いに巧みな人が勝利した場合には、智謀優れた名誉もなければ、武勇優れた手柄もない ⇒英雄がいない勝利を実現することが重要。勝利することが当然である状況を準備する 2.包囲した敵軍には必ず逃げ口をつくり、進退きわまった敵をあまり追い詰めてはいけない ⇒後退の余地を与えることが、結果的に我の損耗を極限するためには重要。敵を追い詰め過ぎないように配慮すること 3.智者の考えは、必ず利と害を交え合わせて考える。利益のある事は害になる面も考えるから、仕事はきっと成功するし、害のある事にはその利点も合わせて考えるから、心配事も解消する ⇒心配毎で目の前が暗くなったときは、この言葉を思い出すことでストレスが緩和されるかも

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2020/09/16

20190430 兵法として古典的名著である孫子の兵法。13の篇がある事を理解した。最初の3篇が大枠であり、残りは詳細に述べている構造である。 戦争時だけでなく、普段の生き方においても使えるエッセンスがたくさんある。参考にして自分に負けることのない人生を送りたい。 ・事前準備。プ...

20190430 兵法として古典的名著である孫子の兵法。13の篇がある事を理解した。最初の3篇が大枠であり、残りは詳細に述べている構造である。 戦争時だけでなく、普段の生き方においても使えるエッセンスがたくさんある。参考にして自分に負けることのない人生を送りたい。 ・事前準備。プラン。 ・アクション時には臨機応変。スピード。戦わずにして勝つこと。 ・自分を知り、相手を知り、計画を練る。 //MEMO// 兵法として、各所から引用される伝説的な本として読む必要がある。 ・三国志 ・村上海賊 ・宮本武蔵 ・ジョジョの奇妙な冒険 また、ビジネスも戦いであり相手がどう動くか、それに合わせて次の戦略をどう立てるかといった思考法を磨く参考にしたい。 13篇 計篇 ・5事7計 ・戦争の前に熟慮すべきことについて 作戦篇 ・スピード ・相手のリソースを奪い利用する ・軍備、動員補充の計画 謀攻篇 ・コントロール。戦わずにして勝つのが一番 ・彼を知りて己をしれば百戦危うからず 形篇 ・型を重視 ・態勢 勢篇 ・適材適所、タイミング 虚実篇 ・準備の重要性 ・実=準備で主導権を握り、虚=隙を突く。 軍争篇 ・機先を制する ・遠近の計 ・風林火山 急変篇 ・対応力 行軍篇 ・軍隊を進める状況 ・規律の重要性 地形篇 ・フィールドの状況分析 九地篇 ・相手との関係、土地の状況分析 ・呉越同舟 火攻篇 ・火攻めのタイミング、対処法 用間篇 ・合理的勝利をもたらすスパイの有効性

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2020/09/15

いかに効率的に目標を達成するか。 そのために戦術を駆使する。 必ず勝つためには、五つのことを頭に置いておかねばならない。 一つ目は、目標に向かって努力するタイミングをわかっておくということ。組織にとって今必要なことなのかどうか。 二つ目は、組織全体と小集団の使い方を知っておくと...

いかに効率的に目標を達成するか。 そのために戦術を駆使する。 必ず勝つためには、五つのことを頭に置いておかねばならない。 一つ目は、目標に向かって努力するタイミングをわかっておくということ。組織にとって今必要なことなのかどうか。 二つ目は、組織全体と小集団の使い方を知っておくということ。 三つ目は、組織全体も個人も上下すべての人々が同じ目標を目指すということ。 四つ目は、こちらは準備を万端にしたうえで、目標や相手に当たっていくということ。 五つ目は、有能な指揮官に、トップが口出しをしなければ目標達成できるということ。 つまりは、相手のことをよく知って、自分のことも良く知っておけば必ず目標は達成できる。 自分のことはわかるが相手のことはわからないというのであれば、必勝とはならず、さらに自分のことも相手のこともわからないというのでは、常に負ける危険がある。 また、相手のことを熟知するが、こちらの手の内を見せないことが相手の裏をかけるポイントになる。 するどい洞察力、分析力、情報把握能力、何をどれだけ投入するか適切に判断できる能力を備え、トップが間違っているときは毅然と命令に従わない。 部下を大事にする。 甘やかすのではない、相手が間違っているときは叱らなければ、相手は子供のようにらなってしまう。 感情的に行動しない。冷静な判断をする。 敵対するものを引き入れる。

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2020/08/26

本気で戦ったからこそ、わかったことなのだろう。 今の時代では知りえない。 だが、考え方は今の時代でも使える。 中国最古の兵法書が、なぜ今の時代でも読まれているのか? 本質を、学べるからだろう。 昔の『本気』で戦った人たちの兵法書 ぜひ、読んでみてほしい。

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2020/07/17

2000年以上も前の書物が残っていたということが感慨深い。 時間が経ってから何度か読み直してみるといいのかもしれない。

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2020/06/25

誰もが知っている言葉の数々が詰まった薄い一冊。 鞄は勿論ポケットにも入るため外出先の予備の一冊として持ち運べる。おかげで今まで何度も何度も読み返せた。 一つ一つの言葉はそれだけを取り上げて読めば「そりゃあそうだろう」と納得できる。むしろ、当たり前のことが書いてあるようで、肩透かし...

誰もが知っている言葉の数々が詰まった薄い一冊。 鞄は勿論ポケットにも入るため外出先の予備の一冊として持ち運べる。おかげで今まで何度も何度も読み返せた。 一つ一つの言葉はそれだけを取り上げて読めば「そりゃあそうだろう」と納得できる。むしろ、当たり前のことが書いてあるようで、肩透かしを食らったような感じさえする。 しかし、それぞれの言葉を繋ぎ合わせ、その全体を「孫子の思想」として捉えようとすると、時に曖昧で、時に矛盾しているようで、ひどく捉え難い。 その捉え難さは孫子という書物の成立過程によるものかもしれないし、「戦争」という途方も無い事象を扱っているせいかもしれない。 しかし、本書の価値は名言の数々を一つ一つ取り上げて個別のものとして云々することよりも、自分なりにその捉え難い思想を捉えようとすることにあると思われる。 孫子から学ぶべきは、戦争という数多の要素が複雑に絡まり合い、予想も制御も理解も困難な事象をいかに切り分け理解可能なものとするか、そのアプローチの仕方にあるのでは。 以下は自分なりの現時点での要約。 孫子の思想の中で私にとって重要と思われるのは、「比較的コントロールし易いものと、コントロールし難いものを区別し、コントロールし易いものから着手する」ということ。 計篇の五事七計によって彼我を比較することで廟においてある程度勝敗を知ることはできる。 しかし、実際の戦場では相手方の判断など様々な状況が絡み合い複雑化するため、必ず勝てるとは言えない。 そこで、まず比較的コントロールし易いもの、すなわち味方側に着目する。 勝てるかどうか分からないのなら、まず味方を勝つべからざる形にする。勝つべからざる形とは「守」であり、ここで言う「守」は防衛設備をあつくすることではなく、敵に実態を見せないようにするということだ。 ただ、勝つべからざる形を為しても不確実な要素はつき纏うため、まだ勝てるとは言えない。 そこで「勢」を味方にして一気に有利な状態に傾ける必要がある。 「勢」はコントロールし難い。しかし、「勢」を生み出す根源とは不確実であるという状態そのものにある。万物は流転し、流動的であるということは、臆病から勇敢に転じるように、軟弱から剛強に転じるように、自己に有利な状況に転じる余地があるということだ。そこで正法に奇法を混え、相手をできるだけコントロールすることで有利な状況に近づけていく工夫がいる。 一方、相手方も戦い方を知る者である場合、こちらと同じくまず勝つべからざる形を為し、その上で「勢」を生み出そうとする。 よって、戦いは主導権の奪い合いへと移行する。 すなわち、いかにして自軍の実を保ち、相手を虚にするか。 ここで言う「実」も「守」と同様、備えを充実させることではない。姿を晒せば相手に虚を衝かれる恐れがあるからだ。 そこで「無形」は2つの意味を持つ。 一つは相手に実体を悟らせないこと。 一つは定まった手段を持たず、状況に応じて千変万化すること(奇正入り混じった方法) そのようにして、コントロールし難いものをコントロールできる状態に近づけて、勝敗を決する。 よって「兵とは詭道(正常なやり方に反したしわざ)である」といえる。 うーん

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2020/04/14

できれば戦争をしないで、勝つこと。 戦争は相手より、何十倍の戦力がある時だけ、自ら仕掛ける。なぜなら、戦争には莫大なリスクかかかる。長期戦になろうなら、自分の戦力は大きな損害が生まれるからである。必ず勝てる時だけ行い、短期で終わらせること。 相手を知る最も有効な手段は、スパイ...

できれば戦争をしないで、勝つこと。 戦争は相手より、何十倍の戦力がある時だけ、自ら仕掛ける。なぜなら、戦争には莫大なリスクかかかる。長期戦になろうなら、自分の戦力は大きな損害が生まれるからである。必ず勝てる時だけ行い、短期で終わらせること。 相手を知る最も有効な手段は、スパイを使う。 相手のことを良く知るには、相手の懐に入ること。相手が何を欲しがっているのか、何に困っているのか、何をしようとしているのか、など相手の現状をとにかく知ること。逆に相手のスパイを見つけたら、多くの利益を与えて、逆に味方にすること。そうすることで二重の情報を得ることができる。 誰もが知っている情報に価値はなし いろんな情報があるが、誰も知らない情報こそ価値がある。例えば、明日は雨が降るらしいだけではなく、何故雨が降るのか、誰が雨が降ると言ったか、どのように雨が降るのか、冷たい雨か、暖かい雨か、風は吹くのか、気温はどうか、何時から何時まで降るのか、もっと細かい情報こそが大事である。 自分を弱く見せること。 自分を弱く見せることで、相手に隙ができる。馬鹿にされる、笑い者にされるくらいがちょうど良い。隙を見て時が来たら、一気に攻撃する。

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2021/05/09

中学生の時に初めて読んでから、何度か読み返している。 進学、就職など自分の環境が変わったところで再読すると、新たな着想が得られて面白い。

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2020/02/13

勝ちに不思議な勝ちはあるかもしれないが、負けに不思議な負けはない。 兵士をどう動かすかはもちろん重要だが、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉に見られるように、相手と自分の状況を正確に把握し、自分の勝ち筋が見えるように相手を動かすことが勝つ方法である。決して一か八かで...

勝ちに不思議な勝ちはあるかもしれないが、負けに不思議な負けはない。 兵士をどう動かすかはもちろん重要だが、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉に見られるように、相手と自分の状況を正確に把握し、自分の勝ち筋が見えるように相手を動かすことが勝つ方法である。決して一か八かではなく、冷静に大胆に状況を判断する必要がある。 ビジネスも同じであり、状況が変わるのを待つのではなく、自分が望むように動かせば良いのである。

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