サンタクロースっているんでしょうか？ の商品レビュー

中村妙子【訳】,東逸子【絵】

2016/12/25

初版は１９７７年。
１８９７年９月２１日の新聞の社説を訳した本です。

「サンタクロースって、ほんとうにいるんでしょうか？」という８歳の少女の質問に、新聞社の記者がこたえます。

「この世界でいちばん、たしかなこと、それは子どもの目にも、おとなの目にも、みえないものなのですから」

いろいろな物があふれる世の中で、大切なもの、たしかなものほど目に見えない。目に見えるものだけを信じる大人になってはいけない。そんなメッセージを感じます。

何代にも渡って読み継がれていく本だと思います。

2015/12/06

サンタクロースっているんでしょうかという少女の質問に答えた社説 。その心が温かく豊かな回答が素晴らしいです。

2015/10/10

'94に購入しているので、正確にはこれではないがアマゾンで出てこなかった。

以下当時メモより。

｢12月24日｣｢こねこのみつけたクリスマス｣と共に、X'masプレゼント用に購入。
素直な気持ちを持ち続けるのは、とても難しいけれどとても大切なこと。自分用にも買おうかな。

と書いてあるが、今現在手元にないのはなぜだと当時の自分に聞きたい。

2014/12/22

8歳の少女からニューヨーク・サン新聞社宛てに送られてきた1通の手紙。そこには素朴な質問が書かれていました。

「そうです。サンタクロースはいるのです。」
この新聞記者のように真摯で、説得力のある大人でありたいと思います。きっと大人になって読んだ方が、その答えの意図を強く感じるはず。
100年以上前のアメリカであった、今もなお愛される実話。クリスマス前に読みたくなります。

2014/09/18

8歳の女の子が新聞社に手紙を送った。サンタクロースはいるの？新聞社は社説に長い返事を掲載した。有名な話。日本の新聞社は同じ事をするだろうか？目に見えないものを信じてと言ってくれるだろうか？

2014/08/19

8歳の女の子からの質問に対して、ニューヨークのサン新聞が「社説」でお返しした内容が書籍化されたものです。

サンタクロースっているんでしょうか。

今も昔も変わらずそこにあり続ける問いに対する答えが、あたたかい知性に包まれた内容で、古き良き時代を感じました。

クリスマスシーズンに、子どもたちに紹介したい一冊です。

2014/06/17

12月生まれでクリスマスをほとんど意識せず育ったからクリスマスにサンタさんに手紙を書いていた記憶もない。だからサンタクロースを信じていた(？)気持ちは思い出せない。でも、この記者さんみたいに子どもの質問に答えられるようになりたいと思う。

2014/01/24

小学生の頃、今は亡き母がくれた本。それ以上でもそれ以下でもなく、その自体に価値があるためあまり感想はないが内容は良く心暖まる。子供向けではないと思う。

2013/12/16

サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか？と8歳の女の子が新聞社に手紙を書き、質問するお話。
新聞社が女の子に真面目に返事をしているのが素敵だ。
小さい時、サンタさんは本当にいるのかとよく考え、家の中にプレゼントが隠されているのか探したものだ。そんなことを思い出させてくれた。
新聞に載った社説だが、今もクリスマスが近づくと、アメリカの新聞や雑誌に繰り返し掲載されるそうだ。

2013/10/23

今から百年ほど前のことですが、少女の素朴な質問に、真摯に向き合った、米国の新聞記者がいました。彼は新聞の社説でこう答えています。
「この世界でいちばんたしかなこと」
それは、目には「見えないもの」なのだと。
琴線に触れる、珠玉の一冊です。

純真短期大学 こども学科 教員（音楽教育）：松尾麻紀