失踪日記 の商品レビュー
ここまで赤裸々に書けるのがすごい。 アル中の章で、なんでこんな人が…って同病の人を描写してる箇所があるんやけども、ほんまそれなんよね。
Posted by
噂で聴いていたのと違って、予想よりもいたかったです 暗さを昇華してるのですが、根底に壮絶なものを感じました
Posted by
漫画家吾妻ひでおのホームレス&アル中日記。 逃げ出したいけれど、逃げ出せないあなたに、せめて妄想でリアルな失踪生活を。 悲惨な生活を淡々と描いているのに、全然暗くないところがいいです。 このご時世、いつか参考になるかも!なんて真面目に読んでしまいました(笑) ・ホームレスになっ...
漫画家吾妻ひでおのホームレス&アル中日記。 逃げ出したいけれど、逃げ出せないあなたに、せめて妄想でリアルな失踪生活を。 悲惨な生活を淡々と描いているのに、全然暗くないところがいいです。 このご時世、いつか参考になるかも!なんて真面目に読んでしまいました(笑) ・ホームレスになってもいいけど、アル中には絶対ならない方がいい。 ・生きていくために絶対必要な情報ってすごく鮮やかに残るんだなと思った。ゴミ漁りについての細かな情報とか、発酵して暖かくなったりんごにぬくもりを感じる場面だとか、生々しい。 ・覚えていてもいなくてもいいようなことに囲まれて、忘れてもすぐに調べることができて、iPhoneに何でも蓄積して安心して、私の頭が鈍るのも当然だな、と。 ・失踪なんてそんな勇気ないけど、本当に逃げだすときにはその道しかなくて、勇気とかそういう問題じゃないのかな…と思いつつ、 何となく前半の失踪編に多少の羨ましさを感じてしまうのは、サラリーマンなら誰もがそうかも。
Posted by
元、人気マンガ家のその後の没落エッセーマンガ。 リアルですが、画のおかげで痛々しさはないです。 ダメ人間は読んだ方が良いでしょう。
Posted by
結局、二日酔いダンディー(著者の作品)を越える行動を起こし、なおもペンを握ることができ、そして最大の評価を受けた人間はその著者本人しかなかったのでありました…!
Posted by
エッセイ漫画。突飛な吾妻さんの日常(一般の非日常)なので飽きが無い。幅広く読めるエンターテイメント。
Posted by
「全部実話です(笑)」って(笑)じゃないよ!と読む者にツッコませること受け合いの名著。吾妻ひでお……小学生の頃、単行本の『ちびママちゃん』読んでました。 創作の葛藤。鬱と不安と妄想の日々。そして失踪。ホームレス生活。さらにはアルコール依存症で入院。 相当ショッキングな内容なのに...
「全部実話です(笑)」って(笑)じゃないよ!と読む者にツッコませること受け合いの名著。吾妻ひでお……小学生の頃、単行本の『ちびママちゃん』読んでました。 創作の葛藤。鬱と不安と妄想の日々。そして失踪。ホームレス生活。さらにはアルコール依存症で入院。 相当ショッキングな内容なのに、丸っこい吾妻タッチと吾妻ギャグで面白く読めてしまう。でもそこはかとなく不安というか不吉な感じも拭い切れない。これが漫画の力か……。 つくづく「アイデアと絵の両輪が揃ってこそ漫画」ということを思い知らされました。 シアナマイドだけは絶対飲みたくねえな。
Posted by
失踪し、アル中になり、そして戻ってきた漫画家・吾妻ひでおの実話。 ちょうど、ギリシャでは、年金削減に抗議し「ゴミをあさる前に」と自殺をするという事件がありました。仕事を放り出して逃げ、自殺未遂から家出、ホームレス化。見つかって保護されるもアル中で強制入院。辛いことだらけのはずです...
失踪し、アル中になり、そして戻ってきた漫画家・吾妻ひでおの実話。 ちょうど、ギリシャでは、年金削減に抗議し「ゴミをあさる前に」と自殺をするという事件がありました。仕事を放り出して逃げ、自殺未遂から家出、ホームレス化。見つかって保護されるもアル中で強制入院。辛いことだらけのはずですが、ずいぶん明るく描かれています。この客観視がすごい。もう誰にだってこういう可能性はある時代、と怯えながらも部分的に憧れ。
Posted by
アル中、失踪、死の一歩手前。この画風タッチなのに、なぜこんなに確実に悲惨さが伝わってくるのか不思議に感じながら読了。おそらくそれは絵の抽象化の完成度のせいなんだと思う。手塚治虫とか永島慎二とかもそうだと思うけど、ホントに絵そのものコマそのものがとても多くの情報量をもってる。マンガ...
アル中、失踪、死の一歩手前。この画風タッチなのに、なぜこんなに確実に悲惨さが伝わってくるのか不思議に感じながら読了。おそらくそれは絵の抽象化の完成度のせいなんだと思う。手塚治虫とか永島慎二とかもそうだと思うけど、ホントに絵そのものコマそのものがとても多くの情報量をもってる。マンガってこうでないと、こうでないと。 あとがきのとりみきとの対談でこの異常を自ら作品として成り立たせた素晴らしさについて、ガロ世代の漫画家たちが精神に異常をきたすとともにその漫画作品自体も壊れていったことと対比して、賛辞を送られていた。最近、その最たるものと思われる、安部慎一の「僕はサラ金の星です!」を読んだばかりだったので、おおきく首肯せざるを得なかった。あれは、ホントにマジ◯チ。
Posted by