ヘウレーカ の商品レビュー
一巻完結でよくまとまってるっていう漫画のおすすめだったので読んでみた。 今数学者って聞くと、あまりにかけ離れた存在なので、大学にお勤めの数式に魅了されたロマンチストな変人…(ごめんなさい、本当にごめんなさい。すごい偏見です)というイメージを持っていまして…。 でもはるか昔は、...
一巻完結でよくまとまってるっていう漫画のおすすめだったので読んでみた。 今数学者って聞くと、あまりにかけ離れた存在なので、大学にお勤めの数式に魅了されたロマンチストな変人…(ごめんなさい、本当にごめんなさい。すごい偏見です)というイメージを持っていまして…。 でもはるか昔は、戦争にダイレクトに関わるような知識を持ってる人で、それは目に見えにくいだけで今もきっとそうなんだろうな…なんて思う。 ヘウレーカ、「わかった!」という意味で、アルキメデスの逸話に深く関わるワード。 知ってる人なら、ヘウレーカと聞いただけでアルキメデスを連想するのかもしれない。だからタイトルなのかもしれない…でも考えてみる。なにが「ヘウレーカ」? 権力は、常に正解ではない。間違うことがある。そこに被害を受けるのは、末端の人間。その末端も、知略や勇気、団結を持てば上に噛みつき、大きなうねりとなって権力を掠めることもできる、とか?
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たしか10年前くらいにブックオフで購入、久しぶりの読み直し。 寄生獣他何作は読んだがヒストリエは途中で止まっているくらいで、岩明均のファンというわけではない。だが今回、だいぶ前に読んだはずなのに要所要所のシーンが思っていた以上に記憶に残っていることに気づかされた。 主人公ダミッポスの言葉がいちいち心に刺さる。アルキメデス、ハンニバル、マルケルスといった史実キャラもみな魅力的。 作中で出る「アルキメデスの機械」はどう考えても紀元前の技術を超越していてフィクション性はかなり高いのだが読んでいて不思議とそこまで気にならない。 1巻で綺麗にまとまっていてサクッと読めるのもとても良い。 世界史に詳しければきっともっと面白いのだろう…
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ヒストリエみたいな感じかなと思って買った本。 一巻ですぐ読み終わったので少し物足りない気がしますが、一巻に完結させていることが素晴らしい作品でした。
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一冊の中で伏線が全て機能してきちんと処理されている。 大勢的には歴史通りなんだろうけど当然細部は創作な話で、これだけ見事に物語を完成させるのは流石だなと思う。
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2011年4月29日(日)にジュンク堂書店大阪本店にて購入。5月26日(木)に読み始め、同日読み終える。 打ち切られたのか作者が途中で書く気をなくしたのか(あるいはもっと別の理由によるものなのかはわからないけど)、いままで観たことがないくらいの急展開、というか展開もなにも突...
2011年4月29日(日)にジュンク堂書店大阪本店にて購入。5月26日(木)に読み始め、同日読み終える。 打ち切られたのか作者が途中で書く気をなくしたのか(あるいはもっと別の理由によるものなのかはわからないけど)、いままで観たことがないくらいの急展開、というか展開もなにも突然終わったという感じ。面白く読み進めていただけに、残念。
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塩野七生の『ローマ人の物語』(途中でうっちゃってあるけど)で、カエサルにもまして面白いのがハンニバル戦記だろう。 そのハンニバルがシチリア島を落とさんと狙う。対するは「ローマの剣」マルケルス将軍。シチリア島シラクサ市民会では、従来の親ローマ派と、ハンニバルの力を借りてローマか...
塩野七生の『ローマ人の物語』(途中でうっちゃってあるけど)で、カエサルにもまして面白いのがハンニバル戦記だろう。 そのハンニバルがシチリア島を落とさんと狙う。対するは「ローマの剣」マルケルス将軍。シチリア島シラクサ市民会では、従来の親ローマ派と、ハンニバルの力を借りてローマから独立しようとするカルタゴ派が争っている。 スパルタ人で「変な名前」と常に突っ込まれるダミッポス、彼が主人公だ。ダミッポスはローマ系の彼女クライディアとハイキングしている。平和なシラクサ。そこにカルタゴ派によるクーデター。ローマ系の住人は捕らえられ始める。クライディアの両親も捕らえられ、クラウディアを匿うためにどこかないのかとダミッポスが訊くと、使用人から出てきた名前は、アルキメデス先生。 『ヒストリエ』のアリストテレス先生みたいな設定だが、まだ元気なアリスト先生と違ってアルキメ先生のほうは、ちとボケがはいっている。ダミッポスはスパルタ人なのに「軟弱」な優男で、でも知恵が回る。アルキメ先生にすっかり気に入られてしまう。 シラクサを攻めるローマ艦隊に対するのは、アルキメデス先生の発明した数々の戦争機械。マルケルスはいったん撤退を余儀なくされる。 戦争機械はアルキメデスにとっても作りたくなかった核兵器のような大量殺戮兵器である。アルキメデスの弟子扱いになってしまったダミッポスは、よそ者の身で、シラクサ内のローマ対カルタゴの闘いに巻き込まれ、シラクサ外のローマに知略で対抗しなければならなくなる。さて── これも面白いよ。ダミッポスの痛快な活躍と、それでも戦争をどうしようもできない厭戦感と。 捕らえられたクラウディアを解放するために、女性ばかり集めて、平和的な方法でローマ艦隊に攻撃を加え、「どうかな? ローマ戦艦7隻に損害を与えたんだけど……」とシラクサの将軍にダミッポスが迫る場面、最高。ついでにマルケルスを怒鳴りたおす場面も。
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なかなか読む機会がない漫画。偶然にもローマものを二冊借りた。 流行の? 『寄生獣』の作者の読みきり。 アルキメデスの偉大さや戦いの理不尽さはわかったけれど、この漫画の良さはわからず…。
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あるかもな、というリアリティ。そしてワクワク感。なんかできそうな気がしちゃう発明とかの距離感。不思議。
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タイトルの「ヘウレーカ」はアルキメデスが「アルキメデスの原理」を発見したときに叫んだ言葉で「わかった!」という意味だそう。 シラクサの戦いが舞台の歴史漫画。 登場人物が活き活きと描かれていて、面白かったです。
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ヒストリエのパイロット版のような? 頭脳派スパルタ人が主人公。 話としてはヒストリエの方が面白い。 1巻で完結しているのは評価。ヒストリエは終わる気配が無いので。
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