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風の谷のナウシカ(ワイド版)(7) の商品レビュー

4.7

105件のお客様レビュー

  1. 5つ

    76

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

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2014/02/13

テーマは矛盾の内包だろうか。 個にして全 全にして個 生命はどんなに小さくとも外なる宇宙を内なる宇宙に持つ 沈黙もまた答 清浄と汚濁こそ生命 いのちは闇の中のまたたく光 すべては闇から生まれ闇に帰る 神は一枚の葉や一匹の蟲にすら宿っている 素晴らしい物語

Posted byブクログ

2013/12/30

すごい。 頭が飽和状態。 ちゃんと理解出来たのかどうか…。 とある人がナウシカを「破壊と慈悲の混沌」と称する。 それは人そのもののことかもしれない。 この物語はナウシカをそういう存在として描いたのがすごいんじゃないかな。

Posted byブクログ

2013/12/27

映画版とはぜんぜん違うということ知って、読みました。映画とは別モンでした。むしろ映画の方は序章くらいの印象。ちょうど今日テレビで放送あるので改めて比べてみようとおもう。

Posted byブクログ

2013/11/21

一神教やニヒリズムを超越し、無常観の中で自然の摂理と共に生きよ。という事か?が、「草木や虫にも私達の神は宿る」と言っているので、八百万神的国家神道礼賛ともとれる。という意味では非常に日本的なような。ラストに出てくる、楽園的世界を拒絶し、予定説・終末論的な話を否定する下りは見方によ...

一神教やニヒリズムを超越し、無常観の中で自然の摂理と共に生きよ。という事か?が、「草木や虫にも私達の神は宿る」と言っているので、八百万神的国家神道礼賛ともとれる。という意味では非常に日本的なような。ラストに出てくる、楽園的世界を拒絶し、予定説・終末論的な話を否定する下りは見方によってはキリスト教批判にも思えるが。 最終巻でイッキに収束する壮大な話ではあったが、大人になるとどうしても意味や隠喩を考えながら読んでしまうので物語に入り込めず、あまりいい読み手にはなれないのかもしれない。逆に子供が読んだ方が素直に読めるのかもしれないが、意味がわからないという問題点もあるような。こういうSFファンタジーの宿命なのかもしれないが。 この最終巻発売の数ヵ月後にオウム事件が起きたというのも何かの因縁のような気も。

Posted byブクログ

2018/11/25

ついに最終巻。 物語は一気に核心へとせまる。 大事な人が次々と倒れ、ナウシカは人類の未来を選択する。。 凄いスケールの話だった。 映画のナウシカ2というか続編を希望したがる理由が良くわかる。 もし、3部作とかで作成されていたら、トンデモナイ事になっていたのでは。。

Posted byブクログ

2013/08/18

あっという間に息もつかせぬ展開で読んでしまいました。いろんな意味で預言書のようです。ナウシカの映画に書ききれなかった事がたくさん描かれています。中学、高校生からでも是非読んでいろんなことを感じてほしいです。

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2013/08/04

うちのめされる。 映画は映画で好きだけど、深さでいうと、やはり漫画版。 そしてヴ王の意外なかっこよさ。。

Posted byブクログ

2013/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

レビューを書こうと思いながら 時間がたってしまった。。 「風立ちぬ」の特番で ナウシカの話が出てきたのが きっかけで マンガ読んでみようと思って。 とても 深い話だったんだね。 巨神兵が ナウシカをママだと思って守るところが 優しいなと。 森の人のサボテンちっくな服装とカプセルがなんだか おもしろい。 あと虫つかいが ナウシカのために 虫を手にかけるとこ。 大切だけど それ以上に ナウシカのためにって すごい慕われているな。 人間や他の生物を作り変え、世界そのものの再生をめざした人がいたこと。 墓から出た液体と オームの体液の色が同じこと。 それが意味するところ。 清浄な世界が回復したら、汚染に適応した人間は生きられない。 これ衝撃的ーーーー! そういう視点を持っていなかったから 驚いてしまって。 生きることは変わることだと言い切るナウシカ。 ラストのことばが ”生きねば”って。 「風立ちぬ」を見たすぐあとだったから それにも衝撃的で。 きっと駿さんのなかに なにかブレない信念があるような気がする。 うまく言えないけど。 うまく言えないけど 読んでほしい。

Posted byブクログ

2013/06/23

そうかー、こんなストーリーだったっけ。 もう一回よもう。DVDも借りてきて観ようッと。 話は違うものとして観よう。

Posted byブクログ

2013/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ラストのナウシカの選択。 二通りの解釈ができるとおもう。 ひとつは、地球の主役は人間であることを、人間自身の手で終わらせるということ。 何となく釈然としない読後感が残るのは、エコロジーが人間に勝つことへの違和感そのものだと思う。 地球のためにナウシカは人間を裏切り、それが結局人間のためになるというパラドクス。 発展のはてに幸福などないという宮崎駿のスタンスが伝わってくる。 だからナウシカの選択には勇気と、無邪気なほど人間の発展を信じてこられた人間には虚無とも弱さとも受け取られかねない危うさがある。 ナウシカの最後の清々とした、ちょっと寂しそうな笑顔が印象的。 もう一つは生の価値は誰かによって決められるのではないという、ニーチェのような決意。たとえ誰かによって設計された道だとしても、生きることそのものに価値がある。だから、「すでに勝利した者のごとく進め」。

Posted byブクログ