風の谷のナウシカ(ワイド版)(7) の商品レビュー
風の谷のナウシカ完結。これは大地と命の再生の壮大な物語。この物語に描かれている世界はなんとまあ、今の世の中に酷似していることだろう!!環境汚染、地球温暖化が急速に深刻になって自然災害も猛威をふるっていくというのに、国と国が争い、人と人が利害絡みで争っている。うう、このままで未来は...
風の谷のナウシカ完結。これは大地と命の再生の壮大な物語。この物語に描かれている世界はなんとまあ、今の世の中に酷似していることだろう!!環境汚染、地球温暖化が急速に深刻になって自然災害も猛威をふるっていくというのに、国と国が争い、人と人が利害絡みで争っている。うう、このままで未来はあるのだろうか?そんな今こそこの物語を読んでナウシカを各自の心の奥深くに降臨させようではありませんか。そうみんなに訴えたい気持ちです。複雑で、混沌としている世界でどこに光を見い出せばいいのか。それでも諦めずに進もう。生きようとする強い意志を感じました。 ナウシカは我々とは超越しているので到底真似は出来ないけど、ナウシカの姿を思い出せばふと心が穏やかになっていく気がします。 クシャナ殿下の魅力がアニメより原作の方が数倍増し。ほんとうに生き様がカッコイイ素敵なお方です。あとクロトワもほんとうに憎めないいいおっさんです。ユパさま~!(涙…)。
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始めの方はSFっぽい感じだけれど、中盤あたりから違ってきて、終わりの方はSFって感じ無し。「一大叙事詩!」みたいに感じてきた。ちょっとついていけなくなったが、おもしろくなかった訳ではなく、また読んでみようと思う。
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ネタバレとなる世界の秘密や最後のナウシカの選択、名言は聞き知っていたけど、最初から通して読むことでそこに至るまでの過程こそが重要なんじゃないかと改めて思った。 そういう意味で、映画版とはまったく違うし、映画版はエッセンスを凝縮した超絶的な二時間。 クシャナはやはりあの王の血を引い...
ネタバレとなる世界の秘密や最後のナウシカの選択、名言は聞き知っていたけど、最初から通して読むことでそこに至るまでの過程こそが重要なんじゃないかと改めて思った。 そういう意味で、映画版とはまったく違うし、映画版はエッセンスを凝縮した超絶的な二時間。 クシャナはやはりあの王の血を引いていると思うし、ナウシカとは違った観点で人を束ねる者は必要なんじゃないかな。映画版からミト爺推しだったんで、縁の下の力持ち的活躍はとてもうれしい。 読んで良かったし、七冊セット版をぽちってしまいそう……(笑)
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私は映画でしか本作品を知らなかった。 壮大な人類の滅亡から再生の物語、大いなる自然・環境の自己治癒のストーリーだと理解していた。 しかし、コミック版の完結は、全く正反対であったとは驚きである。 ・腐海や蟲たちの生態系は人間が仕組んだもの ・ナウシカたち火の七日間以後の人間は汚染さ...
私は映画でしか本作品を知らなかった。 壮大な人類の滅亡から再生の物語、大いなる自然・環境の自己治癒のストーリーだと理解していた。 しかし、コミック版の完結は、全く正反対であったとは驚きである。 ・腐海や蟲たちの生態系は人間が仕組んだもの ・ナウシカたち火の七日間以後の人間は汚染された環境に適応できるよう調整された存在 ・そして、腐海が浄化した環境は清浄過ぎてナウシカたちは生存できない…。 バトルシーンで華を添えるナウシカを母と慕う巨神兵は、何ともシンボリックである。 どうやら、数千年を経て滅亡への道をナウシカは選んだようだ。 しかし、こんな安易なSFものプロットで終ってよかったのかと誰もが首をひねっただろう。 連載も映画公開後相当引張ったようだし、ストーリー・キャラもカオス状態だったようだ。 返す返す、映画版のまとめ方が、希望を持てるラストであり、商業的にもベストだったということでしょうか。 でも、コミックス版をべたほめしている人がたくさんいらしてやや理解不能です。 図書館で借りました。何と5ヶ月待ち。
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呼吸するエンサイクロペディアな知識を持つ作者なら存じ上げてるだらう、「悪魔的存在としての道化」がなんぞのメディアとして描かれる所に、勉強して書いてます感が見れん。 「庭」の生き物のもふもふがいい感じ。トルメキアの関係者のセンスのある様が描かれるのは作者の腕でいいらしい。 その...
呼吸するエンサイクロペディアな知識を持つ作者なら存じ上げてるだらう、「悪魔的存在としての道化」がなんぞのメディアとして描かれる所に、勉強して書いてます感が見れん。 「庭」の生き物のもふもふがいい感じ。トルメキアの関係者のセンスのある様が描かれるのは作者の腕でいいらしい。 その「庭」の端っこで、十ウン世紀の支那にあった風車が回ってゐる。いや別にいいんだけども。作者のセンスがなせる業なんだけども。 修羅道は法華以外の普通の仏教では比較的いい道なんだー、クシャナ殿下の人生は肯定されるべきものなのは、前から分かってる筈なんだー。
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ユパ様やテトとの悲しい別れ。ヴ王は土鬼神聖皇帝と違い、内にこもる邪悪さで、巨神兵オームを引き連れるナウシカとの争いにならなかったのは意外な思いもあった。シュワの墓所での出来事は、新たな世界の幕開けとなったものの前途多難だろう。83年に第1巻が出版され、完結となる本巻が95年と実に...
ユパ様やテトとの悲しい別れ。ヴ王は土鬼神聖皇帝と違い、内にこもる邪悪さで、巨神兵オームを引き連れるナウシカとの争いにならなかったのは意外な思いもあった。シュワの墓所での出来事は、新たな世界の幕開けとなったものの前途多難だろう。83年に第1巻が出版され、完結となる本巻が95年と実に12年という年月を一気に再読。自分の手元にある第1巻は91年に重版されたものだが、それでもこのワイド版が出るのを一日千秋の思いで待っていたのが印象に残っている。
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不屈の名作とはこう言う事だ。何度読んでも圧倒される。生きとし生けるものが平等に受け止められるナウシカの健やかさよ…高みに行ける資格があると言われても尚、世俗の中で地に足を着ける方を選ぶことに躊躇しない、生き物としての生身の感覚の持ち主でもある。 「精神の偉大さは苦悩の深さによって...
不屈の名作とはこう言う事だ。何度読んでも圧倒される。生きとし生けるものが平等に受け止められるナウシカの健やかさよ…高みに行ける資格があると言われても尚、世俗の中で地に足を着ける方を選ぶことに躊躇しない、生き物としての生身の感覚の持ち主でもある。 「精神の偉大さは苦悩の深さによって決まるんです」 ちがう いのちは 闇の中にまたたく光だ!! 胸が詰まる。既に人間が至る所を自分たちの都合のいい様に作り替えて生き延びて来たのだ。今更、あるがままに戻りたいなど、驕りにもほどがある。今からでも出来るのは、これ以上、他の生物を侵食しない事、それだけじゃないだろうか。
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連載開始が1982年で、中断を挟みながら1994年に完結、実に12年の歳月をかけて語られた壮大な物語。 物語というより、これは一つの叙事詩。 この世界のどこかに、古代の秘法とか、ちょっとした秘密なんかがあれば面白いのに、っていう少年みたいないたずら心が存分に満たされました。 ...
連載開始が1982年で、中断を挟みながら1994年に完結、実に12年の歳月をかけて語られた壮大な物語。 物語というより、これは一つの叙事詩。 この世界のどこかに、古代の秘法とか、ちょっとした秘密なんかがあれば面白いのに、っていう少年みたいないたずら心が存分に満たされました。 目の前の現実を精一杯生きることは大切。 でも、頑張りすぎちゃうと心の中がモノクロになってしまいます。 そんな心の色を癒してくれました。
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子供の頃から慣れ親しんだ映画、風の谷のナウシカ。ずっと読んでみたいと思っていた原作を、やっと読了しました。 話には聞いていましたが、映画版は本当にほんの一部なんだと知りました。この原作の内容を是非映画にして欲しい…何時間映画になるかわからないがw とにかく壮大で、最後まで読んだ...
子供の頃から慣れ親しんだ映画、風の谷のナウシカ。ずっと読んでみたいと思っていた原作を、やっと読了しました。 話には聞いていましたが、映画版は本当にほんの一部なんだと知りました。この原作の内容を是非映画にして欲しい…何時間映画になるかわからないがw とにかく壮大で、最後まで読んだものの自分は半分も理解できていなさそう。 (´・ω・`) ココカラネタバレアリ〼 いろいろなものが映画で観ていた印象とは随分と違いました。登場人物ひとりひとりがより魅力的だったり残酷だったりする。名言もたくさんあった。だけど一番は「私達は血を吐きつつくり返しくり返しその朝をこえて飛ぶ鳥だ!!」でしたね。 うまく気持ちがまとまらないけど、王蟲が湖みたいなところでバシャバシャ跳ね回るシーンが、なんかエビみたいって思った。あのシーンの王蟲は可愛かったな… 読みながらいたく感動したし、思うところもたくさんあったはずなのに。なんでこんな下らない感想しか書けないのか(´・ω・`)
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