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風の谷のナウシカ(ワイド版)(7) の商品レビュー

4.7

104件のお客様レビュー

  1. 5つ

    76

  2. 4つ

    12

  3. 3つ

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2023/10/16

「土鬼の聖都シュワの墓所には、どんな秘密が隠されているのか。 腐海が生まれた真の理由とは。そして、封印されていた秘密の意味するところを理解したとき、ナウシカはいったいどのような道を選ぶのか…。]

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2023/05/06

腐海がなくなり清浄な世界がもどればすべての生物は死ぬ…そういった設定なのか。いや、そうではない。必ず生き続ける。そう信じたい。この地球の生物とはどこから来てどこに行くのだろうか。

Posted byブクログ

2022/09/15

なんて奥深い最後だろうか。 過去に存在し、そしていつか訪れるだろうと日々焦がれている未来に、自分たちの身体がもはや対応できないなどと…どの口が言えようか。 どう理解できようか。 もののけ姫のキャッチコピーは“生きろ”だったけれど、ナウシカの最後のことばである“生きねば”にこそ強...

なんて奥深い最後だろうか。 過去に存在し、そしていつか訪れるだろうと日々焦がれている未来に、自分たちの身体がもはや対応できないなどと…どの口が言えようか。 どう理解できようか。 もののけ姫のキャッチコピーは“生きろ”だったけれど、ナウシカの最後のことばである“生きねば”にこそ強い意志を、頑な思いを感じざるを得ない。 必死に生きねば。

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2021/12/02
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10年ぶりくらいに再読。 以前読んだときはいまいち理解出来なかったが、内容が重厚…。 なぜわざわざ旧人類は腐海に対応できる人類を作ったのか、そこがよく分からんかったなぁ。浄化の間に何かあったときのための保険みたいなことなのかな。 浄化のための腐海と蟲たちを作ったのは分かるけど、わざわざいずれ滅ぶ運命の動植物を人間以外も作るのがやはりよくわからないなぁ。 仕組まれた命って虚しいね。 でも作られた命であろうと命はその生物のもの!って言い切ってくれるナウシカいいなあ。 しかし、あの後どうなんだろう 人類の卵を壊してしまって、腐海の進行を止められるわけでもなく、浄化された土地にも住めず、人々は瘴気で病気になり子どもも育たず、人口も減り、生きられる土地も減り、滅亡へと進むしかなさげ。 何千年後、人間という存在が消え、人間以外の動植物が平和に生きる星になるのだろうか。ていうか腐海の果てに鳥とか草とか木はどこから来たんだろうか。風…? 鳥は飛んできた…? それか墓所以外にも人間の卵を保管してるところがあっても良さそう。 色々考えたくなる。 とにかくあと言いたいのはナムリスがよかった。 久しぶりに読んでよかった!ナムリスの良さに気づけたから!ブレなさすぎるでしょあの方。常に余裕。楽しみたいだけ。素敵。

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2021/08/28
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久しぶりに読んだけど、やはりメリバな結末だよなと思った。 ナウシカは、腹黒いし、ある意味傲慢だと思う・・・。 さらっとしか読んでいない娘(14歳)は「なんでメリバ???普通にハピエンだと思ったよ?」だって。 ううむ。 ナウシカは墓所にあった卵(未来生まれてくるであろう新人類の卵)を巨神兵のこどもに破壊させたけど、破壊する必要あったのか??? まだ生まれていないかもしれないけど、それもまた一つの命なんじゃないのか?? でも、ナウシカにとって、なくてもいい命だったようだ。 墓所の主が、「正常な世界が回復した時汚染に適応した人間をもとにもどす技術もここに記されてある」と言っても、拒絶するナウシカ。 ちょっと、石頭すぎない?? 墓所の主も傲慢なら、ナウシカも傲慢。 腹黒いなと思うのは、腐界が土を正常にするためのメカニズムについては人々に説明するくせに、世界中の腐界がすべての役目を終えて滅びるときに、腐界の毒に慣れた人類もまた、正常な空気に耐えられず、血を吐き出して死ぬという運命にあることを人々には説明しないところ。 まさに、為政者という感じがする。 腐界の毒に苦しみ、短命で苦しみ、子が死ぬことに苦しむ人々がもしそのことを知ったら、はたして墓所の卵を破壊しようと思うだろうか。 私なら、墓所にある技術を今後に活かせる道を選ぶと思う。 そのためにまた醜い戦争が起きるかもしれないけど。

Posted byブクログ

2021/08/02

庵野秀明さんによると「宮さんの作品は絵コンテ段階が最も(宮さんの)理想に近い」という(「コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと」より)。映画製作では完成に近づくほどにその純度が下がる宿命にあると。 そういう意味では本シリーズは宮崎駿さんの最高純度作品と言える。ナウシカから始ま...

庵野秀明さんによると「宮さんの作品は絵コンテ段階が最も(宮さんの)理想に近い」という(「コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと」より)。映画製作では完成に近づくほどにその純度が下がる宿命にあると。 そういう意味では本シリーズは宮崎駿さんの最高純度作品と言える。ナウシカから始まるジブリ作品に登場する躍動感あるキャラクターの原型もたくさん登場する。まったく古くならないマスターピース。

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2021/07/14
  • ネタバレ

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 土鬼の聖都シュワの墓所には何が封印されていたのか。ナウシカは巨神兵に母とみなされ共にシュワへ向かうが、彼が出す毒の光(=恐らく放射能)によって体が弱っていく。皇兄ナムリスは巨神兵の砲撃のあおりを食って死に、クシャナはユパと一緒にナウシカの後を追う。土鬼と停戦しようとするクシャナだったが、彼らのトルメキアへの憎しみは深かった。彼女に襲いかかる土鬼の兵を、ユパは身を挺して止める。その壮絶な最期に胸が痛む。  シュワの墓所とは、ナウシカたちの世代の人間が滅びた後に世界を再建するための旧世界の叡知の結晶だった。墓所の”主”が自らを「浄化された後の世界の希望の光だ」と言うのに対し、ナウシカはそれを真っ向から否定して巨神兵(=核兵器)を使って墓所を壊滅させる。墓所の主の言うことが正しくとも、それは「今を生きる命」を冒瀆することになるからだ。   「どんなにみじめな生命であっても    生命はそれ自体の力によって生きています    この星では生命はそれ自体が奇蹟なのです」(p.172)  彼女は新世界のために準備されていたものを潰してしまった。だが結果として「その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし」という民間信仰の予言は成就する。ナウシカの衣を染めた主の青い体液が王蟲と同じなら…?どこまでが「墓所の主の予定通り」だったのか。難解だが、全編を通して続いてきたおびただしい殺戮の末に生命の尊厳というテーマが浮かび上がり、大きな感動を呼ぶ。

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2021/07/05

★ネタバレ注意★ かつて愚かな争いによって地球環境を滅茶滅茶にしてしまった人間たち。蟲や腐海を科学技術で造って地球の浄化を画策するが、それに合わせて自らの肉体も改造。ナウシカたちはその遺伝子を変更された新たな人類で、浄化後の世界では生きられない(=汚染に合わせて身体を作り替えら...

★ネタバレ注意★ かつて愚かな争いによって地球環境を滅茶滅茶にしてしまった人間たち。蟲や腐海を科学技術で造って地球の浄化を画策するが、それに合わせて自らの肉体も改造。ナウシカたちはその遺伝子を変更された新たな人類で、浄化後の世界では生きられない(=汚染に合わせて身体を作り替えられた汚染を必要とする人間である)ことが判明する。 シュワの墓地には浄化作戦完了後に生まれる新たな人類(=再び争わないように、詩や芸術を愛するように調整済)の卵が保管されているものの、ナウシカは「全ては闇からうまれ闇に帰る。自分の運命は自分で決める。そなたが光なら光などいらぬ」と放ち、それを爆破する。 ※※※※ 人類のあまりの愚かさに、滅亡はかつてよりもリアルに感じられるのではないか。温室効果ガスは減らず、年々自然災害は深刻なものになり、国や政府も信じられない。大昔に決められたルールや運命よりも、いまこれから未来を切り開くことに希望を見出す、そうした態度がこの物語には込められていた。

Posted byブクログ

2021/04/14

気づかない暗喩や象徴があるのでしょうが、まずどういう発想でこの世界観が作れるのかに圧倒されます。宮崎監督が今作っている映画はナウシカ2と言う噂も聞きます。観てみたいものです。

Posted byブクログ

2021/03/22

人の光も闇も考えさせられる 読む年齢によっても感じるものが変わりそうなので、また10年後、20年後…と読んでみたい

Posted byブクログ