ポーの一族(文庫版)(1) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
エドガーアランポー。 名作中の名作。 ちょっと内容が難しいけど、 それぞれのキャラがこの後どうなっちゃうの!? と思います。あと何だか少しホラーっぽいです。 でも泣けるホラーだと思います。 そして、 紅茶にバラを浮かべたり… 貴族っぽい生活とか… 目を引く作品であることは間違いないです。
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おかんの実家になぜか単行本1と3しかなくて中途半端に試し読みしていたのみで気になったままだったのですが、 友達が文庫版持っていたので借りました。 なんということだっていう あとやっぱり絵が綺麗ですねえ…
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ヴァンパイアもの。大丈夫かこれ?と疑ってたら意外に面白かった。エドガーいいね。抱える苦悩と妹メリーベルへの愛情の深さがたまらん。アランはうざい。
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三巻全て読むともう一度読みたくなる作品。 練り上げられた世界観の魅力。世界観の支えになるデティール、薔薇の香料やマザーグースの歌、エドガーの薔薇を折るクセ等などが活きている。漫画好きの友だちに奨められ、納得しました。 忘れられない登場人物は、エルゼリ。彼女の生き方は切ないですが、...
三巻全て読むともう一度読みたくなる作品。 練り上げられた世界観の魅力。世界観の支えになるデティール、薔薇の香料やマザーグースの歌、エドガーの薔薇を折るクセ等などが活きている。漫画好きの友だちに奨められ、納得しました。 忘れられない登場人物は、エルゼリ。彼女の生き方は切ないですが、とても美しい。エドガーが涙するのも分かります。
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すごく好きだ。 愛したメリーベルの消失にエドガーを巡る色んな人の様々な想い。 バンパネラとして生きなくてはいけない宿命。 僕は特に恋人に捨てられたエルゼリの話が好きだ。 でも憎むのはいや 悲しむのもいや 悲しみも 憎しみも それらの心は 行き場がない わたし弱虫 そんな感情...
すごく好きだ。 愛したメリーベルの消失にエドガーを巡る色んな人の様々な想い。 バンパネラとして生きなくてはいけない宿命。 僕は特に恋人に捨てられたエルゼリの話が好きだ。 でも憎むのはいや 悲しむのもいや 悲しみも 憎しみも それらの心は 行き場がない わたし弱虫 そんな感情には たえられ ない だから あの人を 愛していたいの それだけで 幸せで いられる これが わたしの世界 わたしの浮遊できる世界 あの人の愛が周囲を とりまいてる 世界 遠い想い 遠い想い わたしが 住むのは バラの庭 くちずさむのは 愛の歌 日び 想うのは やさしい 人 愛する人の訃報をきいてエルゼリは生きるのをやめ死んだ。 それを知ってエドガーが思うのだ。 あの人は 人間には なりえなかった のでした わたしが 住むのは バラの庭 たぶん 生まれながらの 妖精だったの です。 くちずさむのは 愛の歌 日び 想うのは やさしい人 あの人は 夢に浮かぶ はるかな国の 住人だったの でした そう、優しく。 僕も似たようなもの。 彼を想うだけでいい。 悲しむのも憎むのも嫌だ ただ想っていたい。 ただ抱えていたいのだ思い出を。 僕はエルゼリのように妖精ではない。 だが彼女の気持ちがわかるのだ。 わかってしまうのだ。
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漫画とはいえこれは文学です。江戸川乱歩=エドガー、アラン、ポー。 いま思えばツンデレ好きになった理由はエドガーだった?
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吸血鬼であることの悲しさをコレほどまでに深く表現した作品は きっとないと思います・・・たぶん。 「インタビュー・ウィズ・バンパイア」というトム・クルーズの ハリウッド映画がありまして、これが公開された当時は 少女マンガファンの間では「ポーのぱくりかよ!」といった声も聞かれましたが...
吸血鬼であることの悲しさをコレほどまでに深く表現した作品は きっとないと思います・・・たぶん。 「インタビュー・ウィズ・バンパイア」というトム・クルーズの ハリウッド映画がありまして、これが公開された当時は 少女マンガファンの間では「ポーのぱくりかよ!」といった声も聞かれましたが、 「インタビュー・・・」の出版年は1976年ですので 「ポー・・・」が連載されていたのと同時期なんですよね。 なんでしょうかね、この符号は。謎ですね。ミステリーですね。 もしかしたらホントにバンパイアがいたのかも?! なんてことはどーでもいいですね。 とにかく美しくも悲しい世界観に圧倒されます。
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萩尾望都のモノローグは詩のようだ、などと思いながら この1巻を読み終えた。 永遠の生を与えられたバンパネラ。 年をとることもできず、血がなければ生きてはいけない 彼らは、住処を転々としながら100年以上の時を刻む。 彼らにとって、不死の命は煩わしいものでしかない。 決して年をと...
萩尾望都のモノローグは詩のようだ、などと思いながら この1巻を読み終えた。 永遠の生を与えられたバンパネラ。 年をとることもできず、血がなければ生きてはいけない 彼らは、住処を転々としながら100年以上の時を刻む。 彼らにとって、不死の命は煩わしいものでしかない。 決して年をとることもなく、生き続けなければならない 己の運命を嘆いている。 この作品が優れているのは、 ポーの一族からだけではなく、他者から見たポーの一族をも 描いている点である。 あるものは何ものにも捕らわれぬその生き方に憧れ、 またあるものは彼らの人間離れした美貌に取りつかれてしまう。 生きているふりを続け、年もとらない、ポーの一族。 それは果たして生きているといえるのであろうか。 マザーグースの詩の引用や、 エドガーとアランだけになってしまったポーの一族など、 ことば遊びにもくすりとさせられる一冊。
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1〜3巻。 壮大。何百年もの時を通して語られる ながぁい、物語… 耽美な世界ってこういうことなのかなぁ 最後まで読んでちょっと、いやかなり切なくなりました
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名作には名作たる所以が…。読んでる間バラの香りがしました。バラ…バラをおくれ…となぜか渇いてくる匂いたつ作品です。少年たちの戯れ。美しい妹…永遠の命。倒錯的!
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