ポーの一族(文庫版)(1) の商品レビュー
エドガーとアラン。年をとらず何百年も一緒に過ごした二人。 沢山のお話がパズルように散らばって、3巻まで読むとそのパズルのピースが埋まっていく感じ。 残念ながら私の中では最後のピースが埋まらない。 永遠に完結しないけれど、永遠に宝石のような輝きを持った作品です。
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この本を初めて読んだ時、自分の生きている世界とのあまりの隔たりにクラクラした。哀しい位綺麗な少年と儚い妹。色々な時代の断片を切り取ったストーリーは語られない部分を想像する楽しみがあり繰り返し読んでしまった。
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…なぜ生きているのかって…… それがわかれば! 不老不死のバンパネラの少年、エドガーとアラン。人と深く関わりあうこと、何かを残すこと、歳を重ねること、そして死ぬこと、ただそれだけの人としての営みが二人はできない。大人になれない彼らは絶対的な孤独の中にい続けている。その姿は美しく...
…なぜ生きているのかって…… それがわかれば! 不老不死のバンパネラの少年、エドガーとアラン。人と深く関わりあうこと、何かを残すこと、歳を重ねること、そして死ぬこと、ただそれだけの人としての営みが二人はできない。大人になれない彼らは絶対的な孤独の中にい続けている。その姿は美しく、哀しい。 全三巻。
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最近読み返しました。 人間の生気または薔薇の生気を食らうバンパネラ。 内容の濃い一冊。メリーベルが一冊目で死んじゃったのが悲しかった。
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少女漫画と吸血鬼を語るためには、この漫画を読め! そんな風にいいたくなる作品です。 かなり昔の作品なのに今も色褪せない名作です
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●「少女漫画の最高傑作」のひとつでもある『別冊少女コミック』掲載の漫画です。「インタビューウィズバンパイア」はこの漫画が元になっているとも言われています。大人が読む漫画かも。 1972年から1976年にかけて連載された、吸血鬼(バンパネラ)の少年の哀しい物語。主人公のエドガーは...
●「少女漫画の最高傑作」のひとつでもある『別冊少女コミック』掲載の漫画です。「インタビューウィズバンパイア」はこの漫画が元になっているとも言われています。大人が読む漫画かも。 1972年から1976年にかけて連載された、吸血鬼(バンパネラ)の少年の哀しい物語。主人公のエドガーは最愛の妹メリーベルと共に、吸血鬼「ポーの一族」によって不死の体とされてしまう。 この作品のオススメしたいところは、まずひとつめに非常に緻密なプロットの元に話が進んでいく、という所。漫画だからといって一連の時の流れを単調に追っていくのではなく、本来ならば物語の終盤にあたる部分を最初にドンと持ってくる。そこから時代を遡ったり、また戻ったりして、キャラクターの魅力を最大限に引き出しているのだ。 二つ目はイラストのうまさ。現代の私達にとって、絵は多少古くて抵抗があるものの、慣れてしまえば当時の漫画の中では最高レベルの絵の書き方だということに気付く。 三つ目は時代背景。ボーイズラブのもっと源泉の、純粋無垢な少年達のみずみずしい学園生活が、ロンドン、ドイツなど世界各地で描かれる。それぞれの土地でのそれぞれの時代を、不死の吸血鬼の目から鮮やかに描き出す。 そして四つ目は挿入される言葉の数々。マザーグースがいたるところに散りばめられ、妖しいまでの雰囲気作りに一役買っているばかりか、その唄の深い意味を知るとぞっとしてしまうような真実が隠されている。 全3巻ですが、私はもう30回以上読み返しました。永遠に私の中での一位を飾る漫画だと思います。
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