ポーの一族(文庫版)(1) の商品レビュー
1972年3月号別冊少女コミック初掲載。 ポー村バンパネルラ(吸血鬼)一族。 18世紀貴族の館から20世紀寄宿学校、移ろう人々と エドガー妹メリーベル新たに一族になったアラン 世界観が素晴らしくハリウッドバンパイヤ物も凌駕しそう。エドガー、アラン、ポーからのネーミングもすごい。...
1972年3月号別冊少女コミック初掲載。 ポー村バンパネルラ(吸血鬼)一族。 18世紀貴族の館から20世紀寄宿学校、移ろう人々と エドガー妹メリーベル新たに一族になったアラン 世界観が素晴らしくハリウッドバンパイヤ物も凌駕しそう。エドガー、アラン、ポーからのネーミングもすごい。話題の萩尾望都さん大泉サロン本も読んでみたいです。
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図書館で借りて。教養としてというか、基礎知識として読んでおきたいと思って早何年?ずっと未読だったけれど、夜中に花組ポーを見ながらやっぱり読まないと!と思い立ち図書館で予約。 ネットで調べて、発表順に読んだ。 高校生の時とかに読んでいたらめちゃめちゃハマってたかも? 今の私としては...
図書館で借りて。教養としてというか、基礎知識として読んでおきたいと思って早何年?ずっと未読だったけれど、夜中に花組ポーを見ながらやっぱり読まないと!と思い立ち図書館で予約。 ネットで調べて、発表順に読んだ。 高校生の時とかに読んでいたらめちゃめちゃハマってたかも? 今の私としてはサラッと読んで終わったけど、スケールも大きく、すごい世界。読めて良かった。やはりアランを仲間に加えるあたりが1番グッとくる。 おそらく私はこの作品から広い意味で派生した様々な後の漫画や作品にて類似テーマに触れすぎていると思われる。さんざんこういうのハマったな… 華優希ちゃんは素晴らしいキャスティングだったなぁと漫画を読んで改めて。舞台のラスト、2人の制服の後ろ姿が良かったな。
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将来読むために今は読まないでおこうと思っていた作家のひとりが萩尾望都だ。 こんな考え方をしていた昔の自分に言いたい。 早く読め。 表題作である『ポーの一族』はのめり込むように読んだ。 本当にあの世界に入ったようだった。
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あまりに好きな作品なので、むやみに読み返さないようにしている(…うーん、我ながらヘンなファン心理だなあ)。でもまあ、四十年ぶりの新作を拝んだあとなのだからして許されるだろう(誰に?)と久しぶりに再読。あっという間に物語に連れ去られてしまう。 今さら言うのもなんだけど、語り方の妙...
あまりに好きな作品なので、むやみに読み返さないようにしている(…うーん、我ながらヘンなファン心理だなあ)。でもまあ、四十年ぶりの新作を拝んだあとなのだからして許されるだろう(誰に?)と久しぶりに再読。あっという間に物語に連れ去られてしまう。 今さら言うのもなんだけど、語り方の妙にしびれる。第一話でメリーベルは死んでしまう。エドガーは生きる意味の失われた世界で、永遠に生きる宿命を負う。こんな始まりをいったいどうやったら考えられるのだろう。物語は、中篇短篇とりまぜて、時間を行き来して提示されるが、エドガーの心はメリーベルの死の時点に縫い止められているようだ。 この文庫版第一巻で世評の高いのは、何と言っても「グレンスミスの日記」で、いや実に抜群の完成度だと思う。複数の漫画家の方が「読んで打ちのめされた」と語っていたが、さもありなん。たった24ページのなかに、人の一生がありありと立ち現れ、この世に生きることの切なさが惻々と胸に迫ってくる。ポー全話のなかでベストかも(いやそんなこと決められないんだけどさ)。 この次の「すきとおった銀の髪」も好きな作品。大きな流れにからんでくるわけではない小品だけど、そのさりげなさがいい。エドガーとメリーベルは、年をとることなく長い長い時間を生きるのだという実感が胸にしみ通ってくるようだ。こうしたごく短い作品があってこそのポーの世界だなあと、あらためて思った。
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1500エントリ目は大御所・萩尾望都の「ポーの一族」。ヴァンピールと化した2人の少年(エドガー&アラン)が、年をとることなく何百年も生きていく様子を描いたオムニバス・ストーリー。半永久的に生き続ける少年の関係性が危うくて耽美であり、1970年代の萩尾望都だからこそ描けた作品なのか...
1500エントリ目は大御所・萩尾望都の「ポーの一族」。ヴァンピールと化した2人の少年(エドガー&アラン)が、年をとることなく何百年も生きていく様子を描いたオムニバス・ストーリー。半永久的に生き続ける少年の関係性が危うくて耽美であり、1970年代の萩尾望都だからこそ描けた作品なのかなと思う。小学館文庫全3巻。
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初めてポーの一族を読んでまだ半年も経っていないのに、もうずっとふるくから、私の頭の中にエドガーたちが住んでいるような気がします。 ただの人間に過ぎないわたしが人間でない彼らにしか分かり得ない孤独や虚無感を完全に理解できる時は来ないのかもしれないけれど、一つ一つの話を読み終わった後...
初めてポーの一族を読んでまだ半年も経っていないのに、もうずっとふるくから、私の頭の中にエドガーたちが住んでいるような気がします。 ただの人間に過ぎないわたしが人間でない彼らにしか分かり得ない孤独や虚無感を完全に理解できる時は来ないのかもしれないけれど、一つ一つの話を読み終わった後に胸に広がるじんわりとした寂寥感と美しさは、読めば読むほどその質量を増していくように思います。 きっとこの先何度も何度も読み返しては、自分には決して届かない永遠の時間を生きた彼らに思いを馳せるのでしょう。
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やっぱりいつ読んでも良いものだ…。 自分の中の吸血鬼像の美しいイメージは、主にエドガーから来ているのではないかと思う。 ただ美しいだけでなく一編一編が読んで面白いというのも凄い。 ところで、今回読んでいて今更ながらエドガー・アラン・ポーの符牒に気が付いた。
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少年のまま不死(パンパネラ)となったエドガーの 物語。魅力的なイギリスの貴族の香り。エッと思わせる話運び。音楽が流れているような美しい詩の数々は当時の私の心をわしずかみにしたのでした。 私を漫画好きにした原点漫画です。 http://edoga.blog22.fc2.com/bl...
少年のまま不死(パンパネラ)となったエドガーの 物語。魅力的なイギリスの貴族の香り。エッと思わせる話運び。音楽が流れているような美しい詩の数々は当時の私の心をわしずかみにしたのでした。 私を漫画好きにした原点漫画です。 http://edoga.blog22.fc2.com/blog-entry-555.html
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なぜかわからないけど胸が抉られるように切ない。切なくて、それでいて美しい。耽美的、納得。 エドガーはひとり死のない生を生きるのがさびしくて、辛くて、アランを一族に引き入れた。 アランは愛に飢えて… 自分はもはや普通の人として暮らせないとわかっていても、それとも人と関わらずにはいら...
なぜかわからないけど胸が抉られるように切ない。切なくて、それでいて美しい。耽美的、納得。 エドガーはひとり死のない生を生きるのがさびしくて、辛くて、アランを一族に引き入れた。 アランは愛に飢えて… 自分はもはや普通の人として暮らせないとわかっていても、それとも人と関わらずにはいられない。 エドガーはそれこそ時を超えて人々の記憶に刻まれたのだ。 最後がもう本当に苦しいくらい切ない。死ぬことが安息なのだろうか。果てのない生を生きるのは辛すぎるのか。エドガーはどうなったのだろう
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悠久の時を生きる人々の物語。子供のまま永遠に生き続けることが耐えられなくなったエドガーは、アランを強引に一族に加えてしまうのです。必読です。
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