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ナラタージュ の商品レビュー

3.8

612件のお客様レビュー

  1. 5つ

    196

  2. 4つ

    175

  3. 3つ

    149

  4. 2つ

    46

  5. 1つ

    16

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2009/10/04

教師に恋をしている身としては、中々共感し得る点が多くて○。実際はこんな風に、思いを寄せる先生と近い関係になれるなんて、ないだろうけどね・・・。終わり方も結構気に入りました。昔の私だったらきっと付き合って終わりでいいじゃん!と憤慨してたところですけど、なんですかね、大人になったんで...

教師に恋をしている身としては、中々共感し得る点が多くて○。実際はこんな風に、思いを寄せる先生と近い関係になれるなんて、ないだろうけどね・・・。終わり方も結構気に入りました。昔の私だったらきっと付き合って終わりでいいじゃん!と憤慨してたところですけど、なんですかね、大人になったんですかね。一筋縄でいかない恋愛の複雑さも分かるようになったっていうか。 しかし、にしても、小野君は最低だな。私は、そいつがどんなに寂しくてどんな事情があったとしても、相手の都合を構わずにコトに及ぶ男は許せません。小野君、確かにちょっとかわいそうかもしれないけど。よかった、最後泉が小野君を選ぶとかいう展開にならなくて。ほんと。あぶなかった(何が 好きシーンは270ページの葉山先生の台詞。切ないねぇ・・・。

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2009/10/04

最近読んだ小説の中で文句なしに面白かったです。 描写が丁寧だし、ストーリーや登場人物もとても惹かれるものがありました。 個人的に葉山先生が好き。

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2009/10/04

島本理生作品では一番好きです。あたしの苦手な「淡々とした日常系」ではあるんだけど、会話に含まれる細かい表現に共感できたのと、自分の心境が変わったっていうのとですごく楽しめました。 ただ島本作品の主人公の女の子はみんな同じような感じがある。今回は各登場人物の服装の細かい描写まであっ...

島本理生作品では一番好きです。あたしの苦手な「淡々とした日常系」ではあるんだけど、会話に含まれる細かい表現に共感できたのと、自分の心境が変わったっていうのとですごく楽しめました。 ただ島本作品の主人公の女の子はみんな同じような感じがある。今回は各登場人物の服装の細かい描写まであったからよかったけれど、相変わらず主人公だけがつかみづらい。小野君の中盤後半の乱暴さにも戸惑いました。 でも全体的にとても好きだと思いました。

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2009/10/04

島本理生さんの高校生の頃に書かれた小説に比べて、文章も中に書かれているキャラクターも格段に成長していると思った。 これからもこのまま作者が年齢を重ねると共に作家としての成長もしていけると感じた。

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2009/10/07

帯に「若手実力派」と書いてあるけど、本人はそう呼ばれたくないんじゃないかなあ。もっと歳をとって少し「こわれた」ものをぜひ書いてほしい。

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2009/10/04

帯に情熱的な恋愛小説と書かれてるのと、この本の批評によく情熱という言葉が使われるので、それを頭に置いて読んでしまったんですが、読んだ後、情熱的なのは恋愛ではなく、泉の葉山に対する想いだと思った。 泉にもっとも関わってくるのが、演劇公演に集められたOB(泉の同期)の黒川が同じ大学で...

帯に情熱的な恋愛小説と書かれてるのと、この本の批評によく情熱という言葉が使われるので、それを頭に置いて読んでしまったんですが、読んだ後、情熱的なのは恋愛ではなく、泉の葉山に対する想いだと思った。 泉にもっとも関わってくるのが、演劇公演に集められたOB(泉の同期)の黒川が同じ大学でスカウトした小野。 泉との関係がはっきりした後の小野君も、また泉と同じように情熱的なんだとも言えるのではないかな。 真面目な所が前面に出ていた分、その差が明確。 泉と葉山のホームでのやりとりにくるものがありました。2005.04.29読了

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2009/10/04

自分自身、先生と恋愛関係であったことがあったからなんとなく買ってみたものの ものすごく感情移入してしまって1ページ1ページめくるのにも泣きそうになった。 やりとりが本当に似ていて 切なかった。 だいたいの小説はどうにかうまく終らせてあって あんまし好きではなかったのだけど こう...

自分自身、先生と恋愛関係であったことがあったからなんとなく買ってみたものの ものすごく感情移入してしまって1ページ1ページめくるのにも泣きそうになった。 やりとりが本当に似ていて 切なかった。 だいたいの小説はどうにかうまく終らせてあって あんまし好きではなかったのだけど こういう終り方の小説を待ってたかもしれない

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2009/10/04

全体的に、切ない印象。最初は好青年のイメージだった小野君の嫉妬からくるキツイ言動には驚いたが、自分の若い頃の恋愛を思い出した。スキでたまらないのに、相手を傷つけてしまうような言動、それによって自分も傷つきながら、でも愛情を抑えられない自分との葛藤や後悔。(彼の気持ちがすごくわかる...

全体的に、切ない印象。最初は好青年のイメージだった小野君の嫉妬からくるキツイ言動には驚いたが、自分の若い頃の恋愛を思い出した。スキでたまらないのに、相手を傷つけてしまうような言動、それによって自分も傷つきながら、でも愛情を抑えられない自分との葛藤や後悔。(彼の気持ちがすごくわかる)最後のほうで、葉山先生と泉が体の関係を持つシーンは意外で、あまり好ましく感じられなかった。でも全体的に切なく、久々に恋愛モノを読んだので、、新鮮だったかな・・・。

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2009/10/04

帯をみて、「ナラタージュ」の意味を知って、著者が島本理生さんで、買いました。 読みやすい。でも痛い。 終わり方も進み方も、あんまり好きじゃなかったなぁ・・・

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2009/10/04

透明感があるのに、毒(現実感)も 含む。一筋縄ではいかない島本理生。一作ごとに成長を感じさせるのが凄い。読んで損なしの作品。

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