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夜市 の商品レビュー

4.1

317件のお客様レビュー

  1. 5つ

    104

  2. 4つ

    130

  3. 3つ

    48

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    2

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オススメ

第12回『日本ホラー小説大賞』受賞。何かを引き換えにすれば、手に入らないものはないという「夜市」。そこは妖たちの集う場所。一切の無駄をそぎおとした美しい文章から、妖しく幻想的な光景が浮かび上がる。

TKS

2024/06/02

何年かに一度突然猛烈に読みたくなる本。雰囲気も文章も物語の内容も全部好き。装丁も含めて印象的な一冊。表題作は人ならざるものたちの夜市の雰囲気がとても暗く美しくて引き込まれてていくのに、途中からは風景よりも物語がどう展開していくのかが気になって一気に読んでしまう。荒俣宏先生が『絵が...

何年かに一度突然猛烈に読みたくなる本。雰囲気も文章も物語の内容も全部好き。装丁も含めて印象的な一冊。表題作は人ならざるものたちの夜市の雰囲気がとても暗く美しくて引き込まれてていくのに、途中からは風景よりも物語がどう展開していくのかが気になって一気に読んでしまう。荒俣宏先生が『絵が浮かんでくる』と言われてたとおり、二作ともあり得ない景色なのになぜか森や道路が頭にふっと浮かんでしまう。

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2024/01/15

読みやすいホラー小説。 不気味がじわじわ侵食してくるような感じ。 不思議な世界観は読んでて面白かった。

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2023/11/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「若さ」や「自由」を買える夜市の設定が面白かったです。 幼い頃、弟を差し出しても欲しかった「野球の才能」は結局はちっぽけなもので、弟を犠牲にしてずっと後悔している姿に儚さを感じました。

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2023/11/16

すごく幻想的な世界観で、没入感がすごかった。 個人的には夜市と一緒に掲載されてる風の古道がとても好きでした。

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2023/10/03

図書館。 ホラーというよりファンタジー要素が強めで、でもあまりファンタジーを読まない私でも楽しめた。「夜市」「風の古道」どちらも風景が容易に思い浮かんで、私の中にある原風景のどれがそのイメージを見せているのかわからないのがまた、良い。

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2023/09/24

ホラー小説ですが、そんなに怖くなく不思議な世界の不思議なお話という感じでした。 「夜市」も「風の古道」も悲しい話ですが情景が浮かんで映画やドラマなど映像を見ているようで一気に読んでしまいました。 忘れた頃にまた読みたい1冊です。

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2023/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ホラー2作品目読了、少し前に読んだ「黒い家」の緊迫感のある、場面事に時間の流れが速くなったり遅くなったするのとは違ってゆったりとした時間にじわりじわりと怖さの来る作品でした。表紙の金魚が優雅に漂って泳ぐ感じと合っていると思いました。 夏の終わりにピッタリな作品で、面白かったです。血なまぐさい表現は少ないのでホラー苦手でも楽しんで読めると思います。

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2023/09/07

チーニャさんのレビューを拝見して、ホラーとゆうよりダークファンタジーとゆうことで安心したのですが、このタイトル何処かで見覚えがあると思い息子のホラー本棚を覗いたらありました。とゆうことでちと拝借して、パラパラめくってみると先生へって書いた2つ折りのメモ書きが挟まれていたんです。可...

チーニャさんのレビューを拝見して、ホラーとゆうよりダークファンタジーとゆうことで安心したのですが、このタイトル何処かで見覚えがあると思い息子のホラー本棚を覗いたらありました。とゆうことでちと拝借して、パラパラめくってみると先生へって書いた2つ折りのメモ書きが挟まれていたんです。可愛らしい丸文字で明らかに女子からの手紙。これは世にゆうラブレターに違いないと思い。罪悪感を感じつつも好奇心の方が勝り開いて読んでみましたら、どうもこの本を生徒に貸したようでそのお礼と感想がかかれており息子にも春がきたと思った私は少し期待外れでしたww。 まあ、ちゃんと教師しているようで親には見せない一面を覗くことができてちと嬉しかったです。 さて、この本は「夜市」と「風の古道」の短編2つが掲載されているのですが、どちらも異界に紛れ込み情景がとても怪しげでいて懐かしく異界から帰れなくなってしまう展開。 こうゆうのって緊張するしどちらかとゆうと苦手なんです。 読了後も悪い夢でも見てたような感触で内容もはっきり思いだせないのですがモヤモヤ感だけが残ってます。 生と死の間でもがいていて歩いているのに前に進まないそんな感覚だけが残ってるんです。 「夜市」のほうはちょうど御嶽山に登った時に賽の河原あたりでガスが立ち込めで視界不良の中を歩いていると急に標識や石積みがあらわれてきたときの感覚と重なりました。 私は「夜市」より「風の古道」のほうがよかったかな。 里山とか登ってると神社を境にして雰囲気が変わるんですよね。古い石杭にも山界とか刻んであってこの先は人界と異なる領域なんだって身構えてしまいます。白装束の修験者とすれ違ったときの場違いな感覚、ちょうど大峯奥駈道歩いてるようなイメージでみてました。

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2023/08/03

怖かった度★★(最高は★5) ひまわりめろんさんが苦手ホラー克服のために本友さん推薦本を読みまくる『魁ホラー塾』第七弾はみんみんさん推薦の『夜市』です 日本ホラー小説大賞受賞作ということで期待大でした うん、不思議系ですね 不思議系ホラー そんなジャンルあるか知らんけど い...

怖かった度★★(最高は★5) ひまわりめろんさんが苦手ホラー克服のために本友さん推薦本を読みまくる『魁ホラー塾』第七弾はみんみんさん推薦の『夜市』です 日本ホラー小説大賞受賞作ということで期待大でした うん、不思議系ですね 不思議系ホラー そんなジャンルあるか知らんけど いいねーなんかこうフワッとする感じ 話の筋としては凄い好きな奴だったんだけど、文体が好みじゃなかった それいる?って言葉が多かった気がするんよね自分的に あとそこまで怖くなかったかなー いろいろ読んでホラーでもなんとなく自分の得意不得意が見えてきた気がする なにもかもダメってわけじゃなさそうだな、当たり前だけど ということで次は『残穢』『黒い家』とみんなが口を揃える超弩級ホラーに行ってどうなるか見てみよう 何気に怖かった度★5はまだ付けてないんよね あれ?そんなに苦手じゃなかったかも?で普通に読むようになるのか うわー、やっぱ無理やー!今後もなるべく読まないようにしようとなるのか 『魁ホラー塾』はラスト2回!(急に決めた)

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