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夜市 の商品レビュー

4.1

317件のお客様レビュー

  1. 5つ

    104

  2. 4つ

    130

  3. 3つ

    48

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    2

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2022/09/12

夜市も、風の古道も良かった。 本自体は薄いのに、物語が深くて没入感が凄かった。 ホラーではなく、少しだけ不思議な話。 でも、教訓とか登場人物達の生き様や信念が描かれていて、すごく面白い。 出だしも締めも良かった。

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2022/08/17

夜市、風の古道、どちらも主人公が現実世界と異界を行き来するはなし。 初めてホラー小説に挑戦! 夜寝れなくなるようなホラーを想像してたけど、そんなこともなくスラスラ読めた! 風の古道のはなしの方がお気に入り!

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2022/05/15

ミステリー小説カテゴリだったけど、怖さはなく、幻想的なジャパニーズファンタジー。 中編小説が二作で、私は他収録の「風の古道」の方が印象に残った。 どちらも居ない人を諦められない人の話。 展開はある程度予想できたけど、それを上回る世界観と幕引きでした。

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2022/12/25

魔物のいる異世界へ迷い込むと、取引をしない限り夜市から帰れない。弟を売りある能力を手に入れた兄は、罪悪感から弟を買い戻すため夜市へ。売られた弟はどうなってしまうのか?意外な展開に圧倒される。

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2022/02/11

「夜市」も 「風の古道 」も主人公が異界と現実世界を行き来する物語です。異界は妖怪や幽霊、死者たちが生活する場で怖い所ですが、親切な人間や、 もちろん仏様もいて、一度は行ってみたい所です。 ただ、普通は死んでからしか行けない世界ですね。

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2022/01/09

面白かった!情景がスルスルと頭の中に描かれていくような文章が読みやすく、ストーリーも物悲しくも一捻りあり、後を引くような余韻が良かった。 全体通してしっとり落ち着いた雰囲気で、ホラーなんだけど怖くはないです。

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2021/11/19

ホラー小説なのに、心にじわりと染みるような読後感。 表題作「夜市」は、不思議な物の怪たちの市場、夜市に行く話。収録の「風の古道」は、こちらも不思議な神々の道に迷い込む少年たちの話。 どちらも、日常のすぐ隣の非日常に、ずっと入り込んでしまう怖さがある。でもその非日常は、なんだか...

ホラー小説なのに、心にじわりと染みるような読後感。 表題作「夜市」は、不思議な物の怪たちの市場、夜市に行く話。収録の「風の古道」は、こちらも不思議な神々の道に迷い込む少年たちの話。 どちらも、日常のすぐ隣の非日常に、ずっと入り込んでしまう怖さがある。でもその非日常は、なんだか人間臭くて懐かしいような世界で、居心地は悪くない気がする。 「夜市」の後半のながれも驚き感動したが、「風の古道」の物哀しいけれども温かみのある雰囲気が好き。 感動するポイントがあるわけではないけれど、読んだ後、なぜか泣きそうになった。

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2021/09/26

選考委員激賞の、第12回日本ホラー小説大賞受賞作 何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。野球部のエースとして成長した祐司だったが、常に罪悪感にさいなまれていた——。(アマゾン紹介文) あまり読まないタ...

選考委員激賞の、第12回日本ホラー小説大賞受賞作 何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。野球部のエースとして成長した祐司だったが、常に罪悪感にさいなまれていた——。(アマゾン紹介文) あまり読まないタイプのホラーで面食らったけれど、世界観のつくり方が素晴らしく、収められている二編のどちらも大変面白かった。 ただ、表題作はネタの仕込みがもうちょい合っても良いのではと思ったり、二編目は淡々としているなぁと感じたり。 それにつけても紹介文の残念さよ。

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2021/09/05

夜一→人間でない者達が不可思議な物をたくさん売る夜一にて小さい頃に売ってしまった弟を探しにいく話 古道→周りの景色は見えるが特定の出入り口でないとそこからでることができない古道で生まれた男と迷い込んだ子供の話 どちらも独特な不思議な雰囲気。ちょっとグロい千と千尋的な。 かつど...

夜一→人間でない者達が不可思議な物をたくさん売る夜一にて小さい頃に売ってしまった弟を探しにいく話 古道→周りの景色は見えるが特定の出入り口でないとそこからでることができない古道で生まれた男と迷い込んだ子供の話 どちらも独特な不思議な雰囲気。ちょっとグロい千と千尋的な。 かつどちらもいい感じの伏線回収あって面白い。

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2021/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どこか別の世界と交わる”道”にまつわる中編2話。 ・よかった編 どっちもよかったけど、あえていうなら表題作「夜市」。「何かを買わねば帰れない」設定のうまさと、前半の不気味さと追い詰められ感から一転、弟側の苦労と頑張りと決断とがすごく良く、ラストそうなるかぁ、兄ちゃんの贖罪はそういう形でいいのかなあ、と切ない終わり方。 ・気になる点 先に「竜が最後に帰る場所」を読んでからだったので、「夜行の冬」とか一緒だなあ~と思う。おそらく「どこかで交わるどこでもなくてどこか違う場所」が作者の書きたいことの根っこなんだろうけど、村上春樹みたいに毎度そればっか出てくると「またかい」となりそうなのだけ気になる。いや他作読んでないので分かんないですけど。たまにだったら全然いいんですけど。 総評 ホラー小説大賞とあったので、夜寝れなくなる系の呪とか怨とか嫌だなあと思っていたんだけど、そういうじくじくした感じじゃなくてよかった。っていうかもっと早く読めばよかった。 ホラーというより、一度手にしたはずの何かがすり抜けてしまった後の余韻と寂しさがきれいで読みやすかった。レビュー参考にさせてもらいましたありがとう!

Posted byブクログ