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黄色い目の魚 の商品レビュー

4.1

394件のお客様レビュー

  1. 5つ

    141

  2. 4つ

    131

  3. 3つ

    81

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2009/10/04

この本、自分短編小説だと思ってたんですよ。けど、実は長編で。短編だから脇役端折るの分かるけどこれはやりすぎだろ。ワースト3のつまらなさだ。なんて思ってました。そしたら長編で。それでも飽き飽きしたんだけど最後の一章はよかったです。2回目以降の読みの方が面白そう。

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2009/10/07

高校のときに解いた国語の問題で、この小説が出てきた。物語の続きがどうなるのかが気になってしゃーなかった。それやのにテスト終わったら、テストからの解放感で、そのこともを忘れてしまって、数年後この小説と再会することになる。そのときの感動は今でも覚えてるくらい。最初は短編集かと思いなが...

高校のときに解いた国語の問題で、この小説が出てきた。物語の続きがどうなるのかが気になってしゃーなかった。それやのにテスト終わったら、テストからの解放感で、そのこともを忘れてしまって、数年後この小説と再会することになる。そのときの感動は今でも覚えてるくらい。最初は短編集かと思いながら読んで、消化不良を感じたけど、長編かとわかったときには、一気に消化不良から解消されて、むしろ最後にはカタルシスを感じた。

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2009/10/07

友達が薦めてくれた本。とても面白かったテンポよい筆致、臨場感ある描写、なによりキャラクターが読ませる。個々が圧倒的な存在感なのだ。それぞれがある特定のものに言葉にできない強い力に惹かれている、を核ではないかと。本気になれない少年、屈折してるのにまっすぐな少女、取り巻く自由人な大人...

友達が薦めてくれた本。とても面白かったテンポよい筆致、臨場感ある描写、なによりキャラクターが読ませる。個々が圧倒的な存在感なのだ。それぞれがある特定のものに言葉にできない強い力に惹かれている、を核ではないかと。本気になれない少年、屈折してるのにまっすぐな少女、取り巻く自由人な大人。みずみずしいです。こんなふうに強く惹かれあう相手がいたら、と羨ましくなる。眩しい小説。

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2011/07/18

佐藤多佳子の黄色い目の魚を読みました。父親のテッセイに似て絵がうまい木島と、叔父の通ちゃんの絵が好きな村田の物語でした。一言で言うとボーイミーツガールの物語ですが、主人公の木島と村田がそれぞれ魅力的なだけでなく、まわりの大人たちもみんな魅力的で、わくわくする物語になっています。高...

佐藤多佳子の黄色い目の魚を読みました。父親のテッセイに似て絵がうまい木島と、叔父の通ちゃんの絵が好きな村田の物語でした。一言で言うとボーイミーツガールの物語ですが、主人公の木島と村田がそれぞれ魅力的なだけでなく、まわりの大人たちもみんな魅力的で、わくわくする物語になっています。高校生の主人公たちがまっすぐな気持ちで悩んだり行動したりするのがすがすがしく感じます。そして、二人が出会ったことによりそれぞれが成長していくのでした。この物語には絵を描く人が何人か登場しますが、私にも絵を描く才能があったらもっと青春や人生が楽しくなったんじゃないかなあ、と思わせられました。いくつかのエピソードが心に残って、この二人に出会えてよかった、と思える物語でした。

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2009/10/04

『しゃべれども しゃべれども』 の佐藤多佳子さん。 この作家さんは、文章がわりと好き。 登場人物が切れ目なく物事を考えてるような感じが 私の読むテンポと合ってるような気がして。 自分の中にいる自分と折り合いをつけられずにいるみのりと、 何をするにしても本気になることを避けてき...

『しゃべれども しゃべれども』 の佐藤多佳子さん。 この作家さんは、文章がわりと好き。 登場人物が切れ目なく物事を考えてるような感じが 私の読むテンポと合ってるような気がして。 自分の中にいる自分と折り合いをつけられずにいるみのりと、 何をするにしても本気になることを避けてきた悟。 こんなふうに書くと何か特別なところがあるように感じるけど、 それぞれの視点で綴られる物語を読むと、 全然特別なんかじゃないんだって気がする。 それを敢えて言葉にして、 それに向き合おうとすることが少ないだけなんだって。 サッカーの試合の中で、悟が自分の殻を破るシーンが好き。 みのりが悟のことが好きなんだって認めるくだりも好き。 キライな人やキライなものだらけだったみのりが 「木島を好きになっただけで、「好き」がどんどん増えていく」 って感じる部分が大好き。 みのりとみのりの家族の関係。 みのりと叔父の通ちゃんの関係。 悟の妹・玲美の話。 通ちゃんと似鳥ちゃんの関係。 すごく盛りだくさんな話だったと思う。 でも、やっぱりいちばん心に残ったのは悟とみのりの関係だな。 絵を通して出会って、つながって、通じ合う悟とみのり。 なんかいいなぁ。うらやましい。

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2009/10/04

2008年2月26日 (買) 面白かったですーw まさかみのりに彼氏が出来るとは!! っていうか通ちゃんがみのりを好きとかw

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2009/10/04

佐藤多佳子さんの文章が好き。どんどん先へ進んでいける、けど、ときどきふと立ち止まらせる。 青春を描くのが上手いなあ。

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2009/10/04

絵をきっかけにして近づいていく高校生稔とみのりの青春ストーリー。 人物描写がうまい。自然。みのりの一風変わった頑固な性格も誰しも持ってる部分だと思う。 だんだん変わって、周囲に溶け込んでいくみのりの姿がよかった。でもトオルちゃんと似鳥ちゃんの関係とかその後とか読者の想像にまかせる...

絵をきっかけにして近づいていく高校生稔とみのりの青春ストーリー。 人物描写がうまい。自然。みのりの一風変わった頑固な性格も誰しも持ってる部分だと思う。 だんだん変わって、周囲に溶け込んでいくみのりの姿がよかった。でもトオルちゃんと似鳥ちゃんの関係とかその後とか読者の想像にまかせる部分がけっこうあるので・・気になる。

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2011/08/12

タイトルと、この表紙からして、なんかよくある恋愛小説なんだろうと、ちょっと上から目線で見ていました。 だけど読んでみたら、よくある恋愛ものではありませんでした。 なんかいいなぁ、こういう感じ。 しかし、表紙のこの女の子とみのり、イメージ全然違うんだけどなぁ……。

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2009/10/04

ひりひりして、きらきらしてて、『一瞬の風』もよかったけれど、こちらのほうが痛切に突き刺さってくるかんじ。自分にまっすぐに生きることって、なんてむずかいしのか。でも、だからこそ、まっすぐなふたりがゆっくりと出会ってゆく物語がいとおしい。

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