海辺のカフカ(上) の商品レビュー
複雑な物語。 繰り返される比喩に あっとうされる。 自己を強くしようとする少年。 病気にかかった魔力をもった老人。 迷い込んだ図書館。 何もかもが異様とリアル感のどちらもを 含んでいる。
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少し前に村上春樹がカフカ賞を受賞したのは記憶に新しいと思います。 少年が自分の存在意義を確かめるために旅にでるのですが、そこで数々の奇妙な人々との出会いを通じて大人になっていくという物語です。
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村上春樹の本を薦められ読んでみたが、まだわからない。というのが今回の正直な感想。続きが知りたくて眠れずに読みたくなるところと、今にも投げ出したくなるほど退屈なところが入り乱れて自分がどうしたらいいのかわからなくなってしまう。結局どうしても読み進められないところ(主にカフカの回)は...
村上春樹の本を薦められ読んでみたが、まだわからない。というのが今回の正直な感想。続きが知りたくて眠れずに読みたくなるところと、今にも投げ出したくなるほど退屈なところが入り乱れて自分がどうしたらいいのかわからなくなってしまう。結局どうしても読み進められないところ(主にカフカの回)は読み飛ばしてしまいました。しかし、結末は知りたい!という欲求だけはムクムクと膨れ上がってしまい、なんやかんやで村上春樹の世界観に取り込まれているような気がします。今回『★★』という評価は次回への期待と今の自分のどうしようかなぁという心情からきてるので、面白くなさ過ぎ!!という意味ではありません。・・・念の為
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15歳の誕生日、少年は夜行バスに乗り、家を出た。 一方、猫探しの老人・ナカタさんも、なにかに引き寄せられるように西へと向かう。 暴力と喪失の影の谷を抜け、世界と世界が結びあわされるはずの場所を求めて
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俺は正直村上春樹作品に向いてる人間なのかよく分からないが、とりあえず高3の夏に読んだ。少年サイドのストーリーよりもナカタさんのストーリーの方が好きです。
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冒頭からして「世界でいちばんタフな15歳の少年になる」――ああ、なんてキャッチーなコピーなんだろう!と思わされる。とはいえ、村上春樹はキャッチーな文体やらディテールにとどまらず、妙に哲学的(ちょっと衒学的な印象もアリ)、存在論的な点が人気の理由でもあるのだろう。要するに、冷静に考...
冒頭からして「世界でいちばんタフな15歳の少年になる」――ああ、なんてキャッチーなコピーなんだろう!と思わされる。とはいえ、村上春樹はキャッチーな文体やらディテールにとどまらず、妙に哲学的(ちょっと衒学的な印象もアリ)、存在論的な点が人気の理由でもあるのだろう。要するに、冷静に考えると、かなり暗く、猛烈に重くもなる(笑)。15歳のカフカ少年にアイデンティファイするというより、「生きること」にどうしようもなくついてまわる無力感や絶望、孤独、そして暴力…といった諸々のリンケージが上巻で個人的にぐぐっと惹きつけられた点。
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初、村上春樹。話と空気感にやられてしまい、一気に読んでしまい、終ってしまって途方にくれている。もっともっと読み込んでいきたいなぁ〜〜
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「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」―15歳の誕生日がやってきたとき、僕は家を出て遠くの知らない街に行き、小さな図書館の片隅で暮らすようになった。家を出るときに父の書斎から持ちだしたのは、現金だけじゃない。古いライター、折り畳み式のナイフ、ポケット・ライト、濃い...
「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」―15歳の誕生日がやってきたとき、僕は家を出て遠くの知らない街に行き、小さな図書館の片隅で暮らすようになった。家を出るときに父の書斎から持ちだしたのは、現金だけじゃない。古いライター、折り畳み式のナイフ、ポケット・ライト、濃いスカイブルーのレヴォのサングラス。小さいころの姉と僕が二人並んでうつった写真…。
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15だ、15だからだ。 カフカが運命を振り払おうとしている。 ナカタさんはジョニー・ウォーカーを殺した。私はどっちも好きだなぁ。っていうか村上さんが好きというか。 15って、いろんなものに溢れてる。いまの17もたぶんそうだ。
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世界にぐんぐん引き込まれていきます。読み出してしまうととまらない。 あの図書館に行ってみたい。どう言葉をつくしても、どこがいいとは言い切れない。 個人的にはナカタさんより少年サイドのほうが好きでした。ナカタさんのほうがより村上ワールドな気がしますが。
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