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格闘する者に○ の商品レビュー

3.7

392件のお客様レビュー

  1. 5つ

    73

  2. 4つ

    148

  3. 3つ

    123

  4. 2つ

    15

  5. 1つ

    4

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2019/01/01

面白くてすっと読めた。 最近三浦しをんの本を何冊か読んだので、ぜひデビュー作も読んでみたいと思っていたのだ。 最近のものに傑作が多いせいか、やはり本作は「若書き」だなぁ・・・という印象をぬぐえない。ラストがちょっと弱い気がするしね。 だが、それでも十分面白いし、これを書いた...

面白くてすっと読めた。 最近三浦しをんの本を何冊か読んだので、ぜひデビュー作も読んでみたいと思っていたのだ。 最近のものに傑作が多いせいか、やはり本作は「若書き」だなぁ・・・という印象をぬぐえない。ラストがちょっと弱い気がするしね。 だが、それでも十分面白いし、これを書いた人がこの後あんなものを書いたのか・・・と、感慨が深いのも事実。 読み終わったあと、パラパラとめくって、ようやくタイトルの意味(オチ?)がわかった。あー、そういうことか! うまいタイトルのつけかただ。

Posted byブクログ

2018/12/15

退屈で途中やめそうになったけど最後まで読めてよかった。キラキラ女子ではないカナコが、最後までキラキラはせず、だけど何か大切なものを感じとった様がたくましく応援したくなった。ニキくんや砂子との友情もうらやましい。

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2018/12/03

政治家の娘に産まれ、血が繋がっていない母と弟と暮らす。のらりくらりと就活したまに熱くなる。気に食わない人を想像の中でブチのめすシーンがたまにあって笑えた。それにしても冒頭の文章が就職試験のために書いた物語だったとは。面白かった!

Posted byブクログ

2018/09/16

主人公たちほどではないにせよ、同世代と比べてさほど真面目に就活をしなかった自分を懐かしみながら読んだところもありつつ、もし自分が主人公の境遇なら就職なんて考えもしなかっただろうという風にも思う。 日本ももっと柔軟に就活できる風潮になればいいのに。

Posted byブクログ

2018/08/17

このクオリティの高さはロックのデビューアルバムで言うならVAN HALENの1stか、CRIMSON の宮殿。 デビュー作で既に完成されていたとは。 スポーツ音痴を公言してはばからないのに、『格闘する者に○』だなんて、何故、体育会系のタイトルを付けたのか疑問だったのだけれど、読ん...

このクオリティの高さはロックのデビューアルバムで言うならVAN HALENの1stか、CRIMSON の宮殿。 デビュー作で既に完成されていたとは。 スポーツ音痴を公言してはばからないのに、『格闘する者に○』だなんて、何故、体育会系のタイトルを付けたのか疑問だったのだけれど、読んで納得。 東京医大の足切り問題や就職における女性の採用問題、政治家の世襲問題 等、現在も喧しい社会問題とリンクするのが興味深い。 …というか、本作が書かれてから20年以上経過してもなお巨悪は蔓延り是正されてないうことかorz。

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2018/06/04

好きな作家のデビュー作を読まずにファンを名乗ってきたわけだが、このたび読了したので大声で言える。ファンです! と。いや、誰に言うんだって感じだが(そしてデビュー作を読まずにファンを名乗ることに不都合など生じない)。解説の役目を果たしているそれをひさしぶりに読んだ気がして、なるほど...

好きな作家のデビュー作を読まずにファンを名乗ってきたわけだが、このたび読了したので大声で言える。ファンです! と。いや、誰に言うんだって感じだが(そしてデビュー作を読まずにファンを名乗ることに不都合など生じない)。解説の役目を果たしているそれをひさしぶりに読んだ気がして、なるほど、王道をことごとく使わずに、また回りくどくない文章の片鱗がすでにある、と得心がいった。学生の就職活動と同時に書かれるのは、ふつうではない家族(この際ふつうの定義は置いておく)、型にはまらない友人、恋。生きていけそうだ、とおもった。

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2018/05/06

どこにでもありそうなんだけど、どこにもないそんな世界感がいっぱいの作品でした。これがデビュー作とは思えないしかも24歳という若さで書き上げたなんてほんと天才だなぁと思った。 毎日毎日変化のない1日を過ごしているはずなのにその積み重ねがいつのまにか遠い未来に繋がっていて、そうやって...

どこにでもありそうなんだけど、どこにもないそんな世界感がいっぱいの作品でした。これがデビュー作とは思えないしかも24歳という若さで書き上げたなんてほんと天才だなぁと思った。 毎日毎日変化のない1日を過ごしているはずなのにその積み重ねがいつのまにか遠い未来に繋がっていて、そうやって人は成長して行くんだなぁって感じさせる物語でした。 でもしをんさんの作品に出てくる人たちってみんな個性があって愛すべき人たちだなぁって思いました。 あと一番最初の象の物語が正に「人の孤独について描かれて」いてなんだか好きです。

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2018/04/14

文庫版を読み終わったその時、解説に重松清の名があっただけで僕にとってたいへん特別な一冊になった。これが最初のレビューなんて、出来すぎだ。

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2018/04/12

女子大生の就活小説。ゲイかもしれない同級生、出版社を回るも最終で落ちる主人公、(お金には)恵まれた環境など、私には鼻について仕方ない。

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2017/12/07

三浦しをん好きが多かった、中高時代に買った本。 主人公が美脚であるというところがまず羨ましい。 就職活動に積極的ではないにしても、色々な出版社を受けに行き、受からないだろうけどもしかしたら受かるかも。というところが好い。 新潮社の本なのに、新潮社が出てこなかった気がする。丸川、集...

三浦しをん好きが多かった、中高時代に買った本。 主人公が美脚であるというところがまず羨ましい。 就職活動に積極的ではないにしても、色々な出版社を受けに行き、受からないだろうけどもしかしたら受かるかも。というところが好い。 新潮社の本なのに、新潮社が出てこなかった気がする。丸川、集A社、K談社。K談社を悪く書きすぎではないか? 砂子もニキ君も旅人も忍くんたちも。人間関係がよくてうらやましい。自分が人生において人間関係を重視しているということがよくわかった。

Posted byブクログ