格闘する者に○ の商品レビュー
三浦しをんさんデビュー作。 前に進んでない様であり、実際にはしっかりと前に進んでいる。 そんな作品でした。
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面白かった。自分もちょうど就活の時期だったので読んでみたのだが、就活の不安が少し晴れるかのような、重い話ではなく楽しい話だった。主人公が就活を成功しまくるといったありきたりな話ではないのもgood。人生って自由なんだなと考えた。
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就職活動が終わったので読んでみた。 自分の将来進む道を決め、自己分析で己と向き合い、面接で人間性を否定されてる気分を味わうなど精神的にきつい時が何度もあった。 女の子らしいからと選考を落とされた時と、面接で面接官が自分の肩書きを名前を名乗らずに面接を始めた時は特に理不尽だなぁと...
就職活動が終わったので読んでみた。 自分の将来進む道を決め、自己分析で己と向き合い、面接で人間性を否定されてる気分を味わうなど精神的にきつい時が何度もあった。 女の子らしいからと選考を落とされた時と、面接で面接官が自分の肩書きを名前を名乗らずに面接を始めた時は特に理不尽だなぁと感じた。 志望した企業から内定をいただき就職活動を終えたが、それで本当によかったのかという不安は拭えない。 私の就職活動はコロナの影響をあまり受けない業界、業種を志望していたこともあり、比較的苦しまなかった方だと思う。 それでも可南子の就職活動は生ぬるすぎて驚いた。 小説としてはところどころに思わず笑ってしまう箇所があり、軽く読めて気分に合っていた。 会社に入るだけが『大人』じゃないで。
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就活を中心とした内容だけれども、家族のことや、いつも一緒にいる友達からのカミングアウトがあって、読んでいておもしろかった。可南子と砂子と二木ちゃんの関係がいいなぁと思った。みんなのこの先のことが気になった!私も就活生なので、周りに流されすぎずに頑張ろうと思えた。出版社の試験で、二...
就活を中心とした内容だけれども、家族のことや、いつも一緒にいる友達からのカミングアウトがあって、読んでいておもしろかった。可南子と砂子と二木ちゃんの関係がいいなぁと思った。みんなのこの先のことが気になった!私も就活生なので、周りに流されすぎずに頑張ろうと思えた。出版社の試験で、二木ちゃんが「帰ろうか」と言った場面があった。可南子は「受けなければ可能性はゼロだけど、受けたら少しはK談社に入れる可能性が出てくるんだから」と言っていたのが印象に残った。また、二木ちゃんは可南子に「好きなものを諦めて後悔するくらいなら、駄目でもともとでやったみたほうがいい?」と尋ね、可南子は「うん。たぶんね」と答えていた。私も後悔なく、挑戦していきたいと思った。
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好きなことを仕事にしたい、という誰しも一度は考えたことであろう理想と実際の就活の厳しさ。 非常にバランスよく描かれています。 全体的に就活に対して、ゆったりと構えている登場人物達に癒されました。
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出版就活をしていると、孤独で、正解がわからなくて、不安でしょうがないです。でもかなこちゃんの少しゆるい向き合い方見てると頑張ろうと思えました。ありがとう!あと少し、出版就活がんばるぞ〜
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なんとなく再読。 実際には初版の単行本にて。 20年前は素直に面白い!と思えたけれど、後の作品を知ってしまった今は、文章や展開の拙さが引っかかり読み進めるのに苦労した。基本的な世界観は今も変わらないが、文章は格段に腕を上げている。この作者は努力の人である。
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大学4年の可南子が主人公。政治家の娘に生まれるも、本人がこよなく愛するのは漫画・恋人(ちょっと変態なおじいちゃん)・友人二人。 本人はどこにでもいるような、のんびりと、社会に対してなんとなしやる気のない感じ。 家柄とか、ジェンダーとか、それぞれみんな違った悩みを大なり小なり抱えている。そんな中でも、やれるだけを彼女なりに行動している中で、出た言葉が、おぉ!と刺さった。 テレビがなくても煙草がなくても、全然構わないの。、でも本や漫画がない生活なんて、考えられない。 どれだけつらいことがあるかわからないけど、少なくとも今は、最初から諦めてちっとも興味もない会社を受けたりするのはやめようと思う。 好きなものを諦めて後悔するぐらいなら、駄目でもともとでやってみたほうがいい。(二木くん談) 自分はここまで好きな物あるだろうか。あるはずだ。 そう信じて探すし、見つけたら突撃あるのみ! この後に、「カクトウするものに丸」が来るのも面白い。
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格闘するもの?足掻く? 苦しんで闘うものに応援? ふふふ、なるほど、 表題に納得。 三浦しをんデビュー作? ゆるーくて才能を彷彿させるものを感じる、 それに後の作品で出てくる人らしい人もちらほら。 はじめから三浦しをんワールドを感じる。 自分は好きだわ。 個人的に、最近はあまり...
格闘するもの?足掻く? 苦しんで闘うものに応援? ふふふ、なるほど、 表題に納得。 三浦しをんデビュー作? ゆるーくて才能を彷彿させるものを感じる、 それに後の作品で出てくる人らしい人もちらほら。 はじめから三浦しをんワールドを感じる。 自分は好きだわ。 個人的に、最近はあまり聞かないけど、 平気で「ろうほ」などというやからがあまりね。
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三浦しをん初期作品。該当→かくとう→格闘 という落ちはわかるが、実体験に近いものに即し、のちの作品ほどこなれていない。筆力は感じる。
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