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格闘する者に○ の商品レビュー

3.7

392件のお客様レビュー

  1. 5つ

    73

  2. 4つ

    148

  3. 3つ

    123

  4. 2つ

    15

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    4

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おもしろい!

主人公・可南子のトボケっぷりがいい。マンガが好きだから出版社の就職を希望し、「世間」の本音と建前に直面しては首を傾げる。著者の小説デビュー作です。就職活動中の人にもお薦め。肩の力が抜けますよ♪

abtm

2024/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

弟がすごい自分を持っててかっこよかった。 就活を軸にしながらも違うエピソードがあり面白かった。来年就活だけど怖いな。まぁええか

Posted byブクログ

2023/11/21

三浦さんのデビュー作。めちゃめちゃ面白い。センスや才能が光っている。就活や恋、家族とのかかわりなどまさに青春の中を「格闘する者」です。内定が出ないなかでも、どうにかなるさっていうゆる~い感じで、とにかく前向き楽しいです。「かくとうするものに丸」まさかの表題の場面は笑った。ここで来...

三浦さんのデビュー作。めちゃめちゃ面白い。センスや才能が光っている。就活や恋、家族とのかかわりなどまさに青春の中を「格闘する者」です。内定が出ないなかでも、どうにかなるさっていうゆる~い感じで、とにかく前向き楽しいです。「かくとうするものに丸」まさかの表題の場面は笑った。ここで来るのか~と。

Posted byブクログ

2023/10/27

三浦しをんの処女作にして、その後の活躍を予感させる傑作青春小説である。いきなり結婚の条件として象を選ぶ王女の話が出てきて何事かと思うが、主人公・藤崎可南子の就職試験の○○だったというオチが途中で明かされる。ついでながら、その時に本作の題名の謎も明かされる。というように事実と妄想が...

三浦しをんの処女作にして、その後の活躍を予感させる傑作青春小説である。いきなり結婚の条件として象を選ぶ王女の話が出てきて何事かと思うが、主人公・藤崎可南子の就職試験の○○だったというオチが途中で明かされる。ついでながら、その時に本作の題名の謎も明かされる。というように事実と妄想が入り交じり、崩壊寸前の家庭も男女差別も笑い飛ばす主人公の生き様が爽快である。落ち込んだ時に読むと気分が揚がること請け合いだ。

Posted byブクログ

2023/04/30

家も恋人も友達もワケありな就活生。弟くんのたくましさや西園寺さんの優しさが気に入った。主人公が試験で書いた作文(ショートストーリー)がうますぎる。最近ない、他の小説にない設定や言葉遣いに頭の色々な部分を刺激された。

Posted byブクログ

2023/02/13

三浦しをんさんのデビュー作 冒頭、ジャングルの塔に暮らす王女の物語から始まる。 何だか不思議な話なのだが、これの意味は後に明かされる。 そして、この不思議なタイトルの意味も。 就活、家族、恋。 女子大生可南子が様々な事にぶつかりながら志望する出版社の就職試験に挑んでいく。 ...

三浦しをんさんのデビュー作 冒頭、ジャングルの塔に暮らす王女の物語から始まる。 何だか不思議な話なのだが、これの意味は後に明かされる。 そして、この不思議なタイトルの意味も。 就活、家族、恋。 女子大生可南子が様々な事にぶつかりながら志望する出版社の就職試験に挑んでいく。 しをんさんの体験に基づいて書かれたそうだ。 なるほど、エッセイと小説どちらとも言える雰囲気だ。 上手くいかない就活に思いっきりツッコミを入れ、妄想を炸裂させるところは可笑しくて笑ってしまった。 これがデビュー作なのだ。 強烈なインパクト。 三浦しをんさんが好きと言いながら今まで読んでいなかった事を後悔した。

Posted byブクログ

2023/02/12

三浦しをんのデビュー作。 決して主人公が何かを成し遂げたり、大成功したりする訳ではないのだけど、不思議な読後の爽やかさがある。それは読者に近い等身大の主人公を描いているからか。みんな人生色々大変なこともあるよねと寄り添ってくれているような。 今まで手にとらなかった三浦しをんの作品...

三浦しをんのデビュー作。 決して主人公が何かを成し遂げたり、大成功したりする訳ではないのだけど、不思議な読後の爽やかさがある。それは読者に近い等身大の主人公を描いているからか。みんな人生色々大変なこともあるよねと寄り添ってくれているような。 今まで手にとらなかった三浦しをんの作品だったけど、読んでみて良かったなぁ。

Posted byブクログ

2022/11/06

三浦しをんのデビュー作。なんで今まで読んでいなかったんだろう… 突然象の話しから始まり破天荒なストーリーの予感がありましたが、家族の話しや就活の話しなど様々な話題を絡めながらも、まとまりがあって面白く読めました。

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2022/09/19

三浦しをんさんのデビュー作。 主人公の女子大生とその友達が、マイペースを崩さずに就職活動をしている、(ように思える)ちょっと脱力系で緩めの物語です。 シニカルなユーモアの中に温かみを感じさせる主人公の雰囲気が、エッセイでのしをんさん自身を彷彿とさせて面白いんですよね。 漫画が好...

三浦しをんさんのデビュー作。 主人公の女子大生とその友達が、マイペースを崩さずに就職活動をしている、(ように思える)ちょっと脱力系で緩めの物語です。 シニカルなユーモアの中に温かみを感じさせる主人公の雰囲気が、エッセイでのしをんさん自身を彷彿とさせて面白いんですよね。 漫画が好きなところも共通していますし。 K談社とか集A社とか、ある意味あからさまな社名の会社での面接の模様は、実体験も多少は入っていたりするのでしょうか。 そんなことを考えながらの読書がとても楽しかったです。 主人公を始めとする登場人物も印象深く、この人たちにまた会いたい、そんな風に思いました。 ちょっと変わったタイトルも、読めば意味が分かりますよ。

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2022/08/18

大学生の就職活動とか、とある職につくために勉強しまくっていたころに適当に受けた3社くらいしか思い出せない。内一社は内定もらったが、最終質問がイチローか松井、どっちが好き?だったのは強烈に覚えている。でもってその頃の記憶は後悔まみれの黒歴史なので正直掘り返したくない。 というのは自...

大学生の就職活動とか、とある職につくために勉強しまくっていたころに適当に受けた3社くらいしか思い出せない。内一社は内定もらったが、最終質問がイチローか松井、どっちが好き?だったのは強烈に覚えている。でもってその頃の記憶は後悔まみれの黒歴史なので正直掘り返したくない。 というのは自分の大学生のころで、この本の人たちは「就職?んなもんなくても生きていけるでしょ?」という考え方が強いので安穏とした大学生活を送っていてたいへん羨ましい。いいなぁ。人生毎日夏休み。

Posted byブクログ