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格闘する者に○ の商品レビュー

3.7

392件のお客様レビュー

  1. 5つ

    73

  2. 4つ

    148

  3. 3つ

    123

  4. 2つ

    15

  5. 1つ

    4

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2009/10/04

これからどうやって生きていこう? マイペースに過ごす女子大生・可南子に忍び寄る過酷な就職戦線。漫画大好き→漫画雑誌の編集者になれたら…。 いざ、活動を始めてみると、思いも寄らぬ世間の荒波が次々と襲い掛かってくる。 連戦連敗、未だ内定ゼロ。呑気な友人たち、ワケありの家族。年の離れた...

これからどうやって生きていこう? マイペースに過ごす女子大生・可南子に忍び寄る過酷な就職戦線。漫画大好き→漫画雑誌の編集者になれたら…。 いざ、活動を始めてみると、思いも寄らぬ世間の荒波が次々と襲い掛かってくる。 連戦連敗、未だ内定ゼロ。呑気な友人たち、ワケありの家族。年の離れた書道家との恋。 格闘する青春の日々を妄想力全快で描く、才気溢れる小説デビュー作! ずっとエッセイだと思ってました(ぇ笑 かなりおもしろいです。これは読むべき。 可南子ちゃんの就活は本当に波乱万丈でハラハラします。ニキ君と砂子もまたしかり。 ぶっちゃけこんなことってありえないでしょ!と思います笑。 一番おもしろかったのは面接シーン。可南子ちゃんの突っ込みが最高! 可南子ちゃんと西園寺さんとの恋もなかなかツッコミどころがあると思うんだけどなぁ…。 一番不憫なキャラは谷沢さんです。

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2009/10/07

いつもミステリばかり読んでるので、「たまには違うジャンルも・・・」と読み始めました。すごく面白かったです。主人公の可南子は、きっとしをんさん自身がモデルなんでしょうね。いきいきと描かれていて、とても可愛かったです。

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2009/10/04

シューカツ!と思って読みました。可南子が、すごく男らしくて女の子らしい。 お義母さんも弟も、二木君も砂子も、西園寺さんもマスターも、なんかみんなみんなよかったです。 西園寺さんが旅立つあたり、切ない。丸川の合否も吹っ飛ぶよね… そしてなんかフツーにフリーターもありでしょ?って、早...

シューカツ!と思って読みました。可南子が、すごく男らしくて女の子らしい。 お義母さんも弟も、二木君も砂子も、西園寺さんもマスターも、なんかみんなみんなよかったです。 西園寺さんが旅立つあたり、切ない。丸川の合否も吹っ飛ぶよね… そしてなんかフツーにフリーターもありでしょ?って、早稲田の学生(おそらく)が言ってるのが面白くて、ちょっとほっとしました(しちゃダメなんじゃ…) 「以前言いましたが、『毎日が夏休み』に着実に近づきつつあります」 「以前言いましたが それも悪くはないよ」 「そうですね たとえ『毎日が夏休み』になっても、自分を信じて生きていこうと思います」 このくだりが、とても素敵だと思います。

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2009/10/07

三浦しをんのデビュー作です。 途中ちょっとだれますが、処女作としては吃驚の作品。 試験の筆記で書いた文章も想像力豊かで圧倒されます。 三浦しをんそのままを見ているようで、とても面白いです。

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2009/10/04

「格闘する者に○」→「該当するものに○」だったのね。 三浦しおんのデビュー作。 隅々まで面白く、くすくすと笑いが出てしまう。 可南子と西園寺さんとのつながりは、 最初「(遺産目当てじゃない限り)ありえないでしょ〜」と思っていたが、 読み進むうち、「有りなのか」とも思える。 妙な説...

「格闘する者に○」→「該当するものに○」だったのね。 三浦しおんのデビュー作。 隅々まで面白く、くすくすと笑いが出てしまう。 可南子と西園寺さんとのつながりは、 最初「(遺産目当てじゃない限り)ありえないでしょ〜」と思っていたが、 読み進むうち、「有りなのか」とも思える。 妙な説得力があります。 二木君や砂子、旅人のキャラもとても好きだ。 可南子がどこかの出版社で、漫画三昧の生活を送っている事を祈ります。 (可南子と西園寺さんのシーンは、そこだけどうしても柳原可南子に映像変換されてしまう・・)

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2009/10/04

今年に入ってから四冊目の三浦しをんさん、「格闘する者に○」を読みました。 やる気のない大学四年生の爽快、就職活動小説!といったところでしょうか。 就職活動に熱意はないが漫画好きから出版社を志望する可南子が主人公となり、その周囲の人物を描く。 友人のニキくんに砂子、就職活動、弟、...

今年に入ってから四冊目の三浦しをんさん、「格闘する者に○」を読みました。 やる気のない大学四年生の爽快、就職活動小説!といったところでしょうか。 就職活動に熱意はないが漫画好きから出版社を志望する可南子が主人公となり、その周囲の人物を描く。 友人のニキくんに砂子、就職活動、弟、義母の「お家」騒動、老書道家の恋人。 歯切れのいい文体だ。どうも僕個人にとっては三浦しをんは導入部がいまいち冴えない印象がある。けれど一点を通過するとそれはもう怒涛のごとく読ませてしまう作家なのだと思う。読後感の味わい深さも不思議な感覚である。エンタメ小説と割り切ってしまうには、劇的な転もなく、ある視点から見れば何も解決しないような結末を迎えるのに爽やかな読後感が残る。 評価は5をつけたいのですがインフレがはなはだしいので4にします。 星5段階の3までしか活用していないのですが、何も得るところがなくても嫌いじゃなければ3なので。ううむ。 好きですやっぱ作家さんも、この本も。

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2009/10/07

マイペース女子大生の日常を就職活動を交えて綴ったもの。 闘争本能が薄く、就職活動に手こずった苦い記憶を思い出すと共に 就職活動前に読んでみたかったなー そしたらもっとお気楽に就職活動に臨めたのにぃ、と思ってしまった。 (そしたら就職してなかったかもしれないけど) 一...

マイペース女子大生の日常を就職活動を交えて綴ったもの。 闘争本能が薄く、就職活動に手こずった苦い記憶を思い出すと共に 就職活動前に読んでみたかったなー そしたらもっとお気楽に就職活動に臨めたのにぃ、と思ってしまった。 (そしたら就職してなかったかもしれないけど) 一般的な感覚でいうと崩壊した家庭ながらそれでも緩やかに連繋している姿、淡々としながらも深く結びついた友情を示してくれてます。 ここまでとは言わなくても、この本に出てくるような人生を送っている方々を存じ上げているのでアリなんだろうなと感じました。 じんわりとおかしい。 おかしいがやさしい。 そんなおはなし。

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2009/10/04

おもしろかった!!まず冒頭の熱帯雨林の話で度肝を抜かれる。 本編が始まる前に置かれた熱帯雨林の話、そして不可思議なタイトルの謎も読み進めていくうちにこんなオチだったのねと分かるのも楽しい。 自分が同じ就活生だからか、エントリーシートや筆記試験や面接について書かれたところでは、『そ...

おもしろかった!!まず冒頭の熱帯雨林の話で度肝を抜かれる。 本編が始まる前に置かれた熱帯雨林の話、そして不可思議なタイトルの謎も読み進めていくうちにこんなオチだったのねと分かるのも楽しい。 自分が同じ就活生だからか、エントリーシートや筆記試験や面接について書かれたところでは、『そうそう、そうなんだ』とうなづいたり、『えっ!?そうなの!!』と参考にすることもできたのが楽しかった。 いろいろ辛いこともあるけれど、こんな風に自分を笑い飛ばして苦しい時期も乗り切っていきたいものです。 さて、重松清の解説にもなるほどなぁと思わせる部分が多かった。確かにこのデビュー作以降の彼女の作品は全く毛色の違ったシリアスなものが多い気がする。この本は私が読んだ彼女の小説のなかで2冊目なのだが、初めて読んだ小説はとってもシニカル&シリアスなものだったのに、その後彼女のエッセイをよんでそのはじけっぷりにいささか度肝をぬかれたものだ。その意味でこのデビュー作は重松さんのいうように現在の三浦さんの小説とエッセイが未分離の状態で表れたものとも思える。個人的には、このデビュー作の語り方がすごく好き。村上春樹のエッセイの皮肉さを思い出させる。今度は彼女のエッセイを読んでみよ〜

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2009/10/04

シューカツ終えて読んだこともあって、共感できる話題がぎっしり。 電車の中で読んで吹き出しそうになったのは、ジャガーさん以来だ。

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2017/07/16

最初に読んだのは大学生の頃だったので、リアルな話?として」読んでいた。 主人公も傍から見ればいい具合に阿呆なのだが、本人は勿論周りの人物たちはそうは思っていないようで、就活世界やら家の周りのごたごたやらをどこかナナメに見ているという視点。 今の常識的に考えれば阿呆なのだが確かに、...

最初に読んだのは大学生の頃だったので、リアルな話?として」読んでいた。 主人公も傍から見ればいい具合に阿呆なのだが、本人は勿論周りの人物たちはそうは思っていないようで、就活世界やら家の周りのごたごたやらをどこかナナメに見ているという視点。 今の常識的に考えれば阿呆なのだが確かに、この世の中に対してなんだよもう、という気持ちになる部分は今でも十分通じるのではないだろうか。

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