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女たちよ! の商品レビュー

3.6

67件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

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  3. 3つ

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結構昔に書かれたもの…

結構昔に書かれたものなのに、文体も内容もそういう感じがしない。当時からしたら凄く斬新だったんだろうと思う。本物嗜好で、ずばり!という感じのはっきりとした文章が読んでいて気持ちが良いし随所にちりばめられたユーモアがこれまた良いと思います。

文庫OFF

著者の主張は、本当に…

著者の主張は、本当にオーソドックスで当たり前の事ばかりです。それが、キザに見えたり過激に思えたりするのは、私達の目が曇らされているからでしょう。

文庫OFF

2024/08/20

これは、これは、伊丹十三監督との結婚生活は大変だったろうなぁ、というのが第一の感想。私は最初の奥様を存じ上げないので、伊丹監督の奥様と言えば、宮本信子さんを思い浮かべますが、こんなにこだわりの強い旦那さまと、うまく結婚生活を続けたことに脱帽してしまう。 でも、ここまで、こだわりが...

これは、これは、伊丹十三監督との結婚生活は大変だったろうなぁ、というのが第一の感想。私は最初の奥様を存じ上げないので、伊丹監督の奥様と言えば、宮本信子さんを思い浮かべますが、こんなにこだわりの強い旦那さまと、うまく結婚生活を続けたことに脱帽してしまう。 でも、ここまで、こだわりが強い人、面白いですよねぇ。昭和の時代にはごろごろいたんですかねぇ。そう思って読むと、なかなか面白いエッセイです。

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2024/05/10

さすがに時代を感じる。「ふーんこれがイケてた時代なのね」という歴史としての面白さはあれど、内容自体は今日日あまり面白さを見いだせないかな。

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2024/01/07

このエッセイを知ったのは椎名誠氏の紹介でした(本の雑誌)。読み返してみたら、デビューまもない椎名さんは伊丹さんの文体に影響を受けていたのだと分かります。なんだか微笑ましい。

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2023/07/31

高度経済成長期に書かれた本だと念頭において読んでも、これが受け入れられていたという事実にやられそう。料理とか車のところじゃなくて、女性に関する文章が。このタイトルじゃないほうが良かったと思うよ。

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2023/05/29

昭和男児のフラットな口調が続くと思って読んでいたら、いきなり「ねえ、あなた」と呼びかけられ「と思うのであります」と一文が締まり、挙げ句の果てには「これをあなたはスパゲッティと呼ぶ勇気があるのか。ある、というなら私はもうあなたとは口をききたくない」と仰る。 「で・ある」調と「です...

昭和男児のフラットな口調が続くと思って読んでいたら、いきなり「ねえ、あなた」と呼びかけられ「と思うのであります」と一文が締まり、挙げ句の果てには「これをあなたはスパゲッティと呼ぶ勇気があるのか。ある、というなら私はもうあなたとは口をききたくない」と仰る。 「で・ある」調と「です・ます」調の混在は、欧米の真似にすら至らぬ当時の日本の混沌を刺激的に笑い飛ばす。 さあ、本物を愛そうじゃないか。そのためには本物を知ろう。そういって痛快に背中を叩いてくれる。ああおなかが空くわ。ファッションへの視線も抜群。

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2023/04/21

「女性経験を自慢するような男は、自分の自信のなさを女性経験の数でゴマかしているだけなのだと、フロムという人が言っている」←こんな感じの文章?をよく覚えている めくらのあんま師、二日酔いの虫、「アラビアのロレンス」でロバに踏まれて死にそうになった話、黄身ストローちゅーちゅー(家族ゲ...

「女性経験を自慢するような男は、自分の自信のなさを女性経験の数でゴマかしているだけなのだと、フロムという人が言っている」←こんな感じの文章?をよく覚えている めくらのあんま師、二日酔いの虫、「アラビアのロレンス」でロバに踏まれて死にそうになった話、黄身ストローちゅーちゅー(家族ゲームにも出てきた)など 伊丹十三、コーヒーはちゃんと淹れて飲むとうんぬんとか言っておきながらインスタントコーヒーを嗜むような人なのでとても好きだ 挿絵、文章の面白さ何をとっても、著者が様々なことを面白がり興味を持てる人なのだと伝わる。

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2023/01/11

図書館にて。 伊丹さんの映画は好きだが、このエッセイはとっつきにくかった。 でも、彼が本物を愛すること、一流であろうとする美学のようなものが感じられた。 芯のある人の考えていることは面白い。 瀧波ユカリさんが伊丹さんはフェミニストだったとTwitterに書いていたが、この本のくだ...

図書館にて。 伊丹さんの映画は好きだが、このエッセイはとっつきにくかった。 でも、彼が本物を愛すること、一流であろうとする美学のようなものが感じられた。 芯のある人の考えていることは面白い。 瀧波ユカリさんが伊丹さんはフェミニストだったとTwitterに書いていたが、この本のくだりではなかったのでそちらもぜひ読んでみたいと思う。

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2022/10/25

どの雑誌か忘れたけど、半年くらい前に本の特集を組んでいて、どなたかがお薦めされていたので手にとった。 読んでいるとお腹が空いてくる。 アボカドのことを鰐梨と呼んでいたなんて!本当に鰐のようだなあ。 こういう発見があるので、昔のエッセイを読むのはおもしろい。 昭和に書かれたエッ...

どの雑誌か忘れたけど、半年くらい前に本の特集を組んでいて、どなたかがお薦めされていたので手にとった。 読んでいるとお腹が空いてくる。 アボカドのことを鰐梨と呼んでいたなんて!本当に鰐のようだなあ。 こういう発見があるので、昔のエッセイを読むのはおもしろい。 昭和に書かれたエッセイが好きだ。 その時代の人々の暮らしを垣間見ることができて、日本はこんな風だったんだなと思える。 はじめて昭和時代のエッセイを読んだのは、向田邦子の「父の詫び状」だった。 その時代に流れる日本の空気、頑固で不器用で、でも憎めない父親、その父親を裏で支える祖母や母親の温かさとたくましさ。そしてどのエッセイも、温かい気持ちになる一方で、どこか切ない気持ちになった。 たしか父の詫び状は、中学受験の勉強をしていた頃、国語の例題だか過去問だかで取り上げられていて、それが出会いだったように思う。 そうしたら母が文庫版を持っているというので、貸してもらったんじゃなかったかな。 そう考えると中学入試の国語の例題というのは、子供たちに新しい世界を開いてくれる、ひとつのきっかけでもあったんだなあ。 父の詫び状、また読み返そう。 (父の詫び状の感想になってしまった。)

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