薔薇盗人 の商品レビュー
ただただ浅田さんの才…
ただただ浅田さんの才能に脱帽です。様々な話がおさめられているのですが、本当に同じ人が書いたの!?と思うほどレパートリーにとんでいます。まるでアンソロジーのようです。一番好きなのは表題作ですね。仕掛けが細かすぎる!!
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「ひなまつり」がひど…
「ひなまつり」がひどく切なく感じました。一人は淋しいですよね。お母さんではなく少女(子ども)の視点で書かれているのですが、これが余計に切なさを増したと思います。表題作の「薔薇盗人」は少年の手紙という形を取りつつも、じっくり読むと周囲の出来事が浮かび上がってくる形式で面白いつくりに...
「ひなまつり」がひどく切なく感じました。一人は淋しいですよね。お母さんではなく少女(子ども)の視点で書かれているのですが、これが余計に切なさを増したと思います。表題作の「薔薇盗人」は少年の手紙という形を取りつつも、じっくり読むと周囲の出来事が浮かび上がってくる形式で面白いつくりになっていました。
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「ひなまつり」で泣き…
「ひなまつり」で泣き、「佳人」で爆笑し、「薔薇盗人」で(((´Д`;))) 1冊で2,3度おいしい1冊。
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とりあえず読んどくべ…
とりあえず読んどくべし、という短編集。「ひなまつり」は心に染みる正統派ストーリー。「薔薇盗人」は航海中の父親に宛てた息子からの手紙という形式で話が展開していくのがおもしろい。そして結末も。。。この2つ以外のものも個性的で良い。
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質の高い6つの短編集…
質の高い6つの短編集。話しの内容は、どれも期待を裏切らないペーソス溢れる内容であることは無論、その話し運びは、作者の文学的力量を改めて感じさせる秀逸の出来。
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上手い短編を書く浅田…
上手い短編を書く浅田次郎氏の上手い短編です。ファンの方はどうぞ
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「奈落」がちょっと意…
「奈落」がちょっと意味不明だったのですが、表題作を含め全部おもしろい。「あじさい心中」は少し大人向け。先行きの見えない中で出会った男女が、なんとなく一緒に死のうみたいなことになるんだけど、特別なキッカケがあるわけではないのですが、二人だけに通ずるところみたいなのがあったんでしょう...
「奈落」がちょっと意味不明だったのですが、表題作を含め全部おもしろい。「あじさい心中」は少し大人向け。先行きの見えない中で出会った男女が、なんとなく一緒に死のうみたいなことになるんだけど、特別なキッカケがあるわけではないのですが、二人だけに通ずるところみたいなのがあったんでしょうね。
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おすすめです
少年が父に宛てた手紙形式の表題作をはじめ、6篇を収録した短編集。美しさと哀しさをたたえた文章の見事さはこの本でも発揮されていますが、ただ泣けるだけに終わらせない、毒や皮肉もお見事です。
abtm
題名に惹かれて手に取りました。 正直、少々わかりにくいものもあったのだけど。 それは私の教養がないのか…。 でも、浅田節炸裂の1冊でした。
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浅田次郎の短篇集。まあこれくらいの短篇集はお手のものとしたもので、全体的な密度は薄め。冒頭の「あじさい心中」は傑作だが、このレベルに到達している作品はほかになく、「ひなまつり」はできそこなった「鉄道員」だし、「死に賃」「佳人」はショートショートレベルのちょっと捻ったラストだけの短...
浅田次郎の短篇集。まあこれくらいの短篇集はお手のものとしたもので、全体的な密度は薄め。冒頭の「あじさい心中」は傑作だが、このレベルに到達している作品はほかになく、「ひなまつり」はできそこなった「鉄道員」だし、「死に賃」「佳人」はショートショートレベルのちょっと捻ったラストだけの短編。「薔薇盗人」も表題作にするほどの出来とは思えないなぁ。
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