アンネの日記 増補新訂版 の商品レビュー
隠れ家生活で怯える恐怖、ペーターとの恋、大人との衝突、、その時の感情が素直に伝わってくる。 平和を願う気持ちが強くなる本。 二度と同じ誤ちが繰り返されませんように。
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今こそ読むべき本です 戦争の最中、とても苦しい状況にも関わらず、日々強くなっていくアンネ。 どんなに苦しい状況でも前向きに生きていく姿にとても勇気をもらえます。 また、アンネは「死んでも生き続ける」「いずれユダヤ人が一目置かれる存在になる」と日記に記していますが、それが本当...
今こそ読むべき本です 戦争の最中、とても苦しい状況にも関わらず、日々強くなっていくアンネ。 どんなに苦しい状況でも前向きに生きていく姿にとても勇気をもらえます。 また、アンネは「死んでも生き続ける」「いずれユダヤ人が一目置かれる存在になる」と日記に記していますが、それが本当に現実となっています。 著名なユダヤ人はあらゆる業界にいます。 今の世の中と今から80年以上前にアンネが書いたことを照らし合わせると良いでしょう。 とにかくこの頃に比べれば、今のコロナは全然マシです。 私も毎日日記を書いているので、死ぬまで続けます。
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読んでいていつ捕まるか分からないという状況の中、周りや自分について的確かつ冷静に捉えていてすごいと思った。 所々に恋愛感情などや思春期特有の感情が書かれており、生きている時代や自分とは置かれている環境は全く違うがアンネが同じ人間であるという親近感も湧いた。 日記を通して歴史や時代...
読んでいていつ捕まるか分からないという状況の中、周りや自分について的確かつ冷静に捉えていてすごいと思った。 所々に恋愛感情などや思春期特有の感情が書かれており、生きている時代や自分とは置かれている環境は全く違うがアンネが同じ人間であるという親近感も湧いた。 日記を通して歴史や時代、差別など色々なことを考えさせられた。
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これを読んでいる最中にアウシュビッツのガス室に向かう、ユダヤ人の一家と思われる写真を見ました。その顔には死の恐怖は浮かんでおらず、むしろ気軽ささえ感じさせる表情をしていました。 日記に記されていない真実は私にはわかりませんが、胸が重くなります。 アルジャーノンに花束をと同じく書...
これを読んでいる最中にアウシュビッツのガス室に向かう、ユダヤ人の一家と思われる写真を見ました。その顔には死の恐怖は浮かんでおらず、むしろ気軽ささえ感じさせる表情をしていました。 日記に記されていない真実は私にはわかりませんが、胸が重くなります。 アルジャーノンに花束をと同じく書き手の成長が目に見えるので、そういった点から読んでも興味深い一冊でした。
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今のこの世の中だからこそ、読んで良かったと思う本でした。なんて自分は恵まれているのか、ということに気づかされます。毎日暖かい布団で眠ることができる、ご飯が食べられる、当たり前ではないのに、当たり前のことのように思って、もっともっとと欲しがってしまう。「自分と違う」それだけの理由で...
今のこの世の中だからこそ、読んで良かったと思う本でした。なんて自分は恵まれているのか、ということに気づかされます。毎日暖かい布団で眠ることができる、ご飯が食べられる、当たり前ではないのに、当たり前のことのように思って、もっともっとと欲しがってしまう。「自分と違う」それだけの理由で、人を差別してしまう部分は私にもある。でも、それによって、大きな悲劇が生まれてしまった。この本は、自分の考え方を見直すきっかけになります。自分の置かれた状況を悲観せず前を向いて生きたアンネの言葉は、この先迷ったときに正しい方向へ導いてくれるヒントになりそうな気がします。
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置かれた状況の異常さを除けば、14歳の少女の日記なのである。彼女と彼女を取り巻く人物 (父親、母親、それから特にペーター) との関係の変化というのはなかなか興味深く、それを客観的に分析して書き記す (それも面白ろおかしく) 14歳というのはなかなかのもので、彼女が生きていたらどん...
置かれた状況の異常さを除けば、14歳の少女の日記なのである。彼女と彼女を取り巻く人物 (父親、母親、それから特にペーター) との関係の変化というのはなかなか興味深く、それを客観的に分析して書き記す (それも面白ろおかしく) 14歳というのはなかなかのもので、彼女が生きていたらどんな人物になっていただろうかと思うと残念でならない。
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予想通り日記のため物語のような起伏にとんだ話はない そのため読むのにとても時間がかかってしまった 自分の気持ちをここまで正直に書けるとはと驚いた 誰も読むわけでもないのに読まれた時のことを気にして ストレートに書けない部分が自分にはあるが それも見越して書けれてしまうのはジャーナ...
予想通り日記のため物語のような起伏にとんだ話はない そのため読むのにとても時間がかかってしまった 自分の気持ちをここまで正直に書けるとはと驚いた 誰も読むわけでもないのに読まれた時のことを気にして ストレートに書けない部分が自分にはあるが それも見越して書けれてしまうのはジャーナリストの才能か? 状況の変化、感情の変化そして突如終わる落胆 最後の行間を読んでしまう 隠れ家が見学出来るようだ 一度行ってみたい
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【要約】 悠々自適に暮らしていたフランク一家は、日に日に増幅するユダヤ人への取締りから逃れるため、隠れ家へ移動。そこでの生活は、アンネがこれまでしていた生活と180度異なり、周りとの軋轢を生みながらもそれらをどうにか自分の中で整理して、心身ともに成長していく様子がアンネの書いた日...
【要約】 悠々自適に暮らしていたフランク一家は、日に日に増幅するユダヤ人への取締りから逃れるため、隠れ家へ移動。そこでの生活は、アンネがこれまでしていた生活と180度異なり、周りとの軋轢を生みながらもそれらをどうにか自分の中で整理して、心身ともに成長していく様子がアンネの書いた日記から読み取れる。 【感想】 思ったよりも暗い話ではない。これは、読む前に抱いていた想像とかなり乖離している。これには、13〜115歳の少女から観た世界であると言うことがあげられる。映画『Life is Beautiful 』でもそうであるが、子供の見る世界というのは「明るい」なと改めて思い知らされた。大人になると後からくる不幸を分割払いをするように事前に支払うようなスタイルだが、子供(アンネ)にはそんなことはなく、日々の出来事をめいいっぱい噛み締めている。そこには、母やファンダーンおばさん達への不平こそあれど、戦時中そして潜伏中であることを忘れさせる。 冒頭から感じたことであるが、一般的なユダヤ人家族ではなく、割と裕福であるということ。 歴史に名前を残すには、やはり裕福さは有利であると考えさせられる。それにしても、アンネもそうであるが、アンネの父も素晴らしい人である。2年間8名を養うだけの財力と隠れ家の発想力、そしてデュッセルさんを迎え入れるような寛大さを持ち合わせている。 話半ばまで読み進めると、結末はある程度分かっているにもかかわらず、今にも戦争が終わり、アンネは元の生活に戻れるのではないかという期待感を持ってしまう。そのぐらい、隠れ家での生活はアンネからみると暗くない。 それから、アンネの文才にはただただ頭が下がる。 13〜15歳の頃の自分の文章なんて読めたもんじゃなかったはずだ、そもそも2ページ文の文章を書けたかも分からない。彼女の文は、青春の味を大いに活かし、かつ崩れることなく一つのエッセーとして見ていられるぐらいの豊かさを持っている。それは、非常に意外な点であった。 【引用】 p22 考えてみると、わたしのような女の子が日記をつけるなんて、妙な思いつきです。これまでつけたことがないからというだけじゃなく、わたし自身にしても、ほかのだれにしても、13歳の女子中学生なんかが心のうちをぶちまけたものに、それほど興味をもつとは思えませんから。 p432 ばかにならないように、将来ジャーナリストとしてちゃんとやってゆけるように。 p433 私の望みは、死んでからもなお生き続けること。 p453 ことによると、世界じゅうの人びと、世界じゅうの民族が、わたしたちの信仰から良きものを学びとることさえあるかもしれません。そしてそのために、ただそのためにこそ、いまわたしたちは苦しまなくてはならない、そうも考えられます。 p456 果たして将来、こういうわたしのたわごとに興味を持ってくれるひとが、ひとりでも出てくるのかしら、
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「わたしは、どんな不幸のなかにも、つねに美しいものが残っているということを発見しました。 それを探す気になりさえすれば、それだけ多くの美しいもの、多くの幸福が見つかり、ひとは心の調和をとりもどすでしょう。 そして幸福なひとはだれでも、ほかのひとまで幸福にしてくれます。それだけの勇...
「わたしは、どんな不幸のなかにも、つねに美しいものが残っているということを発見しました。 それを探す気になりさえすれば、それだけ多くの美しいもの、多くの幸福が見つかり、ひとは心の調和をとりもどすでしょう。 そして幸福なひとはだれでも、ほかのひとまで幸福にしてくれます。それだけの勇気と信念とを持つひとは、けっして不幸に押しつぶされたりはしないのです。」 ここまでの悲劇の中を生きながら、それでも人生の希望と喜びを忘れずにいる少女。 この言葉は「弱者でいたくない」という決意の表れだと思う。 このコロナ禍で「もっと辛い立場の人もいるだからそれよりはマシだ」と考えることの危うさを思った。 だってそうしたら、自分がその立場になったときにどうすればいいのか? 「あの立場の者には幸せなんてあるはずもない」と考えるのはこちらの傲慢でもあるな、と思った。 どんな人にも、それぞれの苦しみがあり、喜びがある。 たびたび描かれるアンネの内面との葛藤のように、口に出していることが全てなわけでも決してない。 切り取られた言葉や見方、先入観に惑わされることなく、自分の頭で考えること。 それには信念と勇気が必要なこと。 不幸に押しつぶされないために大切なことを教えてもらった。 80年前にたった15歳で亡くなり、しかしまだなお私の、大勢の心に永遠に生きる少女。 ユダヤ人であることを誇りに思い、信仰を捨てなかった彼女の魂が、どうか自由で美しい場所にありますように。
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14、5歳の少女がこれを残しているのか。彼女はとても自己分析ができていて内省力も高い。日記にありがちな少し芝居がかったような語り口も見られるけれど、残すことを意識して書いていることがよく分かる。感嘆と尊敬しかない。 彼女は、苦しい生活の中での絶対的な心の癒しは自然だといっている。...
14、5歳の少女がこれを残しているのか。彼女はとても自己分析ができていて内省力も高い。日記にありがちな少し芝居がかったような語り口も見られるけれど、残すことを意識して書いていることがよく分かる。感嘆と尊敬しかない。 彼女は、苦しい生活の中での絶対的な心の癒しは自然だといっている。それは今のコロナ禍で私たちが感じていることともかなりちかいのではないだろうか。勇気をもらった。
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