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アンネの日記 増補新訂版 の商品レビュー

4.1

193件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2010/09/12

よく世界史の資料集でみる“アンネの日記”は、この世の地獄のような写真と一緒に載っていた。だから身近で繰り広げられる殺戮の様子なんぞを記したものだと勝手に思ってた。そんなイメージが定着していたので、この本を借りるのも読むのも勇気が必要だった。しかし実際はアンネ自身に宛てた手紙という...

よく世界史の資料集でみる“アンネの日記”は、この世の地獄のような写真と一緒に載っていた。だから身近で繰り広げられる殺戮の様子なんぞを記したものだと勝手に思ってた。そんなイメージが定着していたので、この本を借りるのも読むのも勇気が必要だった。しかし実際はアンネ自身に宛てた手紙という形式で書かれたものであり、些細なことが書かれているごく普通の日記だった。 13歳から15歳までのアンネの成長ぶりには驚いた。初め「感情が極端でわがまま。好きになれないなぁ〜」と思ってたけど、途中からだんだん好きになれた。アンネはまるで赤毛のアンのように思えた。初めはどーしょーも無いやつだと思うけど、最後は突拍子の無さから芯のある賢さを生じる。よい意味で、とらわれない強い個性が芽吹くという感じ。 アンネが生き続けられたら、どんな生涯を送っていたのだろう? きっといろんな世界を知って、一区切りついた頃には教師になっていたんじゃないかと思う。日記の中で、「…教師に全く興味が無い…」みたいな内容があっとけど、アンネは教師に向いていたと思う。っていうか教師になって欲しかった。 戦後の混迷した時代だったからこそ、アンネのような自己を真剣に考え、広い視野をおのずと欲する人間。そんなアンネに新しい世代を教育して欲しかったなぁ “隠れ家”の住人は自分の意見をしっかり持っていた。それどころか、その意見を他の意見と交わらせることによって議論することが当たり前のようだった。日本人(私)にとっては、なんでみんなまとまらなきゃいけないときに、わざわざ個と個をぶつけ合うんだろう??と思ったが、外国人(?)にとっては、それが当たり前であり、礼儀でもあるようで、、、 ここで日本人(私)は、なんて意見を持つことを考えない人間なんだろう(苦)って思ってしまった。。。

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2009/10/04

「わたしの望みは、死んでからもなお生きつづけること!」 アンネの苦しい隠れ家生活、強い想いそして将来の夢、身近な人々、普通の女の子としての可愛らしい一面などを、圧倒的な執筆力で綴った日記。ちゃんと最初から最後まで読んだのは初めてだったのですが、いかにアンネがしっかりとした信念...

「わたしの望みは、死んでからもなお生きつづけること!」 アンネの苦しい隠れ家生活、強い想いそして将来の夢、身近な人々、普通の女の子としての可愛らしい一面などを、圧倒的な執筆力で綴った日記。ちゃんと最初から最後まで読んだのは初めてだったのですが、いかにアンネがしっかりとした信念を持って生きていたかを知って、衝撃でした。そしてその文才と知識の豊富さにもただただ圧倒されました。 自分自身を包み隠さず語るアンネの日記は、突然終わりを告げます。そこに戦争の醜さとホロコーストの悲惨さを感じさせます。

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2009/10/04

若い頃に読んで衝撃を受けてから年を経て再読すると同じように感動できない本ってあるけど、きっとこれもそういう一冊のような気がする。 不可能だけど、アンネと同じ年頃に、同性として読んでおきたかった一冊。

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2009/10/04

小学生の頃読みました。 長くて挫折したのが印象的。 あと恋に語られる部分が意外にも多かった気が。

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2009/10/04

アンネが性的なことに興味を持っていたということで話題になった新版。でも読んでみて、まったく旧版との違和感は感じられなかった。むしろ恋や愛を真剣に考える少女の純粋な気持ちが汲み取れ、一層好感をもったくらい。

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2009/10/07

以前読んだときよりも、アンネの性格の印象がいっそうキツくなっているような気がします。 以前の版は、多分、家族に対する批判の部分とかが抜かれたものだったので、その印象かもしれませんし、または、わたしが年をとったということかもしれません。 あと、思っていたほど、暗い話でもないなぁと...

以前読んだときよりも、アンネの性格の印象がいっそうキツくなっているような気がします。 以前の版は、多分、家族に対する批判の部分とかが抜かれたものだったので、その印象かもしれませんし、または、わたしが年をとったということかもしれません。 あと、思っていたほど、暗い話でもないなぁというのも、今回よんでの感想。 もっと、悲惨な生活を強調した物語(まあ、ノンフィクションですが)だと思っていたのですが、本当になやんでいることは、戦争のこととかとはちょっと違う、なんだかすごい日常的なことだなぁと思います。 人は、どんな環境でも、生きようとするのだなぁ。人が生きるというのは、どんな環境でも、それほど変わるものではないのだなぁ。 そんな感想を持ちました。

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2009/10/04

前半は年相応だったのに、終盤、さすがジャーナリスト・作家志望と思わせる文章になっていた。60年以上も読み継がれる理由がよく分かった。大後寿々花主演で舞台化して欲しい。

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2009/10/04

ユダヤ人迫害の被害を被ったアンネの一生。 分厚く読むのが大変だったが、何か心に残るものがあった。

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2009/10/04

アンネの目を通して知った約2年にもわたる潜伏生活は、想像よりも明るいものだった。それはアンネの強さによるものかもしれないけれど。とても15歳の女の子が書いたものとは思えなかった。戦時の悲惨さは元よりアンネの成長が手にとるようにわかる日記だった。

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2009/10/04

世界的名著 これ05年のクリスマスに 読んでたんだけど、最初の方は 平和ボケしてたのに、そこから 戦争が本格化していく様がありありと 伝わってくる。 読んでて、クリスマスに相手がいなかったことなどどうでもよくなる1冊

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