百鬼夜行 陰 の商品レビュー

京極夏彦(著者)

2011/02/01

京極堂シリーズのサイドストーリー。
そのままでも、短篇として楽しめるのだけれど、本編を読んでからだともっと楽しめるかな。
姑獲鳥しか読んでないので、わかるのは、2、3編しかなかった。
この人は、どの話で出てくるのだろう…と気になる話もあり、これから京極堂シリーズを読み進めようと思う。

2019/01/16

(収録作品)小袖の手/文車妖妃/目目連/鬼一口/煙々羅/倩兮女/火間虫入道/襟立衣/毛倡妓/川赤子
吉川英治文学新人賞候補(2000/21回)

2012/04/14

京極堂シリーズ番外編、というかサイドストーリーというか。しかもその中でも端役に近い人が主役になっていたりして、「え、これ誰だっけ？」てのも少々ありました（苦笑）。でもこれ、全部きっちり繋がってきますね。「ああ、あの人はこんな事態に陥ってあんな犯罪に……」などと、しみじみ思い入ります。
お気に入りは「目目連」「毛倡妓」。この二作が一番ホラー色が強くて怖かったかな。特に「目目連」は、この後の事件への繋がりが明確で、納得。

2009/10/04

塗仏の宴までのサイドストーリー集。
憑物をおとされることなく悲劇の道を行ってしまった人たちの話が多いです。
宴まで読んでない人・脇キャラはどうでもいいという人には向かないと思います。

2009/10/07

昭和の人々の話
・小袖の手
・文車妖妃
・目目連
・鬼一口
・煙々羅
・倩兮女
・火間虫入道
・襟立衣
・毛倡妓
・川赤子

2009/10/04

心に巣食う妖怪共。

これまでの事件の被害者・加害者・関係者たちの過去話など。
煙、隙間、手、笑い、不幸、水。
狂人だと思った話もあったのにどこか共感を覚えてしまいました。夏彦先生は卑怯でする。

2009/10/04

ミステリーと言っていいのか。『京極堂』シリーズのサイドストーリー集。あくまでも他作品を読んだ上で、と。死体と話しているような、少しばかり切ない気持ちになってくる。

2009/10/07

「魔」というものは間違いなく存在して、ふとした拍子に人は感魔されてしまうのだ。
それは、日常ぱっくりと口を開けている闇だったりもする。
その「魔」に憑かれたことがきっかけとなったり
ずっと影を落とすことになったり。

2009/10/04

怪異。「姑獲鳥」から「塗仏」に至る事件の背後に何があった！？揺るぎ無いはずの「日常」が乱れる時、人は心の奥に潜む「闇」と直面する。精神の内から湧き出る「妖怪」という名の怪異。他人の視線を異常に畏れる者。煙に格別の執着心を持つ火消し。笑うことが出来ない峻厳なる女教師。海に強い嫌悪感を抱く私小説作家。私が出合う「恐怖」の形を多様に描き出す10の怪異譚。

2009/10/07

揺るぎ無いはずの「日常」が乱れる時、人の心の奥に潜む「闇」と直面する。精神の内からわき出る「妖怪」という名の怪異。他人の視線を以上に畏れる者。煙に格別の執着心を持つ火消し。笑うことができない峻厳なる女教師。海に強い嫌悪感を抱く私小説家。人が出会う「恐怖」の形を多様に描き出す十の怪異譚。