百鬼夜行 陰 の商品レビュー
1999年発行、講談社のノベルズ版。10編。決してつまらないわけではないのだが、短くて物足りない。この登場人物、どの本に出てきたかが気になる。全く覚えていないから調べたくなる。きりがなくなりそうなので調べないし、この本の内容だけでも面白いからいいのだが。そういう意味でどの本のどの...
1999年発行、講談社のノベルズ版。10編。決してつまらないわけではないのだが、短くて物足りない。この登場人物、どの本に出てきたかが気になる。全く覚えていないから調べたくなる。きりがなくなりそうなので調べないし、この本の内容だけでも面白いからいいのだが。そういう意味でどの本のどの時期の話かがはっきりわかる「川赤子」は安心できた。 収録作:『小袖の手』、『文車妖妃』、『目目連』、『鬼一口』、『煙々羅』、『倩兮女』、『火間虫入道』、『襟立衣』、『毛倡妓』、『川赤子』、
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短編ということで期待せずに読んだのですが、意外におもしろかった。 百鬼夜行シリーズを読んでから読むべし。 でないと登場人物や意味がわからないでしょうね。
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再読。 京極堂シリーズはなんども読み返してるせいか本書に登場する人物をほとんど覚えていた。 好みは「俺を視るなァッ!」でおなじみの平野を描いた 「目目連」。 どの話もうっすら厭な感じ。 おなじみの憑き物落としがない分その感じが読後も付き纏う、それはそれで味わい深かし。 誰かあ...
再読。 京極堂シリーズはなんども読み返してるせいか本書に登場する人物をほとんど覚えていた。 好みは「俺を視るなァッ!」でおなじみの平野を描いた 「目目連」。 どの話もうっすら厭な感じ。 おなじみの憑き物落としがない分その感じが読後も付き纏う、それはそれで味わい深かし。 誰かあの坂を登って古書店に向かっておくれ。
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京極夏彦の京極堂シリーズ長編作品に登場する人物をさらに 掘り下げる短編集。各話妖怪を表題にしており、その妖怪に 見立てた「人のあり方」が描かれている。妖怪小説とあるが 人間小説である。長編の世界をさらに深めるために読むのが 正解なのだろうが、それぞれが妖怪の生まれる瞬間を描いた ...
京極夏彦の京極堂シリーズ長編作品に登場する人物をさらに 掘り下げる短編集。各話妖怪を表題にしており、その妖怪に 見立てた「人のあり方」が描かれている。妖怪小説とあるが 人間小説である。長編の世界をさらに深めるために読むのが 正解なのだろうが、それぞれが妖怪の生まれる瞬間を描いた 小説であるとも言えるだろう。妖怪は人間がいなければ記述 され得ないのだ。全体に渡って抑圧された過去という構造が 多いのが少し気にはなったが、あっという間に楽しんで読む ことができた。
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特定の妖怪絡みっぽい話を戦後すぐの時代を舞台に妖怪ごとに描いた作品集なんだけど、全然面白くなかった。 夢枕獏さんの『陰陽師』みたいな優雅さもないし、なんだかパサパサした話なんだよね。 どれも。 『鉄輪』が生成り(なまなり)…小ぶりな瘤のような角 『葵の上』が中成り(ちゅうなり...
特定の妖怪絡みっぽい話を戦後すぐの時代を舞台に妖怪ごとに描いた作品集なんだけど、全然面白くなかった。 夢枕獏さんの『陰陽師』みたいな優雅さもないし、なんだかパサパサした話なんだよね。 どれも。 『鉄輪』が生成り(なまなり)…小ぶりな瘤のような角 『葵の上』が中成り(ちゅうなり)…角のある般若の面 『道成寺』が本成り(ほんなり)…ヘビの面 この辺のネタは嫌いじゃないんだけど…。 京極さんは肌に合わないかも…。
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百鬼夜行シリーズの姑獲鳥~塗仏の宴の登場人物のサイドストーリー。 だいぶ前に購入していたのですが、本編を塗仏まで読めてなかったので積読になってました。一番内容を覚えているのが姑獲鳥で、順番的に一番新しく読んだはずの塗仏の内容をさっぱり忘れているという不思議…いや、残念脳。 独立し...
百鬼夜行シリーズの姑獲鳥~塗仏の宴の登場人物のサイドストーリー。 だいぶ前に購入していたのですが、本編を塗仏まで読めてなかったので積読になってました。一番内容を覚えているのが姑獲鳥で、順番的に一番新しく読んだはずの塗仏の内容をさっぱり忘れているという不思議…いや、残念脳。 独立した短編としても十分楽しめると思いますが、やはりああこの人…と思い出しながら読むのが楽しかった。まさに百鬼夜行シリーズに捨てるとこなし。人物相関図を載せた公式ガイドブックがほしいところ。 「川赤子」がなんだか切なかった。関君はもっと雪絵さんを大切にしてあげて…。でも雪絵さんはそんな関君のことが好きだから連れ添ってるんだろうな。京極夫妻の話も読みたい。
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京極堂シリーズのスピンオフですが純粋に幻想ホラーとして楽しめると思います。全体的に内面描写とモノローグが多くて暗くて重い。 オススメは「鬼一口」「倩兮女」「目目連」「煙々羅」「襟立衣」ですかね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今まで出てきた登場人物が語り部の短編集。こういう外伝的なものがすごく好きなので楽しく読めた。 ただ、興味ない人のことをきれいさっぱり忘れてしまっていたので、この人どこで出てきたっけ?ということが多々あった。 『けらけらおんな』が記憶に残った。 『川赤子』は、関口も雪絵さんも不憫というか、関口は雪絵さんを大切にするべき。
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京極堂シリーズの今までの登場人物(主に脇役)を主人公とした10の短編。 人の闇の数だけ妖怪は居る。 その闇を精神病と解析したのが現代。 その闇を妖怪の所業としたのが昔。 その人の闇が晴れるならば、 フロイトだろうが、安倍晴明だろうが、 どちらでも良い。
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宴の始末までの関係者の過去や背景を語った短編集。しかし、最初の頃の話の登場人物とかをすっかり忘れていて、検索しましたよ…。ダレ、これ?みたいな。しかし、それをヌキにしても雰囲気は損なわれないので問題なしです。
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