百鬼夜行 陰 の商品レビュー
京極堂シリーズのサイドストーリー的作品。 京極堂シリーズを知らずに読んでも、怪異小説として楽しめる。 京極堂シリーズを読んでいれば、また違う楽しみがある。 京極堂シリーズとは別物であり、期待して読むと違うと思う。
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これまでの京極堂シリーズのサイドストーリー的な短編集。 本編では語られることのなかった人々の裏話で、今までよりもずっと読みやすかったです(笑) 読んでく内に、次は誰の話だろうと楽しみになったあたり、やっぱり京極夏彦さんはすごいなと思いました。 誰しもがもつ闇の部分を垣間見まし...
これまでの京極堂シリーズのサイドストーリー的な短編集。 本編では語られることのなかった人々の裏話で、今までよりもずっと読みやすかったです(笑) 読んでく内に、次は誰の話だろうと楽しみになったあたり、やっぱり京極夏彦さんはすごいなと思いました。 誰しもがもつ闇の部分を垣間見ました。
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登場人物を忘れてしまい、検索しながら読みました(笑) 京極堂さんが出てこなかったので今までにないぐらいページが進む(笑)
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※このレビューにはネタバレを含みます
京極堂店主、中禅寺が活躍するシリーズのサイドストーリー集。 サイドストーリーとはいっても本編同様こってりぎっしりと 微に入り細にわたる著述には「心して読まねば」という気合も入る。本編はずいぶん前に読んだのでだれがどの作品で登場したか あまり覚えてなかったけど問題なく読めた。 髪の毛を洗っている時にふと滑り込んで来る恐怖。 この感覚が全編にわたってあふれている。私は霊感などないので 髪の毛を洗っている時の背後の違和感が一番共感できる感情だった。面白い。 本編と合わさって、人物相関図やらキャラクター構成などの 設計書(?)はすごいことになっているんだろうなぁと推察した。
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京極堂シリーズによる、短編サイドストーリーです。 忌々しい事件に触れてしまった人達の目線で語られていく訳ですが… 非常に何て言うか…文章がとても上手いので その人物の目線に自分もなってしまうと言うか… その人物の脳に住み着き、見ていたかの様な錯覚に陥ってしまうのです。...
京極堂シリーズによる、短編サイドストーリーです。 忌々しい事件に触れてしまった人達の目線で語られていく訳ですが… 非常に何て言うか…文章がとても上手いので その人物の目線に自分もなってしまうと言うか… その人物の脳に住み着き、見ていたかの様な錯覚に陥ってしまうのです。 「あぁ、そういえばあの時はああだったな」みたいな感じで。 やはり本編を読まないと、この感覚は解らないかと。 シリーズのキャラが好きなんです!って人は別に読まなくていいかと。 そういう面で宙ぶらりんな本だと思いますけど、 他人の禁忌を覗いてしまった様な、ドロッとした感じ好きです。
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人が出合う「恐怖」の形を多様に描き出す10の怪異譚…と解説には書かれている。3行目位から一気に京極ワールドにもっていかれ、ああ自分って単純だよなと思うと同時に、最近いかに練られていない文章を読んでいたのかを思い知るらされる。10本目は、敦子、関口、鳥坂…といつものメンバーが登場し...
人が出合う「恐怖」の形を多様に描き出す10の怪異譚…と解説には書かれている。3行目位から一気に京極ワールドにもっていかれ、ああ自分って単純だよなと思うと同時に、最近いかに練られていない文章を読んでいたのかを思い知るらされる。10本目は、敦子、関口、鳥坂…といつものメンバーが登場し、まるで初対面の人ばかりの中で急に顔見知りに会えたかのような安堵感を覚える。
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京極堂シリーズは憑き物落としの話。 そしてこの「陰」は、「姑獲鳥の夏」から「塗仏の宴」までの 憑かれる過程が書かれたサイドストーリー集。 じわ~っと気持ちが悪いです。 無性に本編を再読したくなるのですが、 私にはその勇気が無い。どれも厚すぎる~~;
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「塗仏の宴」までのサイドストーリー。 京極堂シリーズはまだ読破していないので、読み終わった後再読してみよ。
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どのお話も後味が悪い 本編で登場する人々の背景や心情を掘り下げているお話 本編をよりいっそう楽しめると思う 逆に、本編を読んでいないとあまりわかりません 「小袖の手」「倩兮女」「川赤子」がお気に入り
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※このレビューにはネタバレを含みます
妖怪小説の名の通り 妖怪が出てくる小説だが、 「この世に不思議なことなどないのだよ」 「妖怪は不思議を埋める舞台装置」 (どちらもうろ覚え) なんて京極堂の声がリフレインして 額面通りには受け取ることが出来なかった。 そんな私はどうも京極堂の術中にいるようだ。 そんな中でも 十分に妖しい雰囲気に入り込んでしまう作品 「塗り仏」までは必読な一冊
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