レキシントンの幽霊 の商品レビュー
ぼちぼちですね。 全体的に暗い印象で入り込む前に読み終えてしまいました。 「沈黙」「氷男」「トニー滝谷」「七番目の男」など読みやすい作品もありましたが、なんだか暗い余韻でした。
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短編集。「めくらやなぎと眠る女」が読みたくて本を探していたら、お目当のタイトルが入っていたから買ったものの、この本に入っていたのは「めくらやなぎと、眠る女」。短く改訂した後にわりかし別物になっちゃった的な注釈があって困惑するのでご注意を。恐怖と向き合うこと、が全体的なテーマのよう...
短編集。「めくらやなぎと眠る女」が読みたくて本を探していたら、お目当のタイトルが入っていたから買ったものの、この本に入っていたのは「めくらやなぎと、眠る女」。短く改訂した後にわりかし別物になっちゃった的な注釈があって困惑するのでご注意を。恐怖と向き合うこと、が全体的なテーマのような。浮世離れした登場人物と独特な比喩表現が相変わらず素敵で引き込まれました。 最近、ハルキストが集うことで有名なカフェ「6次元」のオーナーのトークショーを聞く機会があったんだけど、今年はかなりノーベル賞への期待が高いみたい。早く騎士団長読み終えないと。
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『レキシントンの幽霊』 著者が実際に体験したという設定で語られるストーリー。淡々と進みますが、示唆のようなものがあまりない気がしたので、後味が薄く感じました。 『緑色の獣』 冗談半分で書かれたもののように思いました。獣がかわいそうです。 『沈黙』 教育的です。道徳の教材のよう...
『レキシントンの幽霊』 著者が実際に体験したという設定で語られるストーリー。淡々と進みますが、示唆のようなものがあまりない気がしたので、後味が薄く感じました。 『緑色の獣』 冗談半分で書かれたもののように思いました。獣がかわいそうです。 『沈黙』 教育的です。道徳の教材のようでもあります。ひとりの男性の精神的な成長を、独白の形式で描いています。 『氷男』 寂しい。だれも死なないけど、ほとんど救いのない話。 『トニー滝谷』 ひとりの男が、だれかを愛することを知り、順々にひとりに戻っていく話。悲しい。 『七番目の男』 友人の死を乗り越える話。この感じはよくわかる気がする。 『めくらやなぎと、眠る女』 イントロダクションに『蛍』と対になり、『ノルウェイの森』へのつながっていく系統とありました。なるほどそういうことなら、もういちど読んでみたくなりました。ノルウェイの森。
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短編はスラスラ読めるし、作者の良さもすごく出るから、また読みたい。 『緑色の獣』と、『めくらやなぎと、眠る女』が好き。
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二度目。ずっと実話だと思っていた(そういう技を知らなかった)自分がお茶目(笑)。 氷男と緑色の獣が好き。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
旅行の移動中やホテルで読みました。 そういう目的の本としては、とても良いと思いました。 それぞれの短編の最初に読者の興味をそそる設定があって、お話自体はそれほど長くなく終わります。 しりきれとんぼというか、”それで終わりかい!”とつっこみたくなるようなところもありますが、それはそれで余韻を楽しむというか余白をうめるというか、そういうのも読者にとっては楽しいかもしれません。 読後感としては恐怖や寂寥感を感じるものが多く、明るい内容のものはありませんが、心に少しざわざわしたものが残るのは、読んで悪くない感じがしました。
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読み応えがあり、引き込まれた。 内容が好みではないので評価は低くなったが。 この著者の才能は短編にすら溢れている。
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表題作を読み直したくて購入したが、短編ひとつひとつすべて良かった。 村上さんは喪失感とか、永遠に失われて戻らないものとかそういうものを描くのがうまいなあといつも思う。
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教科書に載ってて、いつかちゃんと読みたいと思ってた。長編と思っていたら、短編の集まった本だった。この中にある作品全部長編で読みたいなー。
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5年前に買って本棚で眠ってました。 短編が読みたくなって本棚から取り出して少しずつ、読みました。「トニー滝谷」と「めくらやなぎと、眠る女」は好きな類です。「七番目の男」もまずまずかな。
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