眼球綺譚 の商品レビュー
期待値が低かったということもあるんやろうけど、意外におもしろかった。ポイントは「意外に」というところで、べつに人に薦めるほどではない。でもまあ、おもしろかったと言っていいレベルではある。なんて偉そうな表現…笑。 短篇集、七本収録。ジャンルはホラーになるらしい。どっちかってい...
期待値が低かったということもあるんやろうけど、意外におもしろかった。ポイントは「意外に」というところで、べつに人に薦めるほどではない。でもまあ、おもしろかったと言っていいレベルではある。なんて偉そうな表現…笑。 短篇集、七本収録。ジャンルはホラーになるらしい。どっちかっていうと幻想小説的な雰囲気が強いと思うけど。というか、幻想小説的な雰囲気の書き方に目が行ってしまって、ホラー的な「怖さ」をスルーしてしまう。だから単なる怪談としてまとめただけの『鉄橋』なんかはつまらない。おもしろいのは順番に「再生」「眼球綺譚」「特別料理」くらいかな。 これは解説がなかなか良かった(最近はミステリから遠ざかっているからそう思うのかもしれないけど)。もちろん作品の解説をしなよとか、いたずらに他人を引いてくるなよとか、言いたいことはあるんだけど、全体的に納得してしまった。 綾辻の方向性はミステリ作家と幻想小説家のあいだで揺れている(現在まででそれがもっともよくミックスされたのが『暗黒館の殺人』だと思うけど)。この後者の空気の作り方を短くまとめてみせるとこうなる、というのが眼球綺譚という作品で、そういう意味では特に「再生」なんかはおもしろく書けたんじゃないかな、と思う。 もともと怖いものが苦手なので「怖いだけ」のホラーは得意じゃなく、最後にちゃんとしたオチがあって(べつに論理的にしてほしい、という意味ではなくてね)、幻想的な雰囲気が混ざっているこれくらいのものの方が、あたしには楽しく読めるなぁ。
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ある日、大学の後輩とおぼしき男から郵便が届いた。「読んでください。夜中に、一人で」という手紙とともに、その中にはある地方都市での奇怪な事件を題材にした小説の原稿が…。表題作「眼球綺譚」他、誕生日の夜の“悪夢”を描いた「バースデー・プレゼント」、究極の“食”に挑んだ逸品「特別料理」...
ある日、大学の後輩とおぼしき男から郵便が届いた。「読んでください。夜中に、一人で」という手紙とともに、その中にはある地方都市での奇怪な事件を題材にした小説の原稿が…。表題作「眼球綺譚」他、誕生日の夜の“悪夢”を描いた「バースデー・プレゼント」、究極の“食”に挑んだ逸品「特別料理」など、妖しくも美しい7つのホラーストーリーを収録。著者の新境地を拓いた初の短篇集。
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ホラー短編集。全7話。 ホラー書かせてもミステリー書かせても、はたまた、ホラー&ミステリーを書かせても、どれもすばらしい。妙味ぎっしり。いいですね。
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綾辻行人の名前につられて購入したのですが… ちとばかし読み進めると鳥肌が立つ内容でした^^; 「殺人鬼」のような作品もあり、この手の作品もあり。 でもなぁ…自分を食WKD@BB(以下自主規制)
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ユイにまつわる短編集。なかなかに不気味で好き。クリスマスの話があるのでクリスマス近くなると読みたくなる。好きなのは「再生」 ただ、前編を統してエグイ且つグロイ系のホラーなので嫌いな人には辛いかも、というかそんな人は装丁を見た時点で読まないよね。
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ホラーと知らずに読み始めて怖くて怖くて途中うげってなってでも読み終えると結構面白かったなーっていう短編集ですが、食事中の人とか某ご家庭に出る昆虫がお嫌いな方にはオススメで気ないなと思ったり思わなかったり。
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大きく不快感を与えるような、綾辻行人のブラックさを前面に押し出したような短編作品集。基本的にえぐいストーリーは好まない私ですが、えぐい中にも表現力と文章の美しさがあるこの作品には魅了されてしまいました。『えぐい話はちょっと・・』という方でも一度軽く読んでみることをオススメします。...
大きく不快感を与えるような、綾辻行人のブラックさを前面に押し出したような短編作品集。基本的にえぐいストーリーは好まない私ですが、えぐい中にも表現力と文章の美しさがあるこの作品には魅了されてしまいました。『えぐい話はちょっと・・』という方でも一度軽く読んでみることをオススメします。自分の新しい一面が発見できるかも?笑
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『怖い』と『気味が悪い』が見事に同居した作品。極端にグロテスクという訳でもないのにとことん気味悪さが付きまとうような、そんな作品。恐怖とは別の意味でゾッとしたりもする。
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こちらも姉飼と同様に異世界を味わえる作品です。読んでてゾクゾクする感じがたまらんです。ちょっぴりグロイ部分もありますが、鮮血が飛び散ったりするわけではないんで、ホラーみたいなグロさではないです。
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